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かけら

硝子の小鳥は嘆かない。飛ぼうと羽を動かした瞬間に粉々に壊れてしまうわ。それでもいいの。私は大好きよ。君は硝子の小鳥を手にそう言って笑う。この手の上にずっといて、私から離れるなら落ちて壊れてしまえばいいんだわ。そう言って僕のほうをじっと見る。声は出さずに、口が動いて、あなたも、と。
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