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かけら

この椅子が私の椅子だから。あちこちが欠けて、足はぐらつき、布は破れて中身の綿が出てさらに木が見えて、ボロボロで、みっともない有様だった。彼女はその椅子に手をかける。「だけど、これに私は座らなくちゃいけないのよ、これしかないもの」
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