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恋にはライバルがつきものだ。
私にも恋敵がいる。しかもなかなか手強いやつが。
まさに今だって可愛い彼女にちょっかい出されててもやもやしてる。
「なに、どうしたの」
私そっちのけで性懲りも無くべたべたして。私の彼女なのに。
彼女も彼女だ。私という彼氏が居るのに、会える時間だって限られてるのに。少し離れたとこで恨めしさを募らせていたんだけど、当の本人たちは気付く気配もない
「可愛いね、大好きだよー」
はい、もう怒りましたよ私は。彼女の膝を占領してる恋敵を押し退けて膝に頭を乗せる。頭撫でられて嬉しそうにしてるんじゃないわよ
「れっ、れいこちゃん」
「怒ってるよ、私は」
「え?」
私を見下ろしてきょとんとしてる。
押し退けられた方も、何なのって顔をしてこちらを見てる。
彼女の愛猫"ばろん"
ちっちゃい体で誘惑してすぐ私の手から奪い去っていく恋敵。
「ばろんもれいこちゃんと仲良くしたいよねー」
顎を撫でながら話しかけてる。
ほら、またそうやって。私以外見ないで。
「れいこちゃん、わんちゃん派だもんね」
「そういう問題じゃない」
恋敵は私の腕に頭をコツンとつけてすりすりしてきた。でもそんなんじゃ許さないもんね。
「私も頭撫でて」
「おっきい猫さんだね」
ふふっと笑って優しく頭を撫でられて心が満たされる。
手の温かさに微睡んできた頃に私の腕の中にやってきて当たり前のようにコロンと寝転んだ恋敵。仕方ない、暫し休戦としようじゃないか。
でも起きたら彼女は私でいっぱいにするの、心も体も。
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私にも恋敵がいる。しかもなかなか手強いやつが。
まさに今だって可愛い彼女にちょっかい出されててもやもやしてる。
「なに、どうしたの」
私そっちのけで性懲りも無くべたべたして。私の彼女なのに。
彼女も彼女だ。私という彼氏が居るのに、会える時間だって限られてるのに。少し離れたとこで恨めしさを募らせていたんだけど、当の本人たちは気付く気配もない
「可愛いね、大好きだよー」
はい、もう怒りましたよ私は。彼女の膝を占領してる恋敵を押し退けて膝に頭を乗せる。頭撫でられて嬉しそうにしてるんじゃないわよ
「れっ、れいこちゃん」
「怒ってるよ、私は」
「え?」
私を見下ろしてきょとんとしてる。
押し退けられた方も、何なのって顔をしてこちらを見てる。
彼女の愛猫"ばろん"
ちっちゃい体で誘惑してすぐ私の手から奪い去っていく恋敵。
「ばろんもれいこちゃんと仲良くしたいよねー」
顎を撫でながら話しかけてる。
ほら、またそうやって。私以外見ないで。
「れいこちゃん、わんちゃん派だもんね」
「そういう問題じゃない」
恋敵は私の腕に頭をコツンとつけてすりすりしてきた。でもそんなんじゃ許さないもんね。
「私も頭撫でて」
「おっきい猫さんだね」
ふふっと笑って優しく頭を撫でられて心が満たされる。
手の温かさに微睡んできた頃に私の腕の中にやってきて当たり前のようにコロンと寝転んだ恋敵。仕方ない、暫し休戦としようじゃないか。
でも起きたら彼女は私でいっぱいにするの、心も体も。
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