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「おはようございます。月組の風間柚乃でございます。月組、絶賛全国ツアー公演中なんですが皆んなで同じ所に寝泊まりする機会なんて中々ないので今日はみなさんの寝顔をちょっと覗きに行こうと思います。」
じゃじゃーんとどの部屋でも開く魔法の鍵をカメラに見せる。
今日はスカイステージの特別特集で寝起きドッキリを敢行しようとしている。
今日は休演日なのでみんなのんびり寝てるはず!
といってもまだまだ朝の5時ですが。
私の方が眠いんだけど。
「そして!今日は心強い助っ人がいらっしゃってます」
「佳城葵です。よろしくお願いします。眠い」
「みんなに清々しい朝を迎えさせてあげましょう」
眠そうに瞼を擦る仕草をする佳城さん。
今日はこの2人で下級生から上級生まで部屋を巡らせてもらおうとしている。
「まずはここです」
「ここはどなたのお部屋でしょうか」
「貴美さんのお部屋です」
「貴美さんの寝顔を拝めるなんてありがたいです、本当」
月組随一の美女。
れいこさんに勝るとも劣らない美貌の持ち主
お芝居も歌も踊りも素晴らしいのに決して気取らないお姿にみんなときめいている。
そして私のひそかな片思いのお相手。
私なんかが相手にされるとも思ってはないけど想うくらいは許されると思う。
「ありがたやー」
2人で部屋の前で合掌して
カードキーを当ててそっとドアノブに手をかけ扉を開ける。
女の子って感じの優しいいい香りがする。
音を立てないようにベッドへと近づく。
うっすらとついた電気は綺麗な貴美さんの寝顔を柔らかく照らしている。
横向きでこちら側に顔を向けて寝てらっしゃるのでよく見える。
「可愛い」
「やばい。とてつもなく可愛いですね」
好きな人の寝顔を盗み見るなんて、なんか悪い事してる気分。
思わず見惚れてしまって本来の目的を忘れそうになった。
「おはよーございまーす」
「ん、んう」
小声で囁くように挨拶すれば
眠そうに目を擦りながらもそもそと起きあがろとする姿さえも可愛い。
「貴美さん、だめ。もうちょっと寝よ」
布団から伸びてきた手が貴美さんを布団へと引きづり戻す。
『えっ』
2人して変な声が出た。
えっ、その声はれいこさん?
布団の中に潜っておられたようで全然気づかなかった。
待って。これは撮ってはいけないやつなのでは。
慌て出した私達を貴美さんの目がゆっくりと捉えた。
「ん、え?あっ。ちょっ、れいこちゃんっ」
「んう?なっ、なにしてんの」
状況把握した貴美さんがれいこさんを叩き起こして、ゆっくり起き上がったれいこさんの目はこれでもかってくらい見開いてて。
でも腕は貴美さんの腰を抱きしめたまま。
しかもお揃いのパジャマまで着てらっしゃる。
完全にアウトなやつだ、これは番組的にも私的にも。
「勝手に人の部屋に入るとはいい度胸だね」
「こっ、これは番組の企画で」
「番組の企画だあ?」
カメラさん達がいるのなんて気にしない感じで今までに見たことないくらい眉間に皺を寄せてお怒りのご様子。
どっ、どうしよう。
でも私たちが悪いわけでは・・・。
「ちゃんと責任取る覚悟あるんだよね」
「はっ、はい」
全身全霊で深々と頭を下げる。
もう終わりです。
誰、こんな計画した人。
こんなこともあるかもしれないって想定して企画してよ。
「ねえ、やっちゃん、ゆのちゃん」
怯える私達に優しく声をかけてくれた貴美さんに顔を上げれば
ドッキリ大成功のプラカードを持ったれいこさんが悪い微笑みをたたえていた。
「えっ、ええっ?どういう事ですか」
「いや、意味わかんないんですけど」
遡る事30分前。
「おはようございます。月組の月城かなとでございます」
「高瀬貴美でございます」
「いやぁ。今日は風間達が寝起きドッキリを計画しているという事で、私達がドッキリ返しをしてやろうと思ってます」
貴美さんの所にやってくる風間達に逆ドッキリ作戦を企てていた。
偶然舞い込んだ話だけど、貴美さんとの関係を匂わせれる私得な企画でもある。前から貴美さんへのみんなの視線が抱いて欲しくない感情を含んでるって思ってたんだよね。
2人に起こされたふりをする貴美さんを布団に引き戻して、あたかも夜を共にしました感を匂わせ、放送は出来ないんじゃないかって慌てさせた挙句、私が怒り出してあわあわしてるところにネタバラシをしようじゃないかという作戦。
まあ、実際付き合っているんだけど。
私の貴美さんの本当の寝顔を晒そうだなんてさせるものか。
「ほぼすっぴんで視聴者の皆様には申し訳ないくらいですが」
「大丈夫です、貴美さんはすっぴんでも美しいので」
「朝から嬉しい事言ってくれるね」
少し照れた貴美さんはすごく可愛くて今すぐ抱きしめたいくらいだけど我慢我慢。
2人して自前のお揃いパジャマも着て準備ばっちり
「今回はね、お揃いのパジャマも用意しましたし」
「引っかかってくれるかな?」
「私達得意でしょそういう楽しいの」
「そうだね。ゆのちゃん、震え上がるかもよ」
「見てみたいですね、そんな姿」
2人して悪い笑みを浮かべながらカメラさん達と準備をする。
本当は今日は休演日なんだから貴美さんと昨日の夜から私の部屋でゆっくりする予定だったのに、この企画を聞いてしぶしぶ別々に眠りについた。そのお礼もしてあげないとだから。
もうそろそろ来そうだというので布団に潜って時を待つ。
予定通り私たちの演技にすっかり騙されて怯えに怯えている風間達。
優しく声をかけた貴美さんの後ろでドッキリ大成功のプラカードを掲げれば2人してへなへなと座り込んだ。
「いや、お二人とも演技うますぎます。もう無理」
「心からやばいと思った。こんな所に素晴らしい演技力使わないでくださいよ!」
「こんな怒るれいこさん見たことなくて一瞬信じられなかったけど見てはいけないものを映してしまったんだと思って終わったと思いました」
本当に泣きそうな顔の風間に思わず笑ってしまった。
面白い朝を迎えれたからいい1日になりそうだ。
じゃあ、貴美さんとは付き合ったりしてないって事ですよね
付き合ってないとは言ってないけど
えっ
じゃあ早く出てってもらえるかな。せっかくの休日なので2人でゆっくり過ごしたいから
おまけ
次にちなつさんの部屋にドッキリに行った2人。
え、ちなつさんもお揃いなんですか?
あ、これ?貴美さんとれいこちゃんお揃いだよ
じゃじゃーんとどの部屋でも開く魔法の鍵をカメラに見せる。
今日はスカイステージの特別特集で寝起きドッキリを敢行しようとしている。
今日は休演日なのでみんなのんびり寝てるはず!
といってもまだまだ朝の5時ですが。
私の方が眠いんだけど。
「そして!今日は心強い助っ人がいらっしゃってます」
「佳城葵です。よろしくお願いします。眠い」
「みんなに清々しい朝を迎えさせてあげましょう」
眠そうに瞼を擦る仕草をする佳城さん。
今日はこの2人で下級生から上級生まで部屋を巡らせてもらおうとしている。
「まずはここです」
「ここはどなたのお部屋でしょうか」
「貴美さんのお部屋です」
「貴美さんの寝顔を拝めるなんてありがたいです、本当」
月組随一の美女。
れいこさんに勝るとも劣らない美貌の持ち主
お芝居も歌も踊りも素晴らしいのに決して気取らないお姿にみんなときめいている。
そして私のひそかな片思いのお相手。
私なんかが相手にされるとも思ってはないけど想うくらいは許されると思う。
「ありがたやー」
2人で部屋の前で合掌して
カードキーを当ててそっとドアノブに手をかけ扉を開ける。
女の子って感じの優しいいい香りがする。
音を立てないようにベッドへと近づく。
うっすらとついた電気は綺麗な貴美さんの寝顔を柔らかく照らしている。
横向きでこちら側に顔を向けて寝てらっしゃるのでよく見える。
「可愛い」
「やばい。とてつもなく可愛いですね」
好きな人の寝顔を盗み見るなんて、なんか悪い事してる気分。
思わず見惚れてしまって本来の目的を忘れそうになった。
「おはよーございまーす」
「ん、んう」
小声で囁くように挨拶すれば
眠そうに目を擦りながらもそもそと起きあがろとする姿さえも可愛い。
「貴美さん、だめ。もうちょっと寝よ」
布団から伸びてきた手が貴美さんを布団へと引きづり戻す。
『えっ』
2人して変な声が出た。
えっ、その声はれいこさん?
布団の中に潜っておられたようで全然気づかなかった。
待って。これは撮ってはいけないやつなのでは。
慌て出した私達を貴美さんの目がゆっくりと捉えた。
「ん、え?あっ。ちょっ、れいこちゃんっ」
「んう?なっ、なにしてんの」
状況把握した貴美さんがれいこさんを叩き起こして、ゆっくり起き上がったれいこさんの目はこれでもかってくらい見開いてて。
でも腕は貴美さんの腰を抱きしめたまま。
しかもお揃いのパジャマまで着てらっしゃる。
完全にアウトなやつだ、これは番組的にも私的にも。
「勝手に人の部屋に入るとはいい度胸だね」
「こっ、これは番組の企画で」
「番組の企画だあ?」
カメラさん達がいるのなんて気にしない感じで今までに見たことないくらい眉間に皺を寄せてお怒りのご様子。
どっ、どうしよう。
でも私たちが悪いわけでは・・・。
「ちゃんと責任取る覚悟あるんだよね」
「はっ、はい」
全身全霊で深々と頭を下げる。
もう終わりです。
誰、こんな計画した人。
こんなこともあるかもしれないって想定して企画してよ。
「ねえ、やっちゃん、ゆのちゃん」
怯える私達に優しく声をかけてくれた貴美さんに顔を上げれば
ドッキリ大成功のプラカードを持ったれいこさんが悪い微笑みをたたえていた。
「えっ、ええっ?どういう事ですか」
「いや、意味わかんないんですけど」
遡る事30分前。
「おはようございます。月組の月城かなとでございます」
「高瀬貴美でございます」
「いやぁ。今日は風間達が寝起きドッキリを計画しているという事で、私達がドッキリ返しをしてやろうと思ってます」
貴美さんの所にやってくる風間達に逆ドッキリ作戦を企てていた。
偶然舞い込んだ話だけど、貴美さんとの関係を匂わせれる私得な企画でもある。前から貴美さんへのみんなの視線が抱いて欲しくない感情を含んでるって思ってたんだよね。
2人に起こされたふりをする貴美さんを布団に引き戻して、あたかも夜を共にしました感を匂わせ、放送は出来ないんじゃないかって慌てさせた挙句、私が怒り出してあわあわしてるところにネタバラシをしようじゃないかという作戦。
まあ、実際付き合っているんだけど。
私の貴美さんの本当の寝顔を晒そうだなんてさせるものか。
「ほぼすっぴんで視聴者の皆様には申し訳ないくらいですが」
「大丈夫です、貴美さんはすっぴんでも美しいので」
「朝から嬉しい事言ってくれるね」
少し照れた貴美さんはすごく可愛くて今すぐ抱きしめたいくらいだけど我慢我慢。
2人して自前のお揃いパジャマも着て準備ばっちり
「今回はね、お揃いのパジャマも用意しましたし」
「引っかかってくれるかな?」
「私達得意でしょそういう楽しいの」
「そうだね。ゆのちゃん、震え上がるかもよ」
「見てみたいですね、そんな姿」
2人して悪い笑みを浮かべながらカメラさん達と準備をする。
本当は今日は休演日なんだから貴美さんと昨日の夜から私の部屋でゆっくりする予定だったのに、この企画を聞いてしぶしぶ別々に眠りについた。そのお礼もしてあげないとだから。
もうそろそろ来そうだというので布団に潜って時を待つ。
予定通り私たちの演技にすっかり騙されて怯えに怯えている風間達。
優しく声をかけた貴美さんの後ろでドッキリ大成功のプラカードを掲げれば2人してへなへなと座り込んだ。
「いや、お二人とも演技うますぎます。もう無理」
「心からやばいと思った。こんな所に素晴らしい演技力使わないでくださいよ!」
「こんな怒るれいこさん見たことなくて一瞬信じられなかったけど見てはいけないものを映してしまったんだと思って終わったと思いました」
本当に泣きそうな顔の風間に思わず笑ってしまった。
面白い朝を迎えれたからいい1日になりそうだ。
じゃあ、貴美さんとは付き合ったりしてないって事ですよね
付き合ってないとは言ってないけど
えっ
じゃあ早く出てってもらえるかな。せっかくの休日なので2人でゆっくり過ごしたいから
おまけ
次にちなつさんの部屋にドッキリに行った2人。
え、ちなつさんもお揃いなんですか?
あ、これ?貴美さんとれいこちゃんお揃いだよ