Nouvelle
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「待って。初めてじゃないんですか?」
「え?うん。初めてではない。え?嫌?」
むしろこの歳で初めてですって言われた方が重いかなって思ったんだけど
れいこちゃん的には初めての方が嬉しかったんだろうか。
「嫌ではないですけど、私より先に素肌を暴いた奴がいると思うと悔しい」
「れいこちゃんだって初めてじゃないでしょう?」
「初めてですよ」
「そうなの?」
「当たり前じゃないですか。初めてはあなたって決めてたんですから」
え?それってどれだけ前から・・・。
好きになってくれたのってここ最近の話だと思ってたんだけど。
「何年あなたの事を見つめてきたと思ってるんですか」
真っすぐに私を見つめるれいこちゃんの瞳にこんなに思われていた事に今更ながら気付かされて心臓が高鳴って仕方が無い
「どんなかんじだったんですか?」
「んっ、覚えてないよっ」
唇が触れたままれいこちゃんが言葉を紡ぐ度
ふにふにと触れる柔らかい感触が私の思考をじわじわと停止させようとしている。
言葉を発した後、ゆっくりと食むように口付けるれいこちゃんの魅惑的なまでの色気。
「すれば思い出すかもですよね」
「も、れいこちゃっ。待って」
「待てない」
「大事なのは前がどうだったかじゃなくて、今れいこちゃんとどうするかでしょ?」
「やっぱり私の目に狂いはなかった。あなただけ見てきて良かった。」
私の言葉を聞いて数秒黙って瞬きした後、そんなこと言われたら何だか目頭が熱くなってしまう。
れいこちゃんの腕に囚われて長い長い夜は明けていく
「おはよう」
「ん・・・おはよ」
「コーヒーいれてきますね」
「ん・・・ありがとう」
先に寝室から出て行ったれいこちゃんの背中を見送って
また重い瞼を閉じた。
しばらくするとコーヒーのいい香りが鼻をくすぐる。
人にコーヒー淹れてもらう朝がこようとは
扉が開く音がして、コーヒーの香りがより濃く流れてくる
ずしっと体に重みがかかって目を開ければ、目の前にれいこちゃんの顔のどあっぷ
美人はすっぴん近距離でも美人だななんて思ってぼーっと見てたらそっと触れた唇
「お姫様は王子のキスで目覚めるらしいですよ」
「なっ、私はお姫様なんかじゃないもん」
「私にとってはお姫様ですけど」
すっと私の髪の毛を一掬いしてキスを落とした。
王子様みたい・・・。
手を取ってリビングまで連れていってくれる。
リビングのローテーブルに用意された見覚えあるマグカップ
「このマグカップ・・・」
「ふふっ。覚えてます?初めてのデートで見たやつ」
後ろから抱きしめられてれいこちゃんのさらさらの髪の毛が首筋をくすぐる
「買ったの?」
「はい。いつか一緒に朝を迎えれる日が来たらいいなと思って」
「え、付き合う前に買ったってこと?」
「はい。いざと言うときにないと意味無いので。あ、あとこれ」
れいこちゃんが抱きしめたまま
そっと私の手を取り薬指にはめられた指輪に目を見開く
「これ、あの指輪」
「お揃いにしましょうね」
「いつ買ったの」
「あの日買いました」
れいこちゃんの指に収まっているお揃いの指輪
すました顔であっさりと言ってのける感じがれいこちゃんらし過ぎて思わず頬が緩むのを感じた
なんかね、れいこちゃんのそんなとこも大好きだよ
本当ですか?うれしい。
これからもこのマグカップでコーヒー淹れてね
いくらでも淹れます。おばあちゃんになってもこれ使いましょうね
じゃあすっごく大切に使わないとだね
「え?うん。初めてではない。え?嫌?」
むしろこの歳で初めてですって言われた方が重いかなって思ったんだけど
れいこちゃん的には初めての方が嬉しかったんだろうか。
「嫌ではないですけど、私より先に素肌を暴いた奴がいると思うと悔しい」
「れいこちゃんだって初めてじゃないでしょう?」
「初めてですよ」
「そうなの?」
「当たり前じゃないですか。初めてはあなたって決めてたんですから」
え?それってどれだけ前から・・・。
好きになってくれたのってここ最近の話だと思ってたんだけど。
「何年あなたの事を見つめてきたと思ってるんですか」
真っすぐに私を見つめるれいこちゃんの瞳にこんなに思われていた事に今更ながら気付かされて心臓が高鳴って仕方が無い
「どんなかんじだったんですか?」
「んっ、覚えてないよっ」
唇が触れたままれいこちゃんが言葉を紡ぐ度
ふにふにと触れる柔らかい感触が私の思考をじわじわと停止させようとしている。
言葉を発した後、ゆっくりと食むように口付けるれいこちゃんの魅惑的なまでの色気。
「すれば思い出すかもですよね」
「も、れいこちゃっ。待って」
「待てない」
「大事なのは前がどうだったかじゃなくて、今れいこちゃんとどうするかでしょ?」
「やっぱり私の目に狂いはなかった。あなただけ見てきて良かった。」
私の言葉を聞いて数秒黙って瞬きした後、そんなこと言われたら何だか目頭が熱くなってしまう。
れいこちゃんの腕に囚われて長い長い夜は明けていく
「おはよう」
「ん・・・おはよ」
「コーヒーいれてきますね」
「ん・・・ありがとう」
先に寝室から出て行ったれいこちゃんの背中を見送って
また重い瞼を閉じた。
しばらくするとコーヒーのいい香りが鼻をくすぐる。
人にコーヒー淹れてもらう朝がこようとは
扉が開く音がして、コーヒーの香りがより濃く流れてくる
ずしっと体に重みがかかって目を開ければ、目の前にれいこちゃんの顔のどあっぷ
美人はすっぴん近距離でも美人だななんて思ってぼーっと見てたらそっと触れた唇
「お姫様は王子のキスで目覚めるらしいですよ」
「なっ、私はお姫様なんかじゃないもん」
「私にとってはお姫様ですけど」
すっと私の髪の毛を一掬いしてキスを落とした。
王子様みたい・・・。
手を取ってリビングまで連れていってくれる。
リビングのローテーブルに用意された見覚えあるマグカップ
「このマグカップ・・・」
「ふふっ。覚えてます?初めてのデートで見たやつ」
後ろから抱きしめられてれいこちゃんのさらさらの髪の毛が首筋をくすぐる
「買ったの?」
「はい。いつか一緒に朝を迎えれる日が来たらいいなと思って」
「え、付き合う前に買ったってこと?」
「はい。いざと言うときにないと意味無いので。あ、あとこれ」
れいこちゃんが抱きしめたまま
そっと私の手を取り薬指にはめられた指輪に目を見開く
「これ、あの指輪」
「お揃いにしましょうね」
「いつ買ったの」
「あの日買いました」
れいこちゃんの指に収まっているお揃いの指輪
すました顔であっさりと言ってのける感じがれいこちゃんらし過ぎて思わず頬が緩むのを感じた
なんかね、れいこちゃんのそんなとこも大好きだよ
本当ですか?うれしい。
これからもこのマグカップでコーヒー淹れてね
いくらでも淹れます。おばあちゃんになってもこれ使いましょうね
じゃあすっごく大切に使わないとだね