K.TUKISHIRO
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「れいこちゃん聞いた?」
「何をですか?」
お稽古の休暇中ちなつさんがひそひそと話しかけてこられたのでこちらも小さい声で応える。
「風間と貴美付き合うことになったんだって」
「ええっ?」
「ちょっ。声大きいよ」
思わず大きい声が出た私をいさめるちなつさん。
え、待って。貴美さんは私の片想いの相手で今年こそは告白をと思っていたお相手。それなのに。
貴美さんを探してキョロキョロとお稽古場を見まわせば遠くの方で椅子に座って風間と楽しそうにおしゃべり中のようだ。
「れいこちゃん?」
「なんで風間」
「んー。よくは分からないけど」
知りたくなかった。
もう一度2人を見れば風間が頬に手を添えて貴美さんに・・・わぁー!
「ちょっと待った」
思わず駆け寄ってキスしそうな2人を止める。
「れいこちゃん?」
きょとんとした顔で見上げてくる貴美さんが可愛くて怯みそうになるけど、こんなとこでいちゃいちゃされたら私が無理。
「公私混同はだめですよ」
「公私混同?」
2人が見つめあって首を傾げる。
「付き合いたてはいちゃいちゃしたくなるのわかるけどここはお稽古場」
「付き合いたて?そっかぁ。初々しさ大事よね」
「確かに」
私が言いたいのは初々しくいろと言う事じゃなくて、やめてって言ってるのに。
ふんっと腰に手を当てて2人に説教してやろうと思ったら全然的外れな返答が返ってきた。
「まあまあ長く付き合ってる2人設定だったけど初々しい2人もありね」
「確かに」
「設定?違いますよ、お芝居の話じゃなくてあなた達の事です。そもそも風間も風間。私がどれだけ貴美さんの事好きだったと思ってる訳。風間が入ってくるずーぅっと前から好きなんだから。それをあっさりと奪ってくれちゃって。だいたいさ、」
何今更しらばっくれて。
次から次へと貴美さんへの思いとあっさりと奪った風間への不満が溢れ出てしまう。
「ねえ、れいこちゃん」
「なんですか」
「私達付き合ってないんだけど」
「え?」
控えめに口を開いた貴美さん
「ねえ、ゆのちゃん」
「はい。役では恋人ですけど」
なんでそんな事になったんだろうね
と不思議そうに首をかしげる2人。
だって、ちなつさんが・・・え?
ちなつさんに目を向ければ悪い顔して微笑んでいる。
そしてにやりとしたまま口を開いた。
「ねえ、れいこちゃん今日何日?」
「え?今日?4月1日・・・あ」
騙されたって事か。
しかも貴美さんに公開告白までしてしまってるし。
「貴美の返事聞いたら?」
「え?私?え、あれは本当?エイプリルフールじゃなくて?」
「違います」
「えっと、私もれいこちゃんが好き」
好き?貴美さんが私を?
え?これは両思いという事?
「やっ、やったー」
「そんな喜ぶ」
「だって長年の片想いが今実を結んだんですよ。それはもう嬉し・・・エイプリルフールじゃないですよね」
「ふふふっ。違うよ」
ぎゅっと抱きしめてそっと唇を近づける。
「んんっ。公私混同はだめですよ、れいこさん」
「むっ。邪魔しないで」
「さっきは私にそう言ったのに」
恨めしそうにする風間を他所にそっと口付けた。
「もうっ、れいこちゃんったら」
「はぁ。すき」
「私も」
「あんまり見せつけるのやめてもらっていいですか」
風間は今日から娘役に転向らしいよ
え?私の意思関係なくですか?
もちろん
エイプリルフールが過ぎます。じゃあれいこさんの相手役させてください
「何をですか?」
お稽古の休暇中ちなつさんがひそひそと話しかけてこられたのでこちらも小さい声で応える。
「風間と貴美付き合うことになったんだって」
「ええっ?」
「ちょっ。声大きいよ」
思わず大きい声が出た私をいさめるちなつさん。
え、待って。貴美さんは私の片想いの相手で今年こそは告白をと思っていたお相手。それなのに。
貴美さんを探してキョロキョロとお稽古場を見まわせば遠くの方で椅子に座って風間と楽しそうにおしゃべり中のようだ。
「れいこちゃん?」
「なんで風間」
「んー。よくは分からないけど」
知りたくなかった。
もう一度2人を見れば風間が頬に手を添えて貴美さんに・・・わぁー!
「ちょっと待った」
思わず駆け寄ってキスしそうな2人を止める。
「れいこちゃん?」
きょとんとした顔で見上げてくる貴美さんが可愛くて怯みそうになるけど、こんなとこでいちゃいちゃされたら私が無理。
「公私混同はだめですよ」
「公私混同?」
2人が見つめあって首を傾げる。
「付き合いたてはいちゃいちゃしたくなるのわかるけどここはお稽古場」
「付き合いたて?そっかぁ。初々しさ大事よね」
「確かに」
私が言いたいのは初々しくいろと言う事じゃなくて、やめてって言ってるのに。
ふんっと腰に手を当てて2人に説教してやろうと思ったら全然的外れな返答が返ってきた。
「まあまあ長く付き合ってる2人設定だったけど初々しい2人もありね」
「確かに」
「設定?違いますよ、お芝居の話じゃなくてあなた達の事です。そもそも風間も風間。私がどれだけ貴美さんの事好きだったと思ってる訳。風間が入ってくるずーぅっと前から好きなんだから。それをあっさりと奪ってくれちゃって。だいたいさ、」
何今更しらばっくれて。
次から次へと貴美さんへの思いとあっさりと奪った風間への不満が溢れ出てしまう。
「ねえ、れいこちゃん」
「なんですか」
「私達付き合ってないんだけど」
「え?」
控えめに口を開いた貴美さん
「ねえ、ゆのちゃん」
「はい。役では恋人ですけど」
なんでそんな事になったんだろうね
と不思議そうに首をかしげる2人。
だって、ちなつさんが・・・え?
ちなつさんに目を向ければ悪い顔して微笑んでいる。
そしてにやりとしたまま口を開いた。
「ねえ、れいこちゃん今日何日?」
「え?今日?4月1日・・・あ」
騙されたって事か。
しかも貴美さんに公開告白までしてしまってるし。
「貴美の返事聞いたら?」
「え?私?え、あれは本当?エイプリルフールじゃなくて?」
「違います」
「えっと、私もれいこちゃんが好き」
好き?貴美さんが私を?
え?これは両思いという事?
「やっ、やったー」
「そんな喜ぶ」
「だって長年の片想いが今実を結んだんですよ。それはもう嬉し・・・エイプリルフールじゃないですよね」
「ふふふっ。違うよ」
ぎゅっと抱きしめてそっと唇を近づける。
「んんっ。公私混同はだめですよ、れいこさん」
「むっ。邪魔しないで」
「さっきは私にそう言ったのに」
恨めしそうにする風間を他所にそっと口付けた。
「もうっ、れいこちゃんったら」
「はぁ。すき」
「私も」
「あんまり見せつけるのやめてもらっていいですか」
風間は今日から娘役に転向らしいよ
え?私の意思関係なくですか?
もちろん
エイプリルフールが過ぎます。じゃあれいこさんの相手役させてください