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恥ずかしながら年下のかわいこちゃんに思いを寄せて数年
久しぶりの全国ツアーでキキちゃんといつもより一緒にいることが出来て、時間があったらちょっと散策に出かけちゃったりもした。
今日の宿泊先は部屋までも隣で、生活音が聞こえてしまうんじゃないかって一つ一つの動作に気を遣っている。
うるさかったら申し訳ないもんね。
そう思っていたのに突然遊びに来たひなこ、かの、ひばり。
学年が離れてるのになんだか同期くらいの感覚で見られてる気がする。
「やだ、ひなこ近いよー」
「だって貴美さんの事大好きなんですもん」
「はいはい」
「やだ、私の方が貴美さんの事好きだもん」
「かのにはゆりかがいるでしょ」
「ゆりかさんは特別なんです」
「私だって」
「可愛いひばりの事大好きよ」
「ひばりだけずるいー」
トランプしましょうから始まり、きゃあきゃあ騒ぐ騒ぐ。
何故かこの決して広くない空間で鬼ごっこが始まった。
そして私より全然大きいひなこに捕まえられ、身動き取れなくなっている。
「もう、ひなこ離してよ」
「嫌ですー」
「私もひなこにされたい。バックハグ」
「いいよー。おいで」
「きゃー。やばい」
若い子のパワーに圧倒されている。
散々遊んで疲れたらしく、騒がしい若者達も帰ったのでそろそろ寝ようとしていたところに部屋のベルが鳴ってドアスコープを覗けばキキちゃんの姿。
どうしたんだろう。あ、もしかしてうるさかったかな。
ネグリジェ姿を見せるのはちょっと恥ずかしいけど急ぎの用事かもしれないし。
扉の前の鏡で身だしなみだけチェックして扉を開ける。
「はーい。どうした?もしかしてうるさかった?」
「いや、ちゃいます。ちょっとだけいいですか」
いつもの明るいキキちゃんの姿は微塵もなく、遠慮がちに私を見つめる姿はまるで捨て犬のよう。
ダメなんて言えるわけがない。
部屋に招き入れ、ソファーへ促せばちょこんと座った。
「今日、泊めて貰えませんか」
「ん?ここに?」
「はい」
凄く真剣な顔してるから何かあったんだろうけど深く聞いていいものかな。
幸いツインルームだから泊まるのに問題は全くないけど。
え、キキちゃんの寝顔が見れてしまう状況ってことだよね。
いやいや、変態じゃないんだから。
「だめ?」
「あ、いや。いいよ」
「じゃあ寝ましょ」
「もう?」
「明日も早いんですよ?」
確かにそうだけど、ほんとに寝に来ただけって感じかな。
お悩み、私も聞くくらいなら出来るけど。
心配が杞憂で終わるのならそれはそれで良い。
「はあ、良かったぁ。ゆりかさんが酔っ払って私のベット占領しちゃってどうしようかと思ってたんですよ」
布団に入るなりほわーっため息を吐いたキキちゃんから出た言葉。
なぁんだ、私が心配するほどの話じゃ全然なかったんだ。
「ゆりかを1人にしてきて大丈夫なの?」
「ずんちゃんも寝ちゃってるんです。私の部屋で」
ああ、それは寝る所ないね。
隣の私の部屋に来るのもうなづける。
「なら大丈夫そうね。じゃあ、おやすみ」
「おやすみなさい」
・・・とは言ったものの、キキちゃんに寝息とか聞かれるなんて恥ずかしい。でもこんなとこで乙女出して明日の舞台に支障をきたす訳にはいかない。
キキちゃんに背を向けて出来るだけ離れたベットの端っこに小さくなる。
しばらくしてベットがほんの少し沈む感覚がして、後ろからぎゅっと抱きしめられた。
「きっ、ききちゃんどうしたの」
「ごめん、ちょっとだけこのままで」
なんだか泣きそうな声。
やっぱり何かあったんだ。
いつも完璧で隙なんて見せないキキちゃんが見せてくれたほんの少しの弱さに嬉しくなってしまう。
ぎゅっとお腹に回された手が温かくて背中に存在を感じるだけでふわふわする。
と言ってもこんな状況眠れるわけがないのだけど。
「すき」
暖かさにふわふわして微睡んでいたら小さい声が聞こえて言葉に体が強張る。
もしかして悩みは恋の悩みなのだろうか。
聞いてないふりした方がいいのかな。
誰の事が好きなの。
「好きな人以外抱きしめる訳ないやん」
「えっ」
「声出てた」
うそっ。というか今好きな人って言った?
キキちゃんの方を向こうとした瞬間抱きしめる腕が強くなる。
「逃げんとって。もし私の事そういう風に見れへんなら好きにさせるだけやから大丈夫」
そう言ってぎゅーっと私の服を掴む手のひらの力が強くなったのを感じた。
いつも自信満々なキキちゃんの姿からは想像できない位自分に言い聞かせるような言い方。
「ねえ、他の子をこんな風に部屋に招き入れたり、泊めたりせんとって」
「・・・キキちゃん以外しないよ」
「ほんまに?」
がばっと起き上がったキキちゃんに合わせて布団がめくれ丸腰になる。
布団の端を引っ張ったけど、布団を奪い去るキキちゃんの手の方が早かった。
「ちょっ」
「それほんま?それってさ、期待してええの?」
「・・・いいよ」
やっとの思いで返事をすれば、暗い中でも目が慣れてきたのかキキちゃんがキラキラした目を向けているのが分かって体が熱くなる。
「どないしよ、私の事好きって事?」
「そっ、そうだよ」
「ちゃんと知りたい」
「っ、キキちゃんの事、すき・・・だよ」
恥ずかしすぎてぎゅっと目をつぶって想いを伝える。
・・・言ってしまった。
「なあ、何でそんな可愛いん」
可愛いとか言われてパッと目を開ければドアップのキキちゃんの麗しいお顔。
私はベットに寝そべったままだから後退りようもない。
そのまま近づいてきたキキちゃんの唇はとても柔らかくて時が止まったような感覚。
しばらくして離れた唇はそのまま私の首筋に優しく触れた。
「んっ」
「しっ。声出したらあかんよ?その可愛い声は私だけのもんや。貴美さん大好き」
耳元で甘く囁かれ眠れない夜を過ごすのだった。
大体さ、こんな可愛いネグリジェなんて着てほんま悪い人やわ
ネグリジェ位娘役は着るよ
こんな胸元開いちゃってて誘ってるとしか思えへん
なっ、こういうデザインなんだから仕方ないでしょう
誘われた身としては悪い気はせんけど、他の子が見るんはあかん
久しぶりの全国ツアーでキキちゃんといつもより一緒にいることが出来て、時間があったらちょっと散策に出かけちゃったりもした。
今日の宿泊先は部屋までも隣で、生活音が聞こえてしまうんじゃないかって一つ一つの動作に気を遣っている。
うるさかったら申し訳ないもんね。
そう思っていたのに突然遊びに来たひなこ、かの、ひばり。
学年が離れてるのになんだか同期くらいの感覚で見られてる気がする。
「やだ、ひなこ近いよー」
「だって貴美さんの事大好きなんですもん」
「はいはい」
「やだ、私の方が貴美さんの事好きだもん」
「かのにはゆりかがいるでしょ」
「ゆりかさんは特別なんです」
「私だって」
「可愛いひばりの事大好きよ」
「ひばりだけずるいー」
トランプしましょうから始まり、きゃあきゃあ騒ぐ騒ぐ。
何故かこの決して広くない空間で鬼ごっこが始まった。
そして私より全然大きいひなこに捕まえられ、身動き取れなくなっている。
「もう、ひなこ離してよ」
「嫌ですー」
「私もひなこにされたい。バックハグ」
「いいよー。おいで」
「きゃー。やばい」
若い子のパワーに圧倒されている。
散々遊んで疲れたらしく、騒がしい若者達も帰ったのでそろそろ寝ようとしていたところに部屋のベルが鳴ってドアスコープを覗けばキキちゃんの姿。
どうしたんだろう。あ、もしかしてうるさかったかな。
ネグリジェ姿を見せるのはちょっと恥ずかしいけど急ぎの用事かもしれないし。
扉の前の鏡で身だしなみだけチェックして扉を開ける。
「はーい。どうした?もしかしてうるさかった?」
「いや、ちゃいます。ちょっとだけいいですか」
いつもの明るいキキちゃんの姿は微塵もなく、遠慮がちに私を見つめる姿はまるで捨て犬のよう。
ダメなんて言えるわけがない。
部屋に招き入れ、ソファーへ促せばちょこんと座った。
「今日、泊めて貰えませんか」
「ん?ここに?」
「はい」
凄く真剣な顔してるから何かあったんだろうけど深く聞いていいものかな。
幸いツインルームだから泊まるのに問題は全くないけど。
え、キキちゃんの寝顔が見れてしまう状況ってことだよね。
いやいや、変態じゃないんだから。
「だめ?」
「あ、いや。いいよ」
「じゃあ寝ましょ」
「もう?」
「明日も早いんですよ?」
確かにそうだけど、ほんとに寝に来ただけって感じかな。
お悩み、私も聞くくらいなら出来るけど。
心配が杞憂で終わるのならそれはそれで良い。
「はあ、良かったぁ。ゆりかさんが酔っ払って私のベット占領しちゃってどうしようかと思ってたんですよ」
布団に入るなりほわーっため息を吐いたキキちゃんから出た言葉。
なぁんだ、私が心配するほどの話じゃ全然なかったんだ。
「ゆりかを1人にしてきて大丈夫なの?」
「ずんちゃんも寝ちゃってるんです。私の部屋で」
ああ、それは寝る所ないね。
隣の私の部屋に来るのもうなづける。
「なら大丈夫そうね。じゃあ、おやすみ」
「おやすみなさい」
・・・とは言ったものの、キキちゃんに寝息とか聞かれるなんて恥ずかしい。でもこんなとこで乙女出して明日の舞台に支障をきたす訳にはいかない。
キキちゃんに背を向けて出来るだけ離れたベットの端っこに小さくなる。
しばらくしてベットがほんの少し沈む感覚がして、後ろからぎゅっと抱きしめられた。
「きっ、ききちゃんどうしたの」
「ごめん、ちょっとだけこのままで」
なんだか泣きそうな声。
やっぱり何かあったんだ。
いつも完璧で隙なんて見せないキキちゃんが見せてくれたほんの少しの弱さに嬉しくなってしまう。
ぎゅっとお腹に回された手が温かくて背中に存在を感じるだけでふわふわする。
と言ってもこんな状況眠れるわけがないのだけど。
「すき」
暖かさにふわふわして微睡んでいたら小さい声が聞こえて言葉に体が強張る。
もしかして悩みは恋の悩みなのだろうか。
聞いてないふりした方がいいのかな。
誰の事が好きなの。
「好きな人以外抱きしめる訳ないやん」
「えっ」
「声出てた」
うそっ。というか今好きな人って言った?
キキちゃんの方を向こうとした瞬間抱きしめる腕が強くなる。
「逃げんとって。もし私の事そういう風に見れへんなら好きにさせるだけやから大丈夫」
そう言ってぎゅーっと私の服を掴む手のひらの力が強くなったのを感じた。
いつも自信満々なキキちゃんの姿からは想像できない位自分に言い聞かせるような言い方。
「ねえ、他の子をこんな風に部屋に招き入れたり、泊めたりせんとって」
「・・・キキちゃん以外しないよ」
「ほんまに?」
がばっと起き上がったキキちゃんに合わせて布団がめくれ丸腰になる。
布団の端を引っ張ったけど、布団を奪い去るキキちゃんの手の方が早かった。
「ちょっ」
「それほんま?それってさ、期待してええの?」
「・・・いいよ」
やっとの思いで返事をすれば、暗い中でも目が慣れてきたのかキキちゃんがキラキラした目を向けているのが分かって体が熱くなる。
「どないしよ、私の事好きって事?」
「そっ、そうだよ」
「ちゃんと知りたい」
「っ、キキちゃんの事、すき・・・だよ」
恥ずかしすぎてぎゅっと目をつぶって想いを伝える。
・・・言ってしまった。
「なあ、何でそんな可愛いん」
可愛いとか言われてパッと目を開ければドアップのキキちゃんの麗しいお顔。
私はベットに寝そべったままだから後退りようもない。
そのまま近づいてきたキキちゃんの唇はとても柔らかくて時が止まったような感覚。
しばらくして離れた唇はそのまま私の首筋に優しく触れた。
「んっ」
「しっ。声出したらあかんよ?その可愛い声は私だけのもんや。貴美さん大好き」
耳元で甘く囁かれ眠れない夜を過ごすのだった。
大体さ、こんな可愛いネグリジェなんて着てほんま悪い人やわ
ネグリジェ位娘役は着るよ
こんな胸元開いちゃってて誘ってるとしか思えへん
なっ、こういうデザインなんだから仕方ないでしょう
誘われた身としては悪い気はせんけど、他の子が見るんはあかん