K.TUKISHIRO
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不倫
特定の相手と不貞行為を繰り返すこと
私は彼女の不倫相手ということになるのだろうか。
彼女と出会ったのは3年前
彼女は私の一個年上。もうあと一年出会うのが早ければ貴美さんと私は普通の恋人同士だったかもしれない。
出会った時にはもう彼女は既婚者
でも、女の子同士の良いところは2人で出かけるのなんて全然自然な事ってところ。2人で会う事を咎められたりなんて絶対にしない。普通の男女なら罰されるような事も女の子同士ならなんの気無しにできてしまう
形なんて要らない。彼女がそばに居てくれる。その事実さえあればそれでいい。
彼女と初めて会ったのはお衣装部に補修の相談に行った時のこと
「あら、れいこちゃんどうしたの?」
「ここの部分が・・・」
「ああ。今日激しかったらしいものね。」
下級生時代から仲良くしてもらってる衣装部の森本さん。私が指差した部分を見てくすりと笑われた。日々白熱する舞台上でつい。まぁありちゃんの所為だと言いたいとこだけど・・・
「これからは貴美ちゃんに頼まなきゃね。」
「貴美さん?」
トップさんから番手さんが付いた人までの衣装担当してるらしい。そんな担当分けとかあったんだ
経験が長い人ほど重要な部分の担当をしてるらしい。
え?でも森本さんも長いでしょ?私達が下級生の頃からお世話してもらってたのにと思ったら全体を見てて下級生担当の責任者らしい。凄い人だったんだ。でも人見知りの私には慣れ親しんだ森本さんに頼みたい気持ちが大きいけど
「貴美ちゃーん。」
森本さんがその貴美さんって人に声をかける。
遠くの方でその声に顔を上げた黒髪に髪の毛を一つに後ろで纏めて、茶色いメタルフレームのボストン型めがねをかけた女の人。大人しそうな地味目な女の人。見た感じ私より年下なのかな。凄いな若いのに実力を認められてるんだな。
「れいこちゃんが補修してほしいって」
立ち上がり私達のところまで来て私が持っていた衣装を手に取り表情も変えず真顔でぼそりとどうやったらこんなほつれ方するんだろ。と呟いた。
わざとじゃないし、そんな言い方しなくても。私の顔がむっとしてたんだろう、森本さんが苦笑いしながら私の肩に手を乗せた。
「貴美ちゃん悪気はないのよ。ただ裁縫オタクで研究心が強くてね。思った事が声に出ちゃうタイプなだけで。」
「あ、ごめんなさい。次作る時に縫い方とか気をつけなきゃと思って。責めるつもりじゃないんです。」
はっと我に返ったらしい彼女とやっと目があった。今度動きを観に行きたいです。って言われてそこまでしなくてもと言いかけた時に聞き覚えのある声がして振り返ればちゃぴだった。
「貴美ちゃーん。ここほつれちゃった。」
「本当。こないだ縫い方修正したのにね。」
それはまるで実の姉に話しかけるような妹全開で。私達同期に見せる顔とはまた違う気がした。また動きをチェックしに来てもらうようせがむちゃぴに貴美さんは少し考えてから頷いた。
「ちゃぴちゃんはまた貴美ちゃんに甘えて」
森本さんに呆れられながらも大好きなんだから仕方ないと言わんばかりの満面の笑みを浮かべているちゃぴと相反して貴美さんはほつれた部分をまじまじと見なが考えている。さっき返事が遅れたのもそのせいのようだ
ちゃぴの衣装を持つ手にふと目がいった。
あ、結婚してるんだ。左手に輝くシルバーの指輪。
次の公演日、貴美さんはちゃんと観に来てくれた。
終演後遅くまで縫い直してくれたみたいで、翌日から心なしか動きやすくなった。しかも同じ同じ動きをしても、なんならもっと激しい動きしてもびくともしない生地
こんなに変わるもの?感動して衣装片手に貴美さんのところに向かった。
お衣装部に辿り着いたはいいけど、貴美さんの姿が見当たらない。きょろきょろと見回してみるけど居なさそう。今日はお休みだったかな・・・。
「あ。月城さん、今日は大丈夫でした?」
後ろから探してた人の声が聞こえて振り返れば、あれ?人違いだったかな。想像してた人ではなかった。その人は私が反応しないからきょとんとした顔で私を見つめてる。
「あの」
痺れを切らしたその人が声を発した時気づいた。
「え?貴美さん?」
怪訝そうに見つめる瞳に笑いが込み上げてきた。だって全然違う。メガネじゃないし、髪の毛はハーフアップでお洒落なお姉さんって感じ。まさによく漫画である、メガネ取ったら可愛かった!ってやつだ。
「本当はすっごく可愛いんだね。」
思った事を素直に伝えたら顔を真っ赤にして怒られた。
なんで。メガネは細かい作業がある日にかけてるんだそう。コンタクトだと目が乾燥するらしい。
「ねえ貴美さん、ここ」
いつしか貴美さんのところに足繁く通うようになってた。みんなにはそれくらい補修の必要ないよって言われるようなちょこっとしたところだけどいつも真剣に受け止めてくれていとも簡単に修理してくれる。
貴美さんは同じところがほつれたりしてるといつの間にか公演をのぞきに来てくれて私の動きの癖に合わせて縫い直してくれたりする。
気付けば絶対的な信頼を置いてる人になった。
.
特定の相手と不貞行為を繰り返すこと
私は彼女の不倫相手ということになるのだろうか。
彼女と出会ったのは3年前
彼女は私の一個年上。もうあと一年出会うのが早ければ貴美さんと私は普通の恋人同士だったかもしれない。
出会った時にはもう彼女は既婚者
でも、女の子同士の良いところは2人で出かけるのなんて全然自然な事ってところ。2人で会う事を咎められたりなんて絶対にしない。普通の男女なら罰されるような事も女の子同士ならなんの気無しにできてしまう
形なんて要らない。彼女がそばに居てくれる。その事実さえあればそれでいい。
彼女と初めて会ったのはお衣装部に補修の相談に行った時のこと
「あら、れいこちゃんどうしたの?」
「ここの部分が・・・」
「ああ。今日激しかったらしいものね。」
下級生時代から仲良くしてもらってる衣装部の森本さん。私が指差した部分を見てくすりと笑われた。日々白熱する舞台上でつい。まぁありちゃんの所為だと言いたいとこだけど・・・
「これからは貴美ちゃんに頼まなきゃね。」
「貴美さん?」
トップさんから番手さんが付いた人までの衣装担当してるらしい。そんな担当分けとかあったんだ
経験が長い人ほど重要な部分の担当をしてるらしい。
え?でも森本さんも長いでしょ?私達が下級生の頃からお世話してもらってたのにと思ったら全体を見てて下級生担当の責任者らしい。凄い人だったんだ。でも人見知りの私には慣れ親しんだ森本さんに頼みたい気持ちが大きいけど
「貴美ちゃーん。」
森本さんがその貴美さんって人に声をかける。
遠くの方でその声に顔を上げた黒髪に髪の毛を一つに後ろで纏めて、茶色いメタルフレームのボストン型めがねをかけた女の人。大人しそうな地味目な女の人。見た感じ私より年下なのかな。凄いな若いのに実力を認められてるんだな。
「れいこちゃんが補修してほしいって」
立ち上がり私達のところまで来て私が持っていた衣装を手に取り表情も変えず真顔でぼそりとどうやったらこんなほつれ方するんだろ。と呟いた。
わざとじゃないし、そんな言い方しなくても。私の顔がむっとしてたんだろう、森本さんが苦笑いしながら私の肩に手を乗せた。
「貴美ちゃん悪気はないのよ。ただ裁縫オタクで研究心が強くてね。思った事が声に出ちゃうタイプなだけで。」
「あ、ごめんなさい。次作る時に縫い方とか気をつけなきゃと思って。責めるつもりじゃないんです。」
はっと我に返ったらしい彼女とやっと目があった。今度動きを観に行きたいです。って言われてそこまでしなくてもと言いかけた時に聞き覚えのある声がして振り返ればちゃぴだった。
「貴美ちゃーん。ここほつれちゃった。」
「本当。こないだ縫い方修正したのにね。」
それはまるで実の姉に話しかけるような妹全開で。私達同期に見せる顔とはまた違う気がした。また動きをチェックしに来てもらうようせがむちゃぴに貴美さんは少し考えてから頷いた。
「ちゃぴちゃんはまた貴美ちゃんに甘えて」
森本さんに呆れられながらも大好きなんだから仕方ないと言わんばかりの満面の笑みを浮かべているちゃぴと相反して貴美さんはほつれた部分をまじまじと見なが考えている。さっき返事が遅れたのもそのせいのようだ
ちゃぴの衣装を持つ手にふと目がいった。
あ、結婚してるんだ。左手に輝くシルバーの指輪。
次の公演日、貴美さんはちゃんと観に来てくれた。
終演後遅くまで縫い直してくれたみたいで、翌日から心なしか動きやすくなった。しかも同じ同じ動きをしても、なんならもっと激しい動きしてもびくともしない生地
こんなに変わるもの?感動して衣装片手に貴美さんのところに向かった。
お衣装部に辿り着いたはいいけど、貴美さんの姿が見当たらない。きょろきょろと見回してみるけど居なさそう。今日はお休みだったかな・・・。
「あ。月城さん、今日は大丈夫でした?」
後ろから探してた人の声が聞こえて振り返れば、あれ?人違いだったかな。想像してた人ではなかった。その人は私が反応しないからきょとんとした顔で私を見つめてる。
「あの」
痺れを切らしたその人が声を発した時気づいた。
「え?貴美さん?」
怪訝そうに見つめる瞳に笑いが込み上げてきた。だって全然違う。メガネじゃないし、髪の毛はハーフアップでお洒落なお姉さんって感じ。まさによく漫画である、メガネ取ったら可愛かった!ってやつだ。
「本当はすっごく可愛いんだね。」
思った事を素直に伝えたら顔を真っ赤にして怒られた。
なんで。メガネは細かい作業がある日にかけてるんだそう。コンタクトだと目が乾燥するらしい。
「ねえ貴美さん、ここ」
いつしか貴美さんのところに足繁く通うようになってた。みんなにはそれくらい補修の必要ないよって言われるようなちょこっとしたところだけどいつも真剣に受け止めてくれていとも簡単に修理してくれる。
貴美さんは同じところがほつれたりしてるといつの間にか公演をのぞきに来てくれて私の動きの癖に合わせて縫い直してくれたりする。
気付けば絶対的な信頼を置いてる人になった。
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