ひだまり
ぽかぽか陽気が心地いい平日の昼下がり。
温かいコーヒーを飲みながらテレビを見る。
今日は久しぶりに大学が休みだ。
「圭〜お邪魔しまーす」
突然玄関が開き、金髪の高身長男が部屋に入ってくる。
「叶人、開ける前にノックしてよ」
「へへ〜ごめんごめん」
悪びれた様子もないこの男は、同じ大学に通い、隣の部屋に住んでいる。
地方出身の俺たちは、寮に入り大学に通っている。
「せっかく休みだから来たよ〜俺にもコーヒーちょうだい〜」
「そこのポットに入ってるから、勝手に入れて飲んで」
「ありがとう!ところで何してたの?」
何していたも何も、せっかくの休みをゆっくりとテレビでも見てすごそうと思っていたら、叶人が来たんだろ。というのは胸の内にしまい、
「久しぶりに、部屋でゆっくりしようと思ってた」と答える。
コーヒーを入れ終わった叶人は圭の隣に座る。
「じゃあ、俺と一緒だね!」
「そうだな」
2人はゆっくりと温かいコーヒーを口にした。
しばらく会話がないまま、何となく情報番組を見たり、本を読んでみたりとお互い好きな時間を過ごす。
するとカーペットにあぐらをかいて座っていた圭の太ももに叶人が横になり頭を乗せる。
「叶人、いきなり重いんだけど」
「ん〜、圭の温もりが欲しくなっちゃて」
「何言ってるんだよ」
少し顔を赤く染める圭の顔に、叶人はそっと触れる。
言葉はないが、お互いの目は交差をしている。
叶人は圭の右手を手に取り、軽く口付ける。
「んっ。叶人やめろよ」
「圭が可愛いから。もう少し圭をちょうだい」
叶人は圭の細い指を、そっと舐める。
水っぽい音が部屋に響く。
「ああ、んん」
「圭は人差し指を舐められるの好きだよね」
「やめて、かなとっ」
先ほどよりも赤面している圭の顔が可愛い。
もっともっと俺色にしたくなる。
圭の顔を両手で掴み、自分の顔に寄せて柔らかな唇に触れる。
「んっ、ちゅっ、っはあ」
圭の息絶え絶えに苦しそうな顔が見える。
可愛い。
俺の圭。
両手を離して圭を解放する。
呼吸を整えながら、涙目の圭が俺を見る。
「か、叶人....続きはしないの....?」
普段は自分から求めない圭が叶人を求める。
叶人は起き上がり圭をぎゅっと抱きしめる。
「今日は時間がたくさんあるから、夜、圭の中を俺でいっぱいにしてあげる。」
「叶人、今、叶人が欲しいよ...」
物欲しそうな目で圭は叶人を見つめる。
「だーめ。今は圭をぎゅっとしてたいの。それに焦らされると燃えるでしょ?」
そう言うと叶人は再び圭にキスをする。
「ん」
少し物足りない気もするが、ゆっくりすると決めた1日。
焦らずゆっくりと2人で過ごすのも悪くないと圭は思った。
END
温かいコーヒーを飲みながらテレビを見る。
今日は久しぶりに大学が休みだ。
「圭〜お邪魔しまーす」
突然玄関が開き、金髪の高身長男が部屋に入ってくる。
「叶人、開ける前にノックしてよ」
「へへ〜ごめんごめん」
悪びれた様子もないこの男は、同じ大学に通い、隣の部屋に住んでいる。
地方出身の俺たちは、寮に入り大学に通っている。
「せっかく休みだから来たよ〜俺にもコーヒーちょうだい〜」
「そこのポットに入ってるから、勝手に入れて飲んで」
「ありがとう!ところで何してたの?」
何していたも何も、せっかくの休みをゆっくりとテレビでも見てすごそうと思っていたら、叶人が来たんだろ。というのは胸の内にしまい、
「久しぶりに、部屋でゆっくりしようと思ってた」と答える。
コーヒーを入れ終わった叶人は圭の隣に座る。
「じゃあ、俺と一緒だね!」
「そうだな」
2人はゆっくりと温かいコーヒーを口にした。
しばらく会話がないまま、何となく情報番組を見たり、本を読んでみたりとお互い好きな時間を過ごす。
するとカーペットにあぐらをかいて座っていた圭の太ももに叶人が横になり頭を乗せる。
「叶人、いきなり重いんだけど」
「ん〜、圭の温もりが欲しくなっちゃて」
「何言ってるんだよ」
少し顔を赤く染める圭の顔に、叶人はそっと触れる。
言葉はないが、お互いの目は交差をしている。
叶人は圭の右手を手に取り、軽く口付ける。
「んっ。叶人やめろよ」
「圭が可愛いから。もう少し圭をちょうだい」
叶人は圭の細い指を、そっと舐める。
水っぽい音が部屋に響く。
「ああ、んん」
「圭は人差し指を舐められるの好きだよね」
「やめて、かなとっ」
先ほどよりも赤面している圭の顔が可愛い。
もっともっと俺色にしたくなる。
圭の顔を両手で掴み、自分の顔に寄せて柔らかな唇に触れる。
「んっ、ちゅっ、っはあ」
圭の息絶え絶えに苦しそうな顔が見える。
可愛い。
俺の圭。
両手を離して圭を解放する。
呼吸を整えながら、涙目の圭が俺を見る。
「か、叶人....続きはしないの....?」
普段は自分から求めない圭が叶人を求める。
叶人は起き上がり圭をぎゅっと抱きしめる。
「今日は時間がたくさんあるから、夜、圭の中を俺でいっぱいにしてあげる。」
「叶人、今、叶人が欲しいよ...」
物欲しそうな目で圭は叶人を見つめる。
「だーめ。今は圭をぎゅっとしてたいの。それに焦らされると燃えるでしょ?」
そう言うと叶人は再び圭にキスをする。
「ん」
少し物足りない気もするが、ゆっくりすると決めた1日。
焦らずゆっくりと2人で過ごすのも悪くないと圭は思った。
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