ハコの先生
昔から絵を描くのが好きだったのだが、中学には美術部がなかった。
なので高校は美術部があるかないかがすごく大事だった。
高校に入り初めて絵を教えてくれた先生。
それがI先生。
ずっと美術室の隣にある準備室で自分の絵を描いていた。
繊細で綺麗な絵だった。
私の通っていた高校はその当時そんなに頭が良くなく、文化部はほぼ帰宅部だった。
そんな中、私は毎日美術室に通っていた。絵を描きたくない日も、行って友達と喋るだけの日でも、毎日。
あの空間が好きだったのだ。
先生は基礎を知らない私にデッサンから油絵、ポスターデザインなどを教えてくれた。シルクスクリーンもしたな。
初めて作成したポスターに面白いと言ってくれた。
今思えば拙い、青臭いポスターだ。
それの可能性を見つけてくれた。
そのお陰なのか、今私はデザインに片足突っ込んだような仕事をしている。
ねぇ、先生。
今会えても、私の作品また面白いって言ってくれるかな。
会えなくなってからなんて、都合よすぎだね。
いつも私は過ぎてから気づくんだ。
なので高校は美術部があるかないかがすごく大事だった。
高校に入り初めて絵を教えてくれた先生。
それがI先生。
ずっと美術室の隣にある準備室で自分の絵を描いていた。
繊細で綺麗な絵だった。
私の通っていた高校はその当時そんなに頭が良くなく、文化部はほぼ帰宅部だった。
そんな中、私は毎日美術室に通っていた。絵を描きたくない日も、行って友達と喋るだけの日でも、毎日。
あの空間が好きだったのだ。
先生は基礎を知らない私にデッサンから油絵、ポスターデザインなどを教えてくれた。シルクスクリーンもしたな。
初めて作成したポスターに面白いと言ってくれた。
今思えば拙い、青臭いポスターだ。
それの可能性を見つけてくれた。
そのお陰なのか、今私はデザインに片足突っ込んだような仕事をしている。
ねぇ、先生。
今会えても、私の作品また面白いって言ってくれるかな。
会えなくなってからなんて、都合よすぎだね。
いつも私は過ぎてから気づくんだ。
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