其の一
夢小説名前変更
夢小説名前変更この小説は夢小説です。
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主人公の名前を入力してください。
この小説では
・偶然にも下の名前が真名な主人公です。
・名前を名乗ると神隠しに遭う可能性大です。
審神者ネームは円[まどか](変換なし)
未入力の場合は
名前:五来 日和[ごく ひより]
真名:日和
になります。
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「そういえば他の3人は?言いたくなかったらいいけど、適当にあだ名つけるよ」
「ほう、ちなみにどんなあだ名だ?」
「おじいちゃんと、独眼竜とプリンスかな。お兄さん異国の王子っぽい服着てるし」
そういうと、おじいちゃんこと青い着物の人はまた「はっはっは」と笑った。
他の2人は困惑している。
そりゃ見たまま聞いたまま印象のままに着けたからね。
ちなみに薬研くんはプリンスの弟だからジュニア、いずさんは黒髪美人の予定でした。
それに対して、雲さんがあながち間違ってないのがすげえわ……と呟いていた。
ちなみにいずさんに名前の呼び方をまた却下されてしまった。
いずみのかみ、って言うの大変なんだけどなあ……
いっそのこと兼定さん、とでも呼ぶ?
あ、兼さん、兼さんならどう?
そういうと少し複雑そうな顔をしたが、さっきみたいにバッサリ切り捨てられなかったので、有難く兼さんと呼ぶことにした。
「三日月宗近。打ち除けが多い故、三日月と呼ばれる。よろしくたのむ」
「僕は、燭台切光忠。青銅の燭台だって切れるんだよ。……うーん、やっぱり格好つかないな」
「……私は、一期一振。粟田口吉光の手による唯一の太刀。藤四郎は私の弟達ですな」
「なら三日月さん、みったださん、一期さん、かな?それで大丈夫です?名前呼ばれたくないとか、ないですか?」
そう尋ねると、「いいぞいいぞ、呼んでよし」と三日月さんが返事をし。
他の2人も軽くうなずいたため。
遠慮はいらんだろうとそのまま呼ばせて頂くことにした。
ちなみに三日月さんからは平安時代に生まれた刀なので、要するにじじいだからじじいでもよいぞ、と言われた。
耳は遠いのかわからないが本当にじじいとは。
たまにノリでおじいちゃんとか呼ぼう、そうしよう。
加えてみったださんも、あの伊達政宗公の刀らしく。
独眼竜もあながち間違いじゃなかった。
燭台切、という名前はかなり気にしているようなので、無難に下の名前?らしきものにした。
言いにくかったので「つ」を「っ」に変えたことは、気づかれているのか否か。
一期さんは薬研くんと同じ感じで上で呼ぶことにした。
一振、だと刀のことみたいなんだもん。
あ、ちなみに彼らは1人2人って言うのではなく。
一振り二振りって呼ぶらしい。
刀なんてなかなか数える機会ないから知らなんだ。
まあ、私はどうせ1人2人って言うんだろうけど。
「それで?大将の名前はどうする」
「それなんだよな~~~。ぽぽんただめかあ」
「まあ、可愛いかはわからないけど格好はつかないよね」
『……ネーミングセンスないな』
「雲さん聞こえてる……ね、外の大樹は?あれ何?」
そういえば、門から入った時に大きな気があったことを思い出す。
たんぽぽダメならそっちに行こうと思ったんだけど。
こんちゃんの「桜でございます」と、雲さんの「桜関係の名前は既に沢山いる」の言葉に敢え無く却下。
桜は葉桜が好きなんだけど、それもダメかあ。
うーん、真名、五来 日和がばれないやつでしょ。
ことわざからもじったりするのはどうだろうか。
待てば海路の、なんて言うから海、とか。
いや錆びるな、刀って鉄だし。
漢字一個見てもピンとくるものはないしなあ……
……ん、いや、待て。
「決めた。円。丸の円って書いてまどか、にする」
「お、ましにはなったが……なんでだ?」
「平和を目指すってことで、平らな輪っか、で円。そのまま読むと味気ないからまどか。どうよ」
その言葉に雲さんは微妙な顔をしたが、他のみんなは比較的賛成のようだ。
ぽぽんたが酷すぎたのか、それに比べて我ながらナイスネーミングセンス。
なぜか雲さんだけ微妙そうだけど。
言っとくけど雲さん、アンタの名前も結構微妙だかんな?
▼なまえ を 円 に へんこう しました!
「よし、一番重要らしい名前も変わったことだし。全員手入れしよう」
『いいのかい?まだ説明は残っているけど』
「先に怪我の手当てでしょう。いや本当は名前より先なんだろうけど」
そう言いながら、妖精さんたちにお願いしますと頭を下げて。
次に怪我の具合が悪そうな眼帯の彼、みったださんに手入れを進める。
彼はかなり戸惑った様子だったが、妖精さんが受け入れ準備万端、としたことで大人しく床に就いた。
「それで、他にはいなかったんです?兼さん」
「いや、いるにはいるが中傷程度だ。それに、霊力がなくなって顕現自体ができてない奴ばかり。人の形を保てているのは俺たちだけだな」
その言葉にまた首をかしげると。
雲さんとこんちゃんのダブル解説が始まる。
おおう、解説2倍で分かりやすくなったぞ。
まず怪我の状態についてだけど、軽傷、中傷、重傷の3種類。
ポケモンで言う緑が軽傷、中傷がオレンジ、重傷が赤。
なんともわかりやすい。
いわゆる軽傷ならかすり傷くらいだけど、中傷以上になるとそれ以上は急所に当たったりすると死ぬ可能性もある。
そしてポケモンは瀕死になっても気を失うだけだが、彼らの場合は刀剣破壊、すなわち死。
この世から消える、ということだ。
そしてけんけん?げん?とか言うことに関しては、ポンポンされている真っ最中のみったださんが解説してくれた。
「僕たち刀剣男士は、いわば普通の刀。そこに宿る付喪神が僕たち、人の姿をしている方。いわば本体がこっちだね」
そして、今まさにポンポンされている刀に目線をやる。
なるほど、あくまで刀が本体と言う訳か。
だから怪我の具合も基本的にはこっちの刀身に似る。
つまり軽い刃こぼれくらいなら軽傷で大丈夫だけど、ひびが入って今にも折れそうだと重傷になるし血まみれにもなる。
さっきの話にも通づるものがある。
「付喪神は普通見えないだろう?だから、審神者が霊力をもって顕現する、つまり……見えるようにしてくれる、とでも言えばわかりやすいかな?」
「なるほど、霊力で姿を見せることができる……存在できるってこと?」
「そう!だから、今本丸で顕現できているのは僕たちだけ。そして他にも刀はいるけれど、霊力が足りなくて顕現できていない子ばかりなんだ」
その言葉にふむふむ、とうなずきながら。
どれくらい刀がいるのか聞いたところ、10近くらしい。
大体20人弱くらいか。
結構いるな、刀剣男士。
ある意味顕現されてなくて助かったかもしれない。
そんな大人数で襲われたら死一直線待ったなしだ。
まあその話は置いといて。
先ほど出た中傷、という言葉にどれくらいかを聞くと、兼さんたちと同じくらいとか言い出したので。
全然痛いし大怪我じゃん、なんで早く言わないのとすぐ立ち上がり。
とりあえず治すだけ治そう、と薬研くんと三日月さん、兼さんの3人と一緒に刀剣本体探しに出ることにした。
一期さんも連れて行こうかと思ったけど、薬研くんのように意識がないわけではないみったださんを一人置いていくのもさみしい話なので。
一番私の傍にいたくないであろう彼を置いていくことにした。
ちなみにみったださんが終わったら手入れを交代するように言っておいた。