番外編
虎杖くんの中には両面なんたらが居るらしいのだが、その両面なんたらは呪いの王と呼ばれているわけで、だったら相当キャラが濃くて脳内がうるさいんじゃないかと思った次第である。
なので、同じ中に何かを飼っているフレンズ同士で頭の中のイチャモンうるさくない?ってあるあるトークをしようとしたら、虎杖くん曰く「アイツ?普段は寝てるみたい」とのこと。
ね、寝てるんだ…呪いの王……暇なのかな…。
「じゃあうるさくないんだね、いいなぁ」
「乳神様はうるさいの?」
「風呂に入りながらディギーモー歌ってたら鼻で笑われた」
「風呂の中でディギーモーは多分宿儺でも反応する」
マジ?風呂に浸かりながら「ア アラララァ ア アァ!」って言ってるのってそんなアレですか?
え、なんなら「ア アラララァ ア アァ!」を気に入ってるから永遠に「ア アラララァ ア アァ!」を繰り返してるんだけど。
そもそもJKが風呂に入ってる時に干渉してくるってどうなんですかね、神様だから良いとでも思ってるんですかね。私、知ってるんだからね、貴方は神様である前にクソヤバ大量虐殺者だってこと。
まあ、その事実を知ってなお信仰してる私も私なんですが…でもほら、この人にアクセスしちゃったのなんてただの間違いだったわけだし、なんなら事故だよあんなもん。しかも返品も出来ないし、世の中は理不尽だ。
「でも仲は良さそうじゃん?」
「私がこの世で仲良しだと思ってるのは伏黒くんだけだよ」
「え、俺は!?」
「こなくそ~って思ってる」
こなくそ、とは愛媛の方の古い方言で「腹立たしい」「悔しい」といった意味合いの言葉である。
シンプルに悔しい、私も相棒にうるさくない呪いの王が欲しかった。通信交換とか出来ませんか?ほら、ポケモンみたいに。
てなことを言っていたら、脳内の相棒が少し怒ったような声で話掛けてくる。
「酷いことを言うね、私だってその気になれば一晩で村を一つ消し去るくらい簡単に出来るんだよ」
平成の大合併が起きて以降、村として残ってる市町村はめちゃめちゃ貴重になってしまったからやめてあげてくれ、そんな物騒なことはしなくていい。
あと、うるさいのは本当のことじゃん。私ね、過干渉なのって嫌いなんだ、基本的にほっといて型だから構わなくていいので。
「暇なんだよ、私が」
だからってJKで暇を潰そうとすな。
頭の中の会話を切り上げ、虎杖くんの方へと意識を戻す。
「ボーッとしてたけど、ダイジョ?」
「乳神様から神託があった」
「マジ?」
「凄い暇らしい」
「じゃあ映画観ようぜ、乳神様も一緒に」
虎杖悠仁……めちゃめちゃ良い奴過ぎる………私はこんな良い奴にこんにゃろ~!て思っているのか…なんか心が痛くなってきた。
伏黒くんも良い奴だし、虎杖くんもいい奴だし、同期に今の所善良属性しかおらんせいで肩身が狭い、突然空から極悪ラッパーとか落ちてきて同期になってくれないかな。無理かな?無理だろうな…。
「こうなりゃ虎杖くんを悪の道に引き摺り込むしかないな」
「俺なにされんの?」
「手始めに、ハンニバルシリーズを全て観よう」
「オッケー」
フッフッフッ………ついでにコーラとポテチも飲んで食べてしまうぞ、さらにマックのナゲットも追加だ、こりゃ完璧なワルだぜ。
ということで、呪いの王や特級呪詛師に釣り合うために、我々はワルの道に踏み込むのであった。
目指せ、呪いの大将軍!
なので、同じ中に何かを飼っているフレンズ同士で頭の中のイチャモンうるさくない?ってあるあるトークをしようとしたら、虎杖くん曰く「アイツ?普段は寝てるみたい」とのこと。
ね、寝てるんだ…呪いの王……暇なのかな…。
「じゃあうるさくないんだね、いいなぁ」
「乳神様はうるさいの?」
「風呂に入りながらディギーモー歌ってたら鼻で笑われた」
「風呂の中でディギーモーは多分宿儺でも反応する」
マジ?風呂に浸かりながら「ア アラララァ ア アァ!」って言ってるのってそんなアレですか?
え、なんなら「ア アラララァ ア アァ!」を気に入ってるから永遠に「ア アラララァ ア アァ!」を繰り返してるんだけど。
そもそもJKが風呂に入ってる時に干渉してくるってどうなんですかね、神様だから良いとでも思ってるんですかね。私、知ってるんだからね、貴方は神様である前にクソヤバ大量虐殺者だってこと。
まあ、その事実を知ってなお信仰してる私も私なんですが…でもほら、この人にアクセスしちゃったのなんてただの間違いだったわけだし、なんなら事故だよあんなもん。しかも返品も出来ないし、世の中は理不尽だ。
「でも仲は良さそうじゃん?」
「私がこの世で仲良しだと思ってるのは伏黒くんだけだよ」
「え、俺は!?」
「こなくそ~って思ってる」
こなくそ、とは愛媛の方の古い方言で「腹立たしい」「悔しい」といった意味合いの言葉である。
シンプルに悔しい、私も相棒にうるさくない呪いの王が欲しかった。通信交換とか出来ませんか?ほら、ポケモンみたいに。
てなことを言っていたら、脳内の相棒が少し怒ったような声で話掛けてくる。
「酷いことを言うね、私だってその気になれば一晩で村を一つ消し去るくらい簡単に出来るんだよ」
平成の大合併が起きて以降、村として残ってる市町村はめちゃめちゃ貴重になってしまったからやめてあげてくれ、そんな物騒なことはしなくていい。
あと、うるさいのは本当のことじゃん。私ね、過干渉なのって嫌いなんだ、基本的にほっといて型だから構わなくていいので。
「暇なんだよ、私が」
だからってJKで暇を潰そうとすな。
頭の中の会話を切り上げ、虎杖くんの方へと意識を戻す。
「ボーッとしてたけど、ダイジョ?」
「乳神様から神託があった」
「マジ?」
「凄い暇らしい」
「じゃあ映画観ようぜ、乳神様も一緒に」
虎杖悠仁……めちゃめちゃ良い奴過ぎる………私はこんな良い奴にこんにゃろ~!て思っているのか…なんか心が痛くなってきた。
伏黒くんも良い奴だし、虎杖くんもいい奴だし、同期に今の所善良属性しかおらんせいで肩身が狭い、突然空から極悪ラッパーとか落ちてきて同期になってくれないかな。無理かな?無理だろうな…。
「こうなりゃ虎杖くんを悪の道に引き摺り込むしかないな」
「俺なにされんの?」
「手始めに、ハンニバルシリーズを全て観よう」
「オッケー」
フッフッフッ………ついでにコーラとポテチも飲んで食べてしまうぞ、さらにマックのナゲットも追加だ、こりゃ完璧なワルだぜ。
ということで、呪いの王や特級呪詛師に釣り合うために、我々はワルの道に踏み込むのであった。
目指せ、呪いの大将軍!