夏油傑と思い出の子
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実家に帰宅するまで残り3日を残す所となった、当初思っていたよりもこの街は随分居心地が良く、日を追う事に あ~~帰りたくないんじゃ~~と無駄に抵抗したくなった。まあ無理なんですけども。
そう、どれだけ私一人が媚びぬ引かぬ顧みぬと反抗しても 時は無情にも流れて行き、別れの時は近づいてくる。
ミーシャとさよならしなければならない。
多分、だが きっと父と母は私が居ないこの夏休みの間に決着を着けているのだと思う。母の元に残るにしろ、父と出ていくにしろ、私はもうきっと 二度とこの街には戻って来ないだろう。
うちは貸し家なので、母と父が離婚した場合どちらにしろ引っ越しが起きる。母の元に戻った場合、まともな生活が送れるかは母次第なのだが、もしかしたら母の新しい男の元へ私も共に行くかもしれない。そうなると、おばあちゃんは母を許すだろうか。
優しいおばあちゃんはそういう所が厳しい。
では父はどうか、こちらは100%戻ることは不可能だ。どう足掻いたって絶縁である、ミーシャどころか もうおばあちゃんの煮物を食べることすら無理である。
は~~~最の悪、私は畳をバシバシ叩き はてなを呼び出す。一応はてなを使えば簡単にミーシャの家までひとっとびであるが、普通に迷惑だろうし というか突然来たら周りが困惑するであろう。
はてなは私が寝転ぶのを真似るように、ふよふよふわりと同じポーズを取りニンマリと笑顔をしている。なにわろてんねん。
機嫌が降下した私はムッとしながらはてなの人間なら鼻がありそうな所に チョキの形にした手をズムッと突っ込む。鼻フックである。
はてなは理解していないのか「なにこれー?(・_・?)」とでも言いたそうな顔をしながら私の手をムイムイと内側から押し返してくる。うう…なんか気持ち悪いなコイツ…(今更)
そうなのである、自分にはこの謎の影 いや謎ではないな、神の影ことはてなが居る。困った時は頼れるし、その辺でデロンデロンしてる化け物も闘魂ビンタで一発死滅。最近はミーシャが世話を焼いてくれるためあまり出番が無いが、母と父が私の世話を甲斐甲斐しくしなくなってからは はてなが見よう見まねで頑張ってくれていた。ほら何せ…長年ペット扱いされて来たので、自分で自分のことが儘ならないのよね…トホホ~。
だからまあ、私は一応は大丈夫なのだ。そりゃ寂しいし本年を言えばずっと遊んで居たいけれど、現実問題そうはいかないわけで。
だから帰るしかないのだけれど、ミーシャは、あの黒い子猫ちゃんはどうなるのだろうか。
一人に戻るのだろうか、また化け物を見て一人で震えて立ち尽くす日々に帰さねばならないのだろうか。
ミーシャ、私の可愛い子猫ちゃん。
君はどうやら私を心配してくれているようだが、正直私は君の方が心配だ。
しかし、現実は子供の力では無情かな、どうしようも無いのだ。
君を置いて行く私を赦しておくれ。
いくら私が神の影をオプションパーツにつけてる 顔の良い人間だからと言っても出来ることと出来ないことはある。
新世界の芽をこうしてすくすく自分の影で成長させている私なので、まあすぐには無理だが やろうと思えば新世界を生み出して君を拐ってやることだって出来るっちゃあ出来るはず、やり方知らんけど。
そうして、新しい世界には化け物なんか住まわせず、皆仲良く音楽を楽しんで平和に暮らしていきたい。そこにミーシャ、君も居たらいいと思う。
と、いう話をポショポショと深夜にはてなに語り掛ける。
はてな、お前はいい奴だな こんな時間にも話を聞いてくれるなんて…。
まあ話したところでどうにも出来ないんですけどね、寝ましょう寝ましょうそうしましょ。
ああ、こんなにも悲しくなるなら夏なんて来なければ良かったのに。
私の中で、夏だけが特別になる。
そう、どれだけ私一人が媚びぬ引かぬ顧みぬと反抗しても 時は無情にも流れて行き、別れの時は近づいてくる。
ミーシャとさよならしなければならない。
多分、だが きっと父と母は私が居ないこの夏休みの間に決着を着けているのだと思う。母の元に残るにしろ、父と出ていくにしろ、私はもうきっと 二度とこの街には戻って来ないだろう。
うちは貸し家なので、母と父が離婚した場合どちらにしろ引っ越しが起きる。母の元に戻った場合、まともな生活が送れるかは母次第なのだが、もしかしたら母の新しい男の元へ私も共に行くかもしれない。そうなると、おばあちゃんは母を許すだろうか。
優しいおばあちゃんはそういう所が厳しい。
では父はどうか、こちらは100%戻ることは不可能だ。どう足掻いたって絶縁である、ミーシャどころか もうおばあちゃんの煮物を食べることすら無理である。
は~~~最の悪、私は畳をバシバシ叩き はてなを呼び出す。一応はてなを使えば簡単にミーシャの家までひとっとびであるが、普通に迷惑だろうし というか突然来たら周りが困惑するであろう。
はてなは私が寝転ぶのを真似るように、ふよふよふわりと同じポーズを取りニンマリと笑顔をしている。なにわろてんねん。
機嫌が降下した私はムッとしながらはてなの人間なら鼻がありそうな所に チョキの形にした手をズムッと突っ込む。鼻フックである。
はてなは理解していないのか「なにこれー?(・_・?)」とでも言いたそうな顔をしながら私の手をムイムイと内側から押し返してくる。うう…なんか気持ち悪いなコイツ…(今更)
そうなのである、自分にはこの謎の影 いや謎ではないな、神の影ことはてなが居る。困った時は頼れるし、その辺でデロンデロンしてる化け物も闘魂ビンタで一発死滅。最近はミーシャが世話を焼いてくれるためあまり出番が無いが、母と父が私の世話を甲斐甲斐しくしなくなってからは はてなが見よう見まねで頑張ってくれていた。ほら何せ…長年ペット扱いされて来たので、自分で自分のことが儘ならないのよね…トホホ~。
だからまあ、私は一応は大丈夫なのだ。そりゃ寂しいし本年を言えばずっと遊んで居たいけれど、現実問題そうはいかないわけで。
だから帰るしかないのだけれど、ミーシャは、あの黒い子猫ちゃんはどうなるのだろうか。
一人に戻るのだろうか、また化け物を見て一人で震えて立ち尽くす日々に帰さねばならないのだろうか。
ミーシャ、私の可愛い子猫ちゃん。
君はどうやら私を心配してくれているようだが、正直私は君の方が心配だ。
しかし、現実は子供の力では無情かな、どうしようも無いのだ。
君を置いて行く私を赦しておくれ。
いくら私が神の影をオプションパーツにつけてる 顔の良い人間だからと言っても出来ることと出来ないことはある。
新世界の芽をこうしてすくすく自分の影で成長させている私なので、まあすぐには無理だが やろうと思えば新世界を生み出して君を拐ってやることだって出来るっちゃあ出来るはず、やり方知らんけど。
そうして、新しい世界には化け物なんか住まわせず、皆仲良く音楽を楽しんで平和に暮らしていきたい。そこにミーシャ、君も居たらいいと思う。
と、いう話をポショポショと深夜にはてなに語り掛ける。
はてな、お前はいい奴だな こんな時間にも話を聞いてくれるなんて…。
まあ話したところでどうにも出来ないんですけどね、寝ましょう寝ましょうそうしましょ。
ああ、こんなにも悲しくなるなら夏なんて来なければ良かったのに。
私の中で、夏だけが特別になる。