とある木の葉の小さな話
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「ママー!私そろそろ時間だから行ってくるねー」
予定していたより遅くなってしまった。サラダは急いで忍具を身に付けながら キッチンにいる母に声をかけた。
「おねーちゃん!」
母より早く その声を聞き付けたかわいい足音がする。
「あ~ん、ごめんね、イスケ!」
自分を追って目の前に現れた弟を思い切り抱き締める。
「おねーちゃん、どこいくの?イスケもいく!」
「ごめんねイスケ、おねーちゃん任務なんだ...」
泣きそうな顔を覗き込んでふっくらな頬を包み込む。
「イスケ、無理言わないの!おねーちゃんはお仕事よ。あとでママと 綱手様の所に遊びに行こうね」
弟の後ろからやって来たサクラは、サラダにまたか、という目配せをして苦笑した。
「イスケ、許して。帰って来たら一緒に遊ぼ!約束よ」
サラダがイスケとおでこを合わせ、いつもの約束をすると 涙を堪えたイスケはうん、と頷いた。いいこね、とサクラに頭を撫でられると涙をゴシゴシと拭う。
「行ってらっしゃい、気を付けてね」
「いってきます!」
サラダは家族に手を振ると勢いよく家を飛び出した。ボルト、ミツキの待つ 約束の場所へと駆けていく。
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