もしも夫婦だったら
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(お風呂で食べるアイスは格別ですな~)
好きな入浴剤を入れた湯に浸かりながらアイスを食べる...これ至高なり。
キッド君が飲み会の時にだけ許される貴族の嗜み......。
「ただいま。早く帰ってこれた」
「ぉおおおおかえり!ほんとに早いね!」
「ビビりすぎだろ」
驚いてアイスのカップにお湯が入るところだった!
危なーい!
「俺も入るわ」
「へあっ!?え、待って待ってぇ!」
「何慌ててんだよ...」
「ちが...、違わないけど!
あぁあああ!ぅぅう...」
カップアイスに視線が突き刺さる。
「......アイスぐらい食いたきゃ食えよ」
「お、怒らないの...?」
「それぐらいで怒るか。
まあ焼き肉とか食ってたら引くけどよ。
俺だって実家じゃあミカンとか食ってたし」
「う、うん!!」
ちゃちゃっと軽く流したキッド君。
向い合わせで湯船に入る。
「ちまちま食ってんなぁ」
「嬉しいからゆっくり味わって食べるの。
シェイクっぽくして食べるのが好き!」
「ふーん。
なぁ......俺にもくれよ」
「いいよ!はい、あーん」
ぱくっと咥えられたスプーンを引き抜くと、キッド君のお顔がグッと近づいてきた。
条件反射で目を閉じると、ふにゅと口づけられる。
唇を舌でくすぐられて口を開くとそれは当たり前のように侵入してくる。
暖められたアイスはより甘く、より強く香った。
唇が離されて目を開けた先には真っ赤な顔。
しばらく見つめ合っていると、キッド君は少年みたいな笑顔でくくっと笑った。
「うめぇな!」
私は嬉しくなって何度も頷く。
「ぅん!......うん!!」
明日からは一緒に食べよう!