綺麗なストーカー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
なぜ私がこんな目にあってるんだろう…
湘北高校に通い始めて1年がすぎ2年に上がった。
特に目立つ訳でもない私が学校中のアイドルとも言える存在から追いかけ回されるなんて入学した頃には思いもしなかった。
「朱莉センパイ。今日もカワイイ。」
「それはありがとう。でもね、流川くん。ここは2年の教室だよ?自分の教室に戻ったら?」
「んなもん知らねー。したいようにする。」
そう、あのイケメン男子流川楓に毎日付け回されているのだ。
彼が入部してまもない頃、彩子に頼まれ一度だけバスケ部の手伝いに行ってから好きだのなんだのと付きまとうようになった。
「そろそろオレと付き合えば?」
その言葉に周りからは黄色い声というか悲鳴じみた声が広がった。
「付き合わないし、そういう事を人前で言わないでよ…。私どうなるか分からないじゃん…」
「そんなんオレが守る。」
こんな事毎日続けられてドキドキしないわけが無い。
口ベタな彼から発せられる言葉は私の顔を熱くさせる。本当にやめて欲しい…。
「あら、流川。こんなとこにいたの?そろそろ昼休み終わるわよ。戻りなさい。」
「ムッ…。うす…。」
彩子の一声でやっと戻ってくれた。
周りの目は痛いが内心ほっとした。
「朱莉、そろそろいいんじゃない?」
「彩子まで何言い出すの?別に流川くんのこと好きじゃないし…。」
「じゃあなんでそんなに顔が赤いのかしらね?流川があんなに人に執着するなんて珍しいのに」
クスクスと笑いながら目の前の席に座る彩子を睨みながら自分の気持ちを考えてみた。
確かに彼のバスケセンスはすごいし、とてつもなくかっこいい。しかもあれだけ顔が整っていればもっとかわいい女の子だって寄ってくるはずだ。
私みたいな地味な女じゃ彼の隣には並べない。
そんなことを考えている間に授業は終わり、みんなが帰り始めた。
「朱莉センパイ。」
「え!流川くん!?どうしたの?」
「センパイが教室にいるはずだから行けって。」
「彩子が…。そっか、ありがとう。」
「オレは朱莉センパイがいい。好きだ。」
そんな真っ直ぐな目で言わないでほしい。
私だって好きなのにこんな見た目じゃ隣に並べない。そう思って押し殺してきたのに。
「初めて欲しいと思った。オレの彼女になってクダサイ。」
「…そんな事言われてNOとは答えられないよ。」
この際、毎日お昼休みに教室に来たことや部活を見に来いとしつこく言われたことバイト先まで来たことは全部忘れてあげよう。
私が流川くんに素直に好きと言える日が来るのはもう少し先のお話…
湘北高校に通い始めて1年がすぎ2年に上がった。
特に目立つ訳でもない私が学校中のアイドルとも言える存在から追いかけ回されるなんて入学した頃には思いもしなかった。
「朱莉センパイ。今日もカワイイ。」
「それはありがとう。でもね、流川くん。ここは2年の教室だよ?自分の教室に戻ったら?」
「んなもん知らねー。したいようにする。」
そう、あのイケメン男子流川楓に毎日付け回されているのだ。
彼が入部してまもない頃、彩子に頼まれ一度だけバスケ部の手伝いに行ってから好きだのなんだのと付きまとうようになった。
「そろそろオレと付き合えば?」
その言葉に周りからは黄色い声というか悲鳴じみた声が広がった。
「付き合わないし、そういう事を人前で言わないでよ…。私どうなるか分からないじゃん…」
「そんなんオレが守る。」
こんな事毎日続けられてドキドキしないわけが無い。
口ベタな彼から発せられる言葉は私の顔を熱くさせる。本当にやめて欲しい…。
「あら、流川。こんなとこにいたの?そろそろ昼休み終わるわよ。戻りなさい。」
「ムッ…。うす…。」
彩子の一声でやっと戻ってくれた。
周りの目は痛いが内心ほっとした。
「朱莉、そろそろいいんじゃない?」
「彩子まで何言い出すの?別に流川くんのこと好きじゃないし…。」
「じゃあなんでそんなに顔が赤いのかしらね?流川があんなに人に執着するなんて珍しいのに」
クスクスと笑いながら目の前の席に座る彩子を睨みながら自分の気持ちを考えてみた。
確かに彼のバスケセンスはすごいし、とてつもなくかっこいい。しかもあれだけ顔が整っていればもっとかわいい女の子だって寄ってくるはずだ。
私みたいな地味な女じゃ彼の隣には並べない。
そんなことを考えている間に授業は終わり、みんなが帰り始めた。
「朱莉センパイ。」
「え!流川くん!?どうしたの?」
「センパイが教室にいるはずだから行けって。」
「彩子が…。そっか、ありがとう。」
「オレは朱莉センパイがいい。好きだ。」
そんな真っ直ぐな目で言わないでほしい。
私だって好きなのにこんな見た目じゃ隣に並べない。そう思って押し殺してきたのに。
「初めて欲しいと思った。オレの彼女になってクダサイ。」
「…そんな事言われてNOとは答えられないよ。」
この際、毎日お昼休みに教室に来たことや部活を見に来いとしつこく言われたことバイト先まで来たことは全部忘れてあげよう。
私が流川くんに素直に好きと言える日が来るのはもう少し先のお話…
1/1ページ