改心のきっかけ

大広間


キノコ王国組(ピーチは除く)、for組、アイク、マルス、ミュウツー、トキガノン、ネス、トゥーン、フォックス、ウルフが集まっている。


ルイージ「ウルフって、昔は本当にムカついたね。」

アイク「かなり性格が悪かったな。」

ルキナ「そうなの?」

マリオ「うん。」

ヨッシー「特に弱い方を見下してましたよ。」

クッパ「ワガハイとガノン、デデデのようなヴィランズには友好的だったがな。」

ウルフ「あれは黒歴史だな。俺自身でも何故あんなことしてたのかわからん。」

トゥーン「当初、オイラやネスは悪質な悪戯を考えたよね?」

ネス「うん。ムカつきすぎて殺そうかと思っちゃったよ。」

ロゼッタ「私達がいない時にそんなことがあったのね。」

ワリオ「だがよ、どうして突然改心したんだ?」

クッパ「ワガハイとトキガノンとミュウツーは知ってるぞ。」

マルス「それ、詳しく話せる?」

ウルフ「あぁ。俺だけじゃ話したくないから、ミュウツーとクッパとトキガノンも手伝ってくれ。」

ミュウツー「わかった。」

トキガノン「任せとけ。」


遡ること、ウルフがスマブラに来る前


ウルフ「ほう、俺もスマブラというやつに招待されたわけか。」

親父「そこにはフォックスという敵がいるからな。」

お袋「打倒スターフォックスね。」

ウルフ「おう。フォックスを倒すのはこの俺様だ!」

親父「スマブラ世界も征服しろよ!」

ウルフ「やってやるぜ!」


ウルフは根っからの悪党だった。そう、彼の両親も悪党だったからだ。

彼が小さい頃は、こんなふうに育てられたのであった。


ウルフ「父ちゃん!僕、倒したよー!」

親父「おう!さすがウルフだな!漢の中の漢だな!」

お袋「アンタは優秀な息子ね!」

親父「お前は悪党として一流だ!よし、もっと鍛えよう!あと、これだけは忘れるな!」

ウルフ「ん?」

親父「弱者はゴミだ。」

ウルフ「ゴミ?」

親父「弱者というのは生きる価値のない者だ。強い物にただ縋りついて全く努力などしない。どうしようもない奴だ。だから、間違ってもそんなクズ共を助けてはならんぞ?」

ウルフ「うん、わかったー!」


小さい頃から親に悪として育てられていたのであった。その育てによって、悪は良いことと認識し、助け合いは偽善者と認識し、弱者は生きる価値のないゴミと認識していたのであった。
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