赤面(銀土)
土方くんが、初めて万事屋に宅飲みに来た。
精一杯おもてなし出来るように、酒もつまみも沢山用意した。
…のがいけなかったのかもしれない。
ソファやテーブルの周りにはビールの缶や酒瓶が転がっている。ビール、日本酒、チューハイ、ワイン。張り切って用意した酒をチャンポンすれば、まぁそうなるわな。
すっかり酔っぱらってがって、ふにゃふにゃになった土方くんの出来上がり。今やソファにでろーーーーんと寝そべっている。左脚をソファの背に、右脚は床へと開脚するようにパカーンと投げ出して、着流しが際どい部分をどうにかギリギリ隠してくれている。
「土方くん!そんなに脚を開いちゃパンツ見えちゃうでしょうが!」
正直、見たい。が、一方通行な想いがバレたらもう一緒に飲んでくれなくなるかもしれない。それは困る。
「らいじょーぶ、らいじょーぶ」
何が大丈夫なんだ。俺は、大丈夫じゃないんだけど。
せめて際どい部分を隠してやろうと自分の着流しに手をかけた所で、土方くんにちょいちょいと手招きされた。
そのまま耳をかせ、とジェスチャーされたので素直に貸してしまった。
「ふふふ、おれなーいいのはいてきた」
「は、履いてきた?」
「そー、ひもぱん」
「ひひひひひひひ紐!!??」
びっくりし過ぎて10mは飛んだ。
紐パン!?紐パンって言った!?
鬼の副長が紐パン履いてるんですか!?
「あははは!うーそー!」
俺の反応が気に入ったのか土方くんは指を指して笑っている。
嘘でよかった。よかったんだろうか。紐パン。
「ほんとはねー、はいてねぇよ?」
「はいいいいい!!??」
「あっはっはっはっ!!よろじゅや、かおがまっかだぞー?さけのみすぎだ。あっはっはっはっ!!……ぐー」
「酒飲み過ぎてんのお前ー!」とツッコミ前に、土方はひとしきり笑って、電池が切れたように寝てしまった。
もう本当に勘弁してくれよ…
精一杯おもてなし出来るように、酒もつまみも沢山用意した。
…のがいけなかったのかもしれない。
ソファやテーブルの周りにはビールの缶や酒瓶が転がっている。ビール、日本酒、チューハイ、ワイン。張り切って用意した酒をチャンポンすれば、まぁそうなるわな。
すっかり酔っぱらってがって、ふにゃふにゃになった土方くんの出来上がり。今やソファにでろーーーーんと寝そべっている。左脚をソファの背に、右脚は床へと開脚するようにパカーンと投げ出して、着流しが際どい部分をどうにかギリギリ隠してくれている。
「土方くん!そんなに脚を開いちゃパンツ見えちゃうでしょうが!」
正直、見たい。が、一方通行な想いがバレたらもう一緒に飲んでくれなくなるかもしれない。それは困る。
「らいじょーぶ、らいじょーぶ」
何が大丈夫なんだ。俺は、大丈夫じゃないんだけど。
せめて際どい部分を隠してやろうと自分の着流しに手をかけた所で、土方くんにちょいちょいと手招きされた。
そのまま耳をかせ、とジェスチャーされたので素直に貸してしまった。
「ふふふ、おれなーいいのはいてきた」
「は、履いてきた?」
「そー、ひもぱん」
「ひひひひひひひ紐!!??」
びっくりし過ぎて10mは飛んだ。
紐パン!?紐パンって言った!?
鬼の副長が紐パン履いてるんですか!?
「あははは!うーそー!」
俺の反応が気に入ったのか土方くんは指を指して笑っている。
嘘でよかった。よかったんだろうか。紐パン。
「ほんとはねー、はいてねぇよ?」
「はいいいいい!!??」
「あっはっはっはっ!!よろじゅや、かおがまっかだぞー?さけのみすぎだ。あっはっはっはっ!!……ぐー」
「酒飲み過ぎてんのお前ー!」とツッコミ前に、土方はひとしきり笑って、電池が切れたように寝てしまった。
もう本当に勘弁してくれよ…
1/1ページ