パロディとか
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canvasで人魚姫(その後)パロディ
・配役
シエラ:泡になって消えた人魚姫の姉
ノヴァ:人魚姫と結ばれず、別の人と結ばれた王子
・セリフのみの雰囲気文です
・よろしければ、声劇台本として使って頂いてもOKです(/・ω・)/.+
★追記
このお話のイメージ曲をニコニコモンズで配布しています!
BGM素材としても利用可能ですので、よかったら聴いてみてくださいませ✿
⇒ニコニ・コモンズ/泡沫の残り火
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シエラ「やっと見つけた」
ノヴァ「……。人魚さんが何の用だ」
シエラ「あなたは私の妹を殺した」
ノヴァ「……で? 復讐に来たのか」
シエラ「物分かりがいいのね。あの子の気持ちを踏みにじったことを後悔しなさい」
ノヴァ「踏みにじる、か。確かにそうかもな。あいつは俺のせいで自分で海に身を投げて死んだ。……こんな事になるくらいなら、あんたが言うように俺がこの手であいつを殺した方がまだよかったかもな」
シエラ「あの子を愛してたとでも言うの?」
ノヴァ「……。復讐するなら喉を裂くなり海に沈めるなり好きにしてくれ。俺は死のうと思ってここに来たんだ。……あいつの所へ行くためにな」
シエラ「……天国なんてどこにもないわ。死ねば、自我を失って無になるだけ。あの子はこの海の一部になった。あなたも私も、もう二度と会うことは出来ない」
ノヴァ「それでも、あいつが居ない世界で生き延びるよりはマシだ」
シエラ「贅沢者……。100年あるかも分からない命の癖に」
ノヴァ「人魚っていうのは、1000年は生きるらしいな。そんな丈夫な種族が、なんで海に落ちたくらいで死ぬんだ」
シエラ「魔女の呪い。あなたと結ばれなければ、あなたを殺さない限り、
あの子は海の泡になって消えることになっていたのよ」
ノヴァ「じゃあその魔女とやらが、あんたの妹の仇なんじゃないのか」
シエラ「もう殺してきたわ」
ノヴァ「……!」
シエラ「次はあなたの番。それから、あなたと結ばれた女を始末してお終い」
ノヴァ「人魚っていうのは、随分と殺気立ちやすくて凶暴なんだな。サメにでも遭った気分だ」
シエラ「でもサメは陸を歩けない」
シエラ、陸に上がる。
ノヴァ「お前……」
シエラ、人間の足で歩いてノヴァに近づく。
シエラ「魔法も使えない」
ノヴァ「人間になれるのか」
シエラ「人間じゃない。私は魔女の力を奪い取ってきた。何だってできる。人ひとり呪い殺すことなんて容易い」
ノヴァ「……っははは」
シエラ「なぜ笑うの? 気でも狂った?」
ノヴァ「いや、面白えなと思って。なあ、手を組まないか」
シエラ「やっぱり気が狂ったのかしら」
ノヴァ「俺も、復讐したい奴がいるんだよ。その復讐の対象が……あんたの妹が死ぬ理由を作った奴だ」
シエラ「ここへ来て適当なでっち上げでも言うつもり?」
ノヴァ「まさか。俺は元々死ぬつもりでここへ来たんだぞ? 今更その場しのぎの嘘なんてつかねえよ。それに今俺の話を聞かなければ、あんたは真に恨むべき相手の存在に気がつかないまま1000年生き続けることになる。そして、そいつはのうのうと生きて贅沢の限りを尽くして死んでいく」
シエラ「……どうせ、1000年も生きるなら対象を一人増やすくらい変わらないわね。いいわ。話を聞いてあげる。だけどすべてが終わったら……あなたの事も殺すからね」
ノヴァ「あぁ、遠慮なくやってくれ」
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・続きを書く気力はなかったけど代わりに曲を作ったよ。
ニコニコモンズで素材配布してます。
http://commons.nicovideo.jp/material/nc221153
おわり
canvasで人魚姫(その後)パロディ
・配役
シエラ:泡になって消えた人魚姫の姉
ノヴァ:人魚姫と結ばれず、別の人と結ばれた王子
・セリフのみの雰囲気文です
・よろしければ、声劇台本として使って頂いてもOKです(/・ω・)/.+
★追記
このお話のイメージ曲をニコニコモンズで配布しています!
BGM素材としても利用可能ですので、よかったら聴いてみてくださいませ✿
⇒ニコニ・コモンズ/泡沫の残り火
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シエラ「やっと見つけた」
ノヴァ「……。人魚さんが何の用だ」
シエラ「あなたは私の妹を殺した」
ノヴァ「……で? 復讐に来たのか」
シエラ「物分かりがいいのね。あの子の気持ちを踏みにじったことを後悔しなさい」
ノヴァ「踏みにじる、か。確かにそうかもな。あいつは俺のせいで自分で海に身を投げて死んだ。……こんな事になるくらいなら、あんたが言うように俺がこの手であいつを殺した方がまだよかったかもな」
シエラ「あの子を愛してたとでも言うの?」
ノヴァ「……。復讐するなら喉を裂くなり海に沈めるなり好きにしてくれ。俺は死のうと思ってここに来たんだ。……あいつの所へ行くためにな」
シエラ「……天国なんてどこにもないわ。死ねば、自我を失って無になるだけ。あの子はこの海の一部になった。あなたも私も、もう二度と会うことは出来ない」
ノヴァ「それでも、あいつが居ない世界で生き延びるよりはマシだ」
シエラ「贅沢者……。100年あるかも分からない命の癖に」
ノヴァ「人魚っていうのは、1000年は生きるらしいな。そんな丈夫な種族が、なんで海に落ちたくらいで死ぬんだ」
シエラ「魔女の呪い。あなたと結ばれなければ、あなたを殺さない限り、
あの子は海の泡になって消えることになっていたのよ」
ノヴァ「じゃあその魔女とやらが、あんたの妹の仇なんじゃないのか」
シエラ「もう殺してきたわ」
ノヴァ「……!」
シエラ「次はあなたの番。それから、あなたと結ばれた女を始末してお終い」
ノヴァ「人魚っていうのは、随分と殺気立ちやすくて凶暴なんだな。サメにでも遭った気分だ」
シエラ「でもサメは陸を歩けない」
シエラ、陸に上がる。
ノヴァ「お前……」
シエラ、人間の足で歩いてノヴァに近づく。
シエラ「魔法も使えない」
ノヴァ「人間になれるのか」
シエラ「人間じゃない。私は魔女の力を奪い取ってきた。何だってできる。人ひとり呪い殺すことなんて容易い」
ノヴァ「……っははは」
シエラ「なぜ笑うの? 気でも狂った?」
ノヴァ「いや、面白えなと思って。なあ、手を組まないか」
シエラ「やっぱり気が狂ったのかしら」
ノヴァ「俺も、復讐したい奴がいるんだよ。その復讐の対象が……あんたの妹が死ぬ理由を作った奴だ」
シエラ「ここへ来て適当なでっち上げでも言うつもり?」
ノヴァ「まさか。俺は元々死ぬつもりでここへ来たんだぞ? 今更その場しのぎの嘘なんてつかねえよ。それに今俺の話を聞かなければ、あんたは真に恨むべき相手の存在に気がつかないまま1000年生き続けることになる。そして、そいつはのうのうと生きて贅沢の限りを尽くして死んでいく」
シエラ「……どうせ、1000年も生きるなら対象を一人増やすくらい変わらないわね。いいわ。話を聞いてあげる。だけどすべてが終わったら……あなたの事も殺すからね」
ノヴァ「あぁ、遠慮なくやってくれ」
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・続きを書く気力はなかったけど代わりに曲を作ったよ。
ニコニコモンズで素材配布してます。
http://commons.nicovideo.jp/material/nc221153
おわり
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