一日の話




【仙文朝の風景】

朝起きた瞬間から仙蔵の機嫌が異様に悪かった。
こういう日はなにをしても怒ることは経験上よく知っている。
せめていつも仙蔵が好きだと言っている硬さの目玉焼きを作ったら、今日はいつもより柔らかい目玉焼きが食べたかったのだと理不尽に殴られた。


【仙文昼の風景】

仙蔵の機嫌が悪いまま、当初の予定だったルームシェア(仙蔵は同棲だと言い続けている)の部屋を探すために部屋を出た。
元々毎日仙蔵は俺の部屋に入り浸っているのだからここでいいだろうと言ったら、「こんな狭い部屋に住み続けられるか馬鹿」と怒られた。

まだ仙蔵の機嫌は直らない。


【仙文夜の風景】

朝から八つ当たりをされ続けた俺はとうとう仙蔵に文句を言うことにした。
「朝からなんなんだよお前は」
昨日はそのような心当たりがなかった。ならば気まぐれかと思えば、いつもはその程度なら手までは出ない。
「仕方ないだろう、お前に婚約を申し込む言葉を考えていた」

やはり同棲だったらしい


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