おかしな話
い組はおかしいと思う。
「おい、文次郎」
「なぁ、仙蔵」
なんであの二言で全ての会話が成立するんだか。
「ねぇ、君たちはなんでそれで会話成立するの?」
あまりに不思議すぎて聞いてみたことがある。
あれは会話じゃない気がする。
それでも二人からすれば大したことはないらしい。
「というか私からしてみればろ組の方がよほどだぞ。長次と小平太の会話聞いてみろ」
なんて言われた。
でもろ組にとってもい組は不思議らしい。
「長次のほうがわかりやすい!仙蔵と文次郎はお互いにしか分からないけど長次は伊作や留三郎にも分かるだろ?」
確かにその通りで、なぜか長次の言いたいことはわかる。
それでも仙蔵と文次郎のあの一言はよく分からない。
「俺にはなんで留三郎がお前の不運を遠距離で察知できるのかも分からんからな。お前らのがよっぽど不思議だよ」
なんて文次郎には言われた。
でも、僕からしたらあれだけの会話で忍務の作戦会議ができるい組が、本当に不思議だ。
***
五年生
「潮江先輩と立花先輩って二人の空間すぎて会話が意味不明じゃね?」
「名前呼び合うだけでなんで会話できんの」
「でも中在家先輩と会話できる七松先輩もすげぇよな」
「むしろ七松先輩と対話できる中在家先輩のがすげぇ」
「それよりなんで食満先輩が伊作先輩の不運を感知出来るのかがわからない」
「同じくらいに伊作先輩が食満先輩が来ると疑わないあたりも不思議だわ。なんか電波でも飛ばしてんの?」
結論:六年生意味わかんねぇ
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