第一章　あとがき

読者の皆様へ

　この度は、私の拙い文章にお付き合いくださり、誠にありがとうございました。何分、夢小説を書くのはこれが初めての試みでして、大変読みづらい部分も多々あったかと思います。感謝の言葉以外ございません。

　さてさて、「花を愛でる」第一章はここまででございます。いかがでしたでしょうか。感想をお聞きするのがとても恐ろしい反面、これからの成長に欠かせない、読み手側の貴重な意見を頂戴したい気持ちとで揺れ動いている今日この頃です（笑）
　そもそも夢小説を書こう！と思い立ったのは、至ってシンプルな理由です。そう、北信介という人物が私の好みドンピシャ。いやはや、大変お恥ずかしい限りなのですが、彼の反復・継続・丁寧というモットーにしてやられまして、そして彼のルックスにしてやられまして、さらに、彼を中心に広がる人間関係にしてやられまして、もう全てにしてやられまして。動かずにはいられませんでした。反省しております。
　正直に申し上げますと、私と彼はだいぶ、だいぶタイプの違う人間です。大切ですので２回繰り返させて頂きました。鈍臭く、覚えも悪く、なんとなくで生きている私に比べ、地道にコツコツと確実に歩みを進める北信介という男は、まさしく私の理想でございます。こんな大人になりたい！という夢を形にしたようなキャラクターでした。彼、まだ高校生なんですがね……。皆様にも、その様なお気に入りの登場人物、いらっしゃいますか？
　そんな彼を、夢小説のお相手に選んだのは、単純に、妄想が暴走してしまったに他なりません。が、それと同時に、こんな意外な面があったらもっと萌えるのに！とか、こんな事言わせてみたい！とか、こんな展開ならどうなってしまうの！？とか。言わば、実験をしてみたかったという言い訳もございます。完全に私の独断と偏見で構築される北信介となってしまいますが、そこはご了承いただけますと嬉しいです。土下座してお送りいたします。

　さあ、第一章は完結いたしましたが、お話は続きます。まだまだ書きたい事、書きたいシチュエーション、ゴロゴロございますので。皆様のお時間が許す限り、お付き合いいただけますと幸いです。一応、物語を書くにあたり、ある程度、登場人物達のプロフィールを考えていました。こんなところでしかお見せできませんので、興味がありましたら、見てあげてください。
　これからもどうぞ、夢小説「花を愛でる」をよろしくお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ギンナン
　

登場人物：初期設定

ヒロイン：梶綾鷹（華夜叉＝蘭の壱・五葉）影のある美人。ギンナンは女優の江波杏子さんを想像しております。寡黙なせいか淡白で冷たい印象を受けるが、根は負けず嫌いの世話焼き。あまり表情が動かないが、行動で気持ちを表すタイプ。

姐さん：ヒロインが禿時代についていた女性。ヒロインと同郷で一番懐いていた人。穏やかな性格。ある事件にまきこまれて亡くなる。

亭主（大将）：飲み屋「呑んだくれ」の店長。店を開く前は力士を目指していた説。生粋の江戸っ子でヒロインのことを自分の娘の様に思う。以前は奥さんと二人だけで店を切り盛りしていた。ヒロインの生い立ちは知らないが、遊郭の近くで商売していたため、少し怪しい輩には耐性あり。特に追求せず、従業員として雇うことに。

良二さん：呉服屋の次男坊。ヒロインより2つ年下。ヒロイン目当てで店に通う常連さん。ヒロインにはこれっぽっちも相手にされない可哀想なお人。

北信介：帝国陸軍　十一聯隊　少佐。ヒロインと出会った当時は少尉で、士官学校卒業直後。原作通り、機械の様な人間。反復・継続・丁寧がモットー。ちゃんと男の子。ヒロインには意外な一面も見せる。ある事件がきっかけでヒロインに惚れちゃう。彼女といると今まで知らない自分に出会えると気づく。それ以来、異様な執着を見せる。

尾白アラン：帝国陸軍　十一聯隊第２師団　大尉。北とは士官学校からの同期。両親を早くに亡くした北の良き理解者で幼なじみ。北とヒロインをくっつけさせ隊の隊長。最近の悩みは宮ツインズの手綱を上手く握れないこと。第二師団一の苦労人。

宮侑：帝国陸軍　十一聯隊第２師団　少尉。北や尾白とは4つ違い。双子の片割れ。士官学校を主席で卒業し、出世街道まっしぐらだと言われている超有望株。任務には忠実で、類稀なる判断力と指揮力を持つ。しかし、性格は楽天的で隊のトラブルメーカー１号。新米少尉であるぶん、まだ幼さも残り大人になり切れていない一面も。

宮治：帝国陸軍　十一聯隊第２師団　少尉。宮侑は双子の兄弟。士官学校を侑に続く次席で卒業する。双子の片割れ同様、任務遂行時の正確性はピカイチ。目立ちたがり屋の侑に比べ、口数は少なく、得意分野も射的ゆえ援護射撃（狙撃手）としての腕が目立つ。食欲に忠実。しかし、侑と同じ遺伝子を持つせいか喧嘩っ早い。兄弟喧嘩は手を抜かない主義。隊のトラブルメーカー２号。