刀剣の神様と箱庭での物語
彼らに名乗る貴方の名前は?
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最近、近侍に任命されてからというもの
大倶利伽羅には一つ気になることがあった。
審神者桃花の居室に度々訪れるなり
襖から何やらガリガリ引っ掻くような音がしたり、そうかと思えば愛らしい「にゃー」と
鳴き声が聞こえる。
そのことについて触れようかと思ったが
あまり馴れ合うのは…という彼は今の所
スルーしていた。
だが
「桃花、最近襖から物音するけど。何か飼ってるの?」
偶然、たまたま審神者の居室に訪れる際についてきた太鼓鐘貞宗が何気なく聞き出す。
「ああ、気になるよね〜。ごめん。」
そう答えると、桃花は襖を開け中に
居たものを抱えながら振り向く。
瞬間、その場の空気が固まったが桃花は気にせず
「先日、万屋に行った際に雨に打たれてたからつい…ね。ほら、毛並みも艷やかだし触り心地いいんだよ?」
と和やかに答える。
(何で…猫なのに尻尾が三つに別れてるんだろう?)
(そもそも、それは猫なのか?)
漸く、口を開いた太鼓鐘は
「それは…何?」
と訊ねる。
「この子?猫又だよ?珍しいし寒そうだから
つい…連れて帰ってきちった☆」
((猫又!?))
猫ならばわかるがと思いながらも
「触ってみ?」
と審神者から差し出され大倶利伽羅と
太鼓鐘は猫又に振れる。
確かに、言っていた通り艷やかな毛並みだが
フカフカ柔らかい毛質のようだ。
「意外に可愛いな」
太鼓鐘は気に入ったのか審神者から渡された猫又を抱え、名出ている。
「でしょー?お風呂嫌いみたいで入れるの大変だったけど頑張ったよー」
審神者と太鼓鐘が猫又を囲んで和んでるのを眺めつつ
(それでいいのか?違和感覚えるのは俺だけか?)
と思ってはいたが、あのフカフカの感触を
忘れられない大倶利伽羅なのであった。
【終】
大倶利伽羅には一つ気になることがあった。
審神者桃花の居室に度々訪れるなり
襖から何やらガリガリ引っ掻くような音がしたり、そうかと思えば愛らしい「にゃー」と
鳴き声が聞こえる。
そのことについて触れようかと思ったが
あまり馴れ合うのは…という彼は今の所
スルーしていた。
だが
「桃花、最近襖から物音するけど。何か飼ってるの?」
偶然、たまたま審神者の居室に訪れる際についてきた太鼓鐘貞宗が何気なく聞き出す。
「ああ、気になるよね〜。ごめん。」
そう答えると、桃花は襖を開け中に
居たものを抱えながら振り向く。
瞬間、その場の空気が固まったが桃花は気にせず
「先日、万屋に行った際に雨に打たれてたからつい…ね。ほら、毛並みも艷やかだし触り心地いいんだよ?」
と和やかに答える。
(何で…猫なのに尻尾が三つに別れてるんだろう?)
(そもそも、それは猫なのか?)
漸く、口を開いた太鼓鐘は
「それは…何?」
と訊ねる。
「この子?猫又だよ?珍しいし寒そうだから
つい…連れて帰ってきちった☆」
((猫又!?))
猫ならばわかるがと思いながらも
「触ってみ?」
と審神者から差し出され大倶利伽羅と
太鼓鐘は猫又に振れる。
確かに、言っていた通り艷やかな毛並みだが
フカフカ柔らかい毛質のようだ。
「意外に可愛いな」
太鼓鐘は気に入ったのか審神者から渡された猫又を抱え、名出ている。
「でしょー?お風呂嫌いみたいで入れるの大変だったけど頑張ったよー」
審神者と太鼓鐘が猫又を囲んで和んでるのを眺めつつ
(それでいいのか?違和感覚えるのは俺だけか?)
と思ってはいたが、あのフカフカの感触を
忘れられない大倶利伽羅なのであった。
【終】
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