砂漠の王がすき!
――すき、と何の前触れもなく言ってみたら、事務机で各種請求書とにらめっこしていたクロコダイルは怪訝そうに顔を上げるも、すぐに書類に目を落とした。
「ああ、どうも」
「それだけ!?『俺もだよ、ハニー』とか、そういうのないわけ!?」
「酔っぱらいに言われてもありがたくねェな」
クロコダイルがチラリと見たのは、丸1本空になったシャンパンのボトル。よーく冷えたそれを、この女は風呂上りにラッパ飲みで一気に飲み干した。
「だってこれ、私のために冷やしておいてくれたんでしょ?気が利くじゃ~ん、美味しかったぁ~」
「…貰いもんだ。俺は飲まねェしな」
「え?わざわざ買ってきてくれたんじゃないの?」
「悪いがそういうこった。期待外れだったな」
「なーんだ、そういうこと。まっ、美味しかったからなんでもいいけど」
つまらなそうに肩をすくめ、髪を乾かすために洗面所へ消える。
まったくくだらねェ、とクロコダイルはため息をつき、頭を抱えるようにして書類に目を落とす。
その耳が俄かに赤くなっていたのは、誰も知らない。
「ああ、どうも」
「それだけ!?『俺もだよ、ハニー』とか、そういうのないわけ!?」
「酔っぱらいに言われてもありがたくねェな」
クロコダイルがチラリと見たのは、丸1本空になったシャンパンのボトル。よーく冷えたそれを、この女は風呂上りにラッパ飲みで一気に飲み干した。
「だってこれ、私のために冷やしておいてくれたんでしょ?気が利くじゃ~ん、美味しかったぁ~」
「…貰いもんだ。俺は飲まねェしな」
「え?わざわざ買ってきてくれたんじゃないの?」
「悪いがそういうこった。期待外れだったな」
「なーんだ、そういうこと。まっ、美味しかったからなんでもいいけど」
つまらなそうに肩をすくめ、髪を乾かすために洗面所へ消える。
まったくくだらねェ、とクロコダイルはため息をつき、頭を抱えるようにして書類に目を落とす。
その耳が俄かに赤くなっていたのは、誰も知らない。