第一章『出逢い』
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霧の中に私は佇んでいた。
『――――・・・』
どこからか、微かに声が聞こえてくる。
―――呼んでいる。
そんな気がして、無意識のうちに私は歩き出していた。
ただ真っ直ぐに、聞こえてくる声に導かれるように路を進んでいく。
やがて、ぼんやりと視界に人影が映った。
―――貴方は誰?
人影に近づいて行きながら私は問いかける。
けれど、『答』を聞く事は出来なかった。
その前に私の目は覚めてしまったから。
それは〝ある世界〟に―――私が導かれるきっかけとなる―――〝始まりの夢〟だった。