DFF劇場。


WOL「…というわけで年が明けたわけだが…」


バッツ「一ヵ月も前にな。
ってか今頃、正月ネタかよ。」


WOL「旧正月だ。何も問題はあるまい。」


ジタン「んでもよー…ふつー二月の行事って言ったらバレンタry…」


WOL「…バレンタイン…あの行事は聖バレンタインが2月14日に処刑されたことがきっかけで始まった…と耳にしたことがある。
あー…なんだか剣がさみしーなー…どーしてだろーなー…」


ジタン「『これはにせさつだー』並みの棒読みで、物騒な事言うのは止めろって…」


WOL「…たしかにカリオストロは名作だ…」


スコール「…(ティンバーマニアックス読みながら)…いくらお前がリア充が嫌いだろうが構わないが…犯罪は止めろよ。」


WOL「…フ…私を見くびらないで貰いたい。私は光の戦士…クリスタルに選ばれし者。
バレンタインが好きではないとは言え、だからと言ってリア充を闇討ちするなどという卑劣極まりない精神は生憎、微塵も持ち合わせていない。」










一方…


ティーダ「おはよーっす…」


オニオン「…どうしたの、ティーダ…なんだか君から凄く死相が見えるんだけど…」


ティーダ「なんか、二月に入ってから夢見がよくないんっすよ…
昨日なんか部屋の隅から俺の名前が書いてある人形(ヒトガタ)出てきたし…
しかも、変なビデオテープまであるし…」

セシル「みんなーこっちに来てくれないかな?七草粥を作ったんだ。
あれ、ティーダは?」


オニオン「…なんか、大急ぎでビデオをダビングしてるよ。
…古井戸がどーのこーの言って…」


セシル「…そっか、ティーダも大変だね…でも、冷めるとおいしくないし…。
先に食べちゃおっか。」


WOL「…では、いただくとしよう。…おい、セシル…」


セシル「ん?どうかしたのかい?」


WOL「…私の見間違いか?…お前が持っているお玉が溶けているように見えるのは…」


セシル「ん?ああ、またこれか。ちょっと待って、今新しいお玉をー…」


WOL「いや、そういう問題じゃないからね。
金属腐食させる七草粥なんてお兄さん初めて見たからね。」


セシル「体にいいよ。たくさんのハーブ(という名の雑草)が入ってるから」




ティナ「きゃあ!?フリオニール!?どうして倒れてるの?
あなた、さっきまで『セシルと一緒に七草粥を作るんだ!』って元気にしていたのに…」


クラウド「…キッチンの床…なぜか溶けているな…誰か濃硫酸でもこぼしたのか…」



セシル「はい、WOL、あーん。」


WOL「ちょっ、あーんって…セシルさんなんであーんってやりながら私の頭上に鍋をかかげぎゃぁあああああああ!!


クラウド「…気のせいか、出かける前よりも人数が少ない気がするのは…」


スコール「…たぶん、気のせいではないと思うぞ。」


ティナ「なんだかすごく大変そう…」


オニオン「あれ?ティナ、おみくじ引いてきたの?見せてみせて!!
うわーっ!ティナこれ大吉だよ!!よかったね!」


ティナ「…うん!しかも、新年早々うれしいこともあったし…私、今年も頑張れると思うの。」


ジタン「へっー、いい事って?」


ティナ「大したことじゃないの…ただ、やっぱり産業廃棄物は産業廃棄物らしく這いつくばっているのがお似合いだなって。」



バッツ「うわっ!?どうしたんだよ、WOL!?産業廃棄物の汚泥みたいなもの全身にかぶって!!
…しかも、鎧と兜…飴みたいに溶けてるし…」



ジタン「……。」


ティナ「…(にこっ)」


今年もよろしくお願いします
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