DFF劇場。

【目次的なもの】

P2~5…プロローグ

P6…企画コンセプト+補足

P7~10…一年目・四月

P11~14…一年目・五月~三月


P15~19……二年目・四月~九月


※以下、続行。

WOL「…コスモス。これは一体どういう事だ?」


コスモス「あら?あなたが集合場所にどんケツのドベですよ。
そんな事ではこの先のキング様に蹂躙され、ハリケーンさんに凌辱され…とてもじゃないですが戦えるとは思えませんわ。」


WOL「ちょっと言っちゃったよ。この女神。女神のくせに蹂躙とか凌辱とか何それ私の聞き間違いですか?」


コスモス「世の中にはヒロインが男(Not主人公)と二人で寝ていたベットから謎の毛が出てきたり、タンスから謎のゴム的な何かが出てくるRPGもあるんです。
それに比べればずいぶん可愛いものだと思いますよ。」


ウボァー「おとなになるって、かなしいことなの。」


スコール「やめろッ!!」


ティーダ「ちょ…!スコール落ち着けって!!どうしたッスか?そんなに血相を変えて?」


スコール「…す、すまない。何故だかは分からないが口が勝手に…。」


セシル「大丈夫だよ、スコール。悪女違いだから。それ以前にリノアは悪女じゃないよ?あれはね、電波って言うんだって。」


スコール「おい。それ、フォローのつもりか?全然フォローになってないぞ。」


セシル「うん。傷口広げようかなって思っただけだから。」


スコール「……。」


コスモス「正直、大人になるってどういう事ですか?
と、問い詰めたい。小一時間ばかり正座をさせて問い詰めたいと思った純真無垢な少年は全国にどれだけいるんでしょうね?流石ヨヨ姫。悪女マジ悪女。」


ティーダ「ところでさー、コスモス。俺達が集まるのはいつもの事だけど、なんか珍しい顔が増えて―…」


クジャ「まったく…一体何の用なんだい?僕、こう見えても忙しいんだけど?」


ケフカ「…とりあえず、下を履く事から始めればいいんじゃないの~?」


クジャ「…フン。見た目通り美的センスの欠けらも何もあったもんじゃないね、君は。
大体、古来より引き締まり均整がとれた男性の裸体ほど素晴らしい芸術品は―…」


スコール「―…おい!WOLが吐いたぞッ!!


セフィロス「…ふむ。実に興味深い。」


クジャ「へえ…まさか君にそんな崇高な美的感覚が備わっているなんてね。そもそもかの有名なミケランジェロ作のダビデ像だって―…」


ケフカ「……。」


ウボァー「…。安心しろ。お前はなんら間違っちゃいない。だから、落ち込んでないでこっちに来い。」


セシル「あの二人の格好って足したら調度よくなるのにね。」


スコール「残った方を足せば全裸だけどな。」

桃太郎電鉄16~北海道大移動の巻~

…とは、ハドソンが発売した桃太郎電鉄シリーズ第16作目に当たる国民的ボードゲームである。

プレイヤーは社長となり目的地を目指しながら日本全国を周り物件を購入。その利益や手持ち金などを合わせ、最終的に資産が最も多いものが勝者となる。




コスモス「…という国民的すごろくゲームをあなた方にやっていただきますわ。まさかとは思いますが知らない人はいませんよね?」


ティーダ「…はい!コスモス!」


コスモス「はい、ティーダ。今日も元気に辺りを照らしていますね。謝りなさい。主に熊谷市近辺の住民に。」


ティーダ「えっ?それ俺のせい?俺のせいなの?
…なあ、このゲームって1~4人用って書いてあるッスよ?でも、ここにいる人数…コスモスを抜いてもだいぶおつりがくるような気が…」


コスモス「ああ、安心してください。今回は二人で一つの鉄道会社を…つまり一人は社長、一人は秘書役としてプレイしていただきます。」


スコール「…くだらない。悪いが俺は帰らせて―…」


コスモス「スコール。」


スコール「……。」


コスモス「すみません。最近ちょっと耳が遠くって…何千年も生きているものですから…。もう一度聞かせてもらえますか?」



ウボァー「おい…あの女神が顔面にゴリゴリ強く押しつけているのは―…」


セシル「対戦車用の超弩級ロケットランチャーだね。」


ウボァー「何でそんな物騒なものを女神が常備してるんだよ。」


WOL「…と言うか、この角度だとスコールの顔が砲芯に隠れて全く見えないな。」



コスモス「さあ、スコール?さっきは何て言ったのかしら?(にっこり)」

コスモス「…はい!それでは平和的に解決したところで―…」


ケフカ「…ぼくちんの見間違えかな?ちょっとよく分かりません。」


セシル「50%平和って事なんじゃない?」


WOL「…50%ってコスモスだけが平和って意味か?それ。」


コスモス「それでは二人組を作りたいと思います!はい!それでは近くの人と二人組を作ってください!」


セフィロス「やめてッ!!」


ティーダ「今度はセフィロスッスか?」


セフィロス「…すまん。どうやら体が勝手に拒絶反応を起こしてしまったようだ。」


WOL「これもぼっちの悲しいサガか。」


スコール「お前にだけは言われたくないと思うぞ。」


WOL「黙れ根暗。」


スコール「…DFF本編でコスモス側唯一の公式ぼっちだったあんたにだけは言われたくはないな。」


セシル「あははははっ!すごいねー、このメンバーのぼっち率!アハハハハハッ!!」


ウボァー「……はあ。ん?どうかしたのか、ケフカ?先程から元気がないようだが…。」


ケフカ「…いや。ぼくちんここでキャラ確立させることができないような気がしてきたから…。」


クジャ「…ボクサー型?トランクス!醜い…!!そして、実にナンセンス!!
僕のような通は…ほぅら!綺麗だろ?このフォルム、光沢…美しい!!
その証拠に僕はこれ以外は装飾も何も付けていない。それは何故か?それはこの形が最も美しく完成されてたものであると理解しているからさ!!」


WOL「どうひいき目に見ても皮の貞操帯です。ありがとうございました。」


ケフカ・ウボァー「……。」


ケフカ「やっぱり…ぼくちん…」


ウボァー「あきらめるな!!ケフカ!!せっかくの貴重なツッコミ役なんだぞ!!頼む!!諦めないでくれ!ッ!」

コスモス「仲が良い事はいい事なんですが…このままだと話が進みませんので説明をさせていただきます。ルールは…」


1 モードは“いつもの桃鉄”(通常モード)

2 年数は5年

3 プレイ人数は8人(うち4人は秘書)

卑怯は俺の誉め言葉。

魅せプレイは基本。


オーバーキルはもっと基本。




コスモス「…以上!それでは皆さん!アンフェアプレー精神のもとよりよい日本を目指して頑張ってくださいね!」


一同「へっ?」


コスモス「そぉおおおおおおい!!」

【コンセプトと補足】

散々ごたごた言ってきましたがこの連載の実態はDFFキャラの名前を付けた…

プレイヤー(@へっぽこ)VS CPU×3

の桃鉄16プレイ日記のようなものです。実際にプレイをしガチで起こった事をDFFキャラの口を借り淡々と綴っていきます。


☆リセットなし。ガチプレイ。

★年数は五年ぽっきり。

☆特に面白いネタがなかった月は箇条書きで簡略化。

…していきます。ちなみに、拍手とは別口ですので拍手にはこの桃鉄のお話は載りません。

話が更新された場合、お手数ですが目次ページからジャンプ機能を使って目的のページへとお進み下さい。




【社長と秘書の組み合わせ+中の人一覧】

① WOL(社長)+皇帝(秘書)……へっぽこ操作

② スコール(社長)+ティーダ(秘書)……CPUえんま

③ セシル(社長)+セフィロス(秘書)……CPUふうじん

④ クジャ(社長)+ケフカ(秘書)……CPUあしゅら


…さくまはどうしたって?正直、あいつは公式チート過ぎて興醒めなので除外しました。

信じられるかい?80年目だろうが90年目だろうが、さくまにくっついてる時だけは貧乏神はキング様になるどころかミニになる確立が高いんだぜ?(※経験則)






…そんなこんなで桃鉄16!五年決戦はっじまるよー!!

【一年目・四月】

WOL・皇帝組(へっぽこ操作)



ウボァー「…ここは?」


WOL「ふむ…。どうやら私達はゲームの中に飛ばされたようだな。」


ウボァー「…状況がいまいち飲み込めないのだが。」


WOL「理由を求めたところで無駄だ。相手はあのコスモス…いくらこちらが正論を述べたところで意味はない。」


ウボァー「いや、珍しく正論を言ってるつもりだろうが、私が今言いたいのは貴様の格好の事だから。」


WOL「どこがおかしい?鉄道会社の社長らしくスーツを―…ああ、スーツの色の事か。我が社のイメージカラーである青を取り入れただけだ。
確かに珍しい色合いではあるがな。」


ウボァー「そこじゃねーよ!!だから、なんでスーツの布の面積が前半分しかないんだよ!!後ろの防御、恥と一緒に捨てすぎだろうがッ!!」


WOL「今はやりのクールビズだ。」


ウボァー「どこまで涼しさの限界を求める気なんだ…貴様は…。
……それ以前にそのスーツどう考えてもびんぼっちゃまスーツだろうが。ちょっと、今の若い人がどれだけびんぼっちゃま知ってると思ってる?年齢疑われかねないネタは自重しろ。」


WOL「…なるほど。確かに若い者…なおかつ女性でおぼっちゃまくんを知っているものは少ないか。」


ウボァー「知っててやったのかよ。
…真面目に言わせてもらうがその格好は本気で止めろ。全力で止めろ。」


WOL「何故?」


ウボァー「…貴様は野郎の尻を眺める趣味があるのか?」


WOL「…着替えるか。」

スコール・ティーダ組(CPUえんま)


スコール「…何で俺がこんな目に。」


ティーダ「…仕方ないッスよ。諦めてゲームに付き合うしかないみたいだし。」


スコール「…はあ。言っても始まらない、か。他の組み合わせを見るかぎりマシな方だしな。
…ティーダ、目的地はどこだ?」


ティーダ「…えっと、確か札幌とか言うところッス。
今俺達がいるのが東京だから…相当距離があるみたいだな。」


スコール「…そうか。カードもないこの状況では何も仕掛けられない。
…よし。今はサイコロを振り大きな目を出しつつ新潟ルートを通って東北を北上するぞ。」


ティーダ「でも、それだと仙台ルートを使って北上するよりも遠くなるッスよ?」


スコール「…少しだけな。だが、地図をよく見てみろ。仙台から岩手を抜けるルートは所持金を取られるマイナス駅だらけだ。
その点、新潟ルートであれば多少遠くはなるがマイナス駅による損失を未然に防げる。それに―…」


ティーダ「そうか!新潟から山形と秋田を抜けるコースはカードが引ける駅ばかりだからうまく行けばいいカードが引けるッスね!」


スコール「岩手を越えるルートはカード売場で確実に欲しいカードを入手する事が出来るが、この所持金では満足にカードを補充する事も出来ない。
ここは運に任せて少しでもいいカードを収集しつつ目的地を目指すのが上策だ。」


ティーダ「スコールって堅実っうかなんっーか。ネタとしてはつまらないッスよね。このプレイ方法。」


スコール「…借金して尻の毛まで毟られたいか?」


ティーダ「…さあ!元気にサイコロ振るッスよ!!」


スコール「もう振った。ちなみに目は1だ。」


ティーダ「はあ!?俺達のCPUって確かえんま設定ッスよね!?なんで初っぱなからこんなに塩っぱい目が…」


スコール「…大丈夫だ。目的地は札幌。まだ、焦るような時間じゃない。」


ティーダ「…昔っから思ってたんだけどさ。あれ、焦るような時間になったらどうなるんッスかね?」


スコール「知らん。」

クジャ・ケフカ組(CPUあしゅら)


クジャ「さあ!僕達も札幌とやらを目指そうじゃないか!」


ケフカ「…いや、あのですね。」


クジャ「ん?ああ…僕のこの格好かい?実は、桃鉄シリーズのあしゅらというキャラにいたく感銘を受けてね。どうせならそのキャラにあやかろうと着替えたのさ。」


ケフカ「いや!違…違くはないけど僕ちんが気にしてるのそこじゃないから!!なんで君、よりにもよって全裸なわけ!?」


クジャ「絹があるから全裸じゃないもん。」


ケフカ「絹ごときで隠せると思ってる!?ねえ、思ってるの!?さっきからなんか優雅にぷらぷらしてるの隠し切れてないんですけど!!」


クジャ「今はやりのクールビズだよ。それにしても下ネタとは…。なんて下品なんだ。君は。」


ケフカ「……。」


クジャ「何だい?その目は。」


ケフカ「…何でも。ちょっと僕ちん、スコール達のところに行ってくるぢょ。あっちも今月は1マスしか進まなかったようだし…」


クジャ「へえ?敵場視察ってわけか。うん、いいよ。行っておいで。その間に僕は自分が一番格好よく写る角度を…いや、僕はどの角度から見ても美しいry」


ケフカ「…。」



ティーダ「うわっ!?ケフカどうしたッスか!?」


ケフカ「お願いだぢょ!!僕ちんと社長を交換してほしいぢょ!!」


ティーダ「…ケフカ、あんた…。分かった。俺の答えは決まったッスよ。」





黙って親指下に向ける。


セシル・セフィロス組(CPUふうじん)


セシル「目的地は札幌だよね?じゃあ、僕らも出発しようか。」


セフィロス「そうだな。…ところでセシルとやら。」


セシル「ん?どうしたんだい?」


セフィロス「…さっき引いたうんちカードとやら…一体どうするつもりだ?」


セシル「ああ。それ?あとでカインにでも使ってあげようと思って。これならカインも一人寂しく山に籠もる事もないんじゃないかな?うんちもいるし。」


セフィロス「嫌がらせか?」


セシル「そんなことないよ?ただ、ちょっと本気で存在を消したいだけ。」


セフィロス「……。」


セシル「さて、と。ああ…ごめんごめん!さっきの話の続きだよね!確かガリを殺す100の方法の第66番目を考えようって話だったんだよね?(にっこり)」

コスモス「社長のみなさ~ん。五月ですよ~。」


【五月】

スコール・ティーダ組


スコール「まずいな……」


ティーダ「どうしたッスか?」


スコール「これを見ろ。コスモスから送られてきた四月の映像だ。」


ティーダ「ん?あちゃ~……俺達一マスしか進めなかったのに、WOL達六マスも進んでたんッスね。」


スコール「……もっとよく見ろ。」


ティーダ「……何故かWOLが半裸だってことか?あざといな~。」


スコール「……このサイトにそっちの需要で来る人間がいると思うのか?
そもそも、あざとい以前に既に半分どころか真っ裸がいるだろうが。
俺が言いたいのは奴が先月引いたカードの事だ。」


ティーダ「カード?どれどれ―……ゲッ。」


スコール「そうだ。奴が引いたのはスキミングカードだ。厄介な事にな。」


スキミングカード……相手のカードをコピーするという極めて違法な名前を持つなカード。


ティーダ「悪運強いッスね~……」


スコール「リアルラックの無駄使いとも言うな。」


ティーダ「……スコール、俺達勝てるのか?」


スコール「……勝つ。だが、注意するに越したことはない。ティーダ、奴らを徹底的にマークするぞ。」


《他のメンバーの行動》

WOL・皇帝組……釜飯屋購入

クジャ・ケフカ組……深谷駅

セシル・セフィロス組……カード駅

コスモス「社長のみなさ~ん。六月ですよ~。」


【六月】


セシル・セフィロス組


セフィロス「セシルとやら……」


セシル「あっ、ごめん。ちょっと今取り込み中だから後にしてくれないかな?」


セフィロス「いや、不気味な人形が量産されていくの黙って見ていられるほど大人じゃないからな、私は。
……全部、同じ名前を書いているようだが。」


セシル「今更説明する必要もないと思うんだよね。」


セフィロス「……本当に嫌っているのだな。」


セシル「知ってるかい?好きの反対は嫌いじゃないんだよ。たぶん、僕は―……」


セフィロス「…無関心とでも言うつもりか?それは違うだろう。」


セシル「嫌いじゃなくて、本気で存在滅したいだけだと思うんだよね。
あっ、さっき人形埋めるための穴を掘ってたらこんなものが出てきたよ。」


セシル千両箱Get!8000万円の臨時収入。


《他のメンバー達の行動》

WOL・皇帝組……青マス

スコール・ティーダ組&クジャ・ケフカ組……湯沢駅




コスモス「社長のみなさ~ん。七月ですよ~。」


【七月】


皇帝「スコール組とクジャ組……仲が良いな。三ヶ月とも同じ駅で下車しているぞ。」


WOL「一部の人種が涎を垂らしそうな展開だな。
まあ、それはいいとして今月もいいカードを引いてきたぞ。近う寄れカードだ。」


皇帝「……ほう、これはまた。確か、このカードは他の人間を自分の下に呼び寄せることが出来るカードだったな。」


WOL「テレポートカードの逆だな。運悪くキング様が御降臨あそばされた時の為にとっておく事にしよう。」


皇帝「……今回のカード運、おかしいとは思わぬか?」


WOL「神が我々に味方してくれているのだろう。ロマンスの神様どうもありがとう。」


皇帝「貴様の場合、ボロ雑巾並みに見捨てられてんだろーが。いい加減、現実を直視しろよ。
しかし、ここまで順調だとある意味不気味だな。」


WOL「おい。お前、誰がフラグを立てろといった?」


《他のメンバーの行動》


セシル・セフィロス組 ……秋田駅。稲荷うどん屋×2、アキタコマチ水田×1購入。


コスモス「社長のみなさ~ん。八月ですよ~。」


【八月】


WOL・皇帝組……豪速球カードGet

クジャ・ケフカ組……二刀流カードGet

スコール・ティーダ組……バキュームカードGet

コスモス「社長のみなさ~ん。九月ですよ~。」


【九月】


ティナ「えっと、アナウンスを担当させていただきますティナです。よろしくお願いします。
実りの秋を迎えて今年はブラボー豊作です。
正直、二十代の後半を迎えたアラサー男子の口からブラボーフィガロッ!って単語が出た時はいたたまれませんでした。
日本の穀倉地帯は黄金色に輝くお米の収穫に大わらわです。」


セシル・セフィロス組に800万円の臨時収入!


クジャ・ケフカ組


クジャ「あーんな端金で喜んじゃうなんてね~。って、どうしたんだい、ケフカ?考え事なんかしちゃってさ。」


ケフカ「ん?ああ、今のアナウンスを聞いていたら色々思い出したんだじょ。」


クジャ「そう言えば、あのアナウンサーの子は君の知り合いだったね。
……っというか、あの放送を聞く限り君の世界にはどうしようもなく悪趣味な人間がいるようだけど。」


ケフカ「股の間にぶら下げてるものプラプラさせてるような奴には死んでも言われたくないんだけど。
っうか、いい加減、クジャのクジャしまえよ。」


《他のメンバーの行動》


WOL・皇帝組……ぬか喜びカードGet

スコール・ティーダ組……だじゃれカードGet

セシル・セフィロス組……豪速球カードGet




コスモス「社長のみなさ~ん。十月ですよ~。」


【十月】


スコール「(スキミングに近う寄れ、豪速球―……まずいな。こっちにもだじゃれがあるとは言え完璧にカードでWOL達に差を付けられた。
決め手が足りない……。クッ……何か手を考えるんだ。)」


ティーダ「スコール!スコール!!一大事ッス!!」


スコール「チッ……。なんだ、騒々しい。」


ティーダ「原作みたいに大人振ってかっこつけてる場合じゃないッス。それにおねえちゃんとかママ先生とか真顔で言っちゃう方が本性だって、とっくに皆にバレてるって。俺、あのカードを引いちゃったみたいなんッス!」


スコール「お前、暴言隠して言ったつもりだろうが隠れてないからな。何……いや、待て……これは……ッ!?
よくやった、ティーダ!」


ティーダ「えっ?でもこのカードって―……」


スコール「よく見ておけ、ティーダ。これが、SeeDの戦い方だ。」


《他のメンバー達の行動》

WOL・皇帝組……最下位カードGet

セシル・セフィロス組……幸福な王子カード発動→ウンチカードをスコール達にぷれぜんとふぉーゆー

クジャ・ケフカ組……隣の芝カードGet




コスモス「社長のみなさ~ん。十一月ですよ~。」


【十一月】


皇帝「……やはり、我々のところに来たか。」


※いきさつ※

スコール組、時限爆弾カード使用。

WOL組指定宅配で爆弾プレゼント。

チクタクチクタク←New!


皇帝「やるだろうなとは思っていたが―……。おい、どうする?捨てるタイミング見誤ったら資産が飛び散るぞ。」


WOL「焦るな。まだ時間はある。取り敢えず、今は進行系カードをあるだけ補充しておけ。
うぉるちゃん進行系ないと死んじゃう。泳いでないと死んじゃうの。」


皇帝「マグロか貴様は。」


WOL「私としてはティナ君ならマグロだろうがなんだろうがいいん―……。むっ……マティウス?どこへ?」


ティナ「……。(にこにこ)」


一方―……


皇帝「あいつ、ほんっと懲りないのな。おい、急行系あるだけよこせ。」


マティたん、恐山にて急行カード×5枚購入

【十二月】

WOL・皇帝組……時限爆弾カード使用→爆弾はクジャ組へ

セシル・セフィロス組……サミットカードGet

クジャ・ケフカ組……回ってきた時限爆弾カード使用→爆弾はスコール組へ




【一月】


WOL・皇帝組……北へ!カード使用。夕張駅下車。北海道入り。


スコール・ティーダ組……時限爆弾チキンレース!爆弾はWOL組へ




コスモス「社長のみなさ~ん。二月ですよ~。」


【二月】


WOL・皇帝組


皇帝「そろそろやばいんじゃないか?これ?」


WOL「だから、今月は足踏みしてまでスコール達に押しつけただろうが。」


皇帝「……しかし、押しつけたところであいつの事だ。今月のこの後のターン使ってこっちに押しつけ返しに来るぞ。」


WOL「……マティウス。我々はFFの中でも最古参の人間だ。そんな我々がこの程度のことで取り乱してどうする?
ここは先輩―……いや、大人としての余裕をだな―……」


ドッカーーンッ!!(響き渡る爆音)


セフィロス「おい!なんでよりにもよってそのカードを引く!!と、言うよりも何故、とっととカード売場に行かなかったのだ!!」


セシル「クッ……カイン……君はどこまで僕の邪魔をすれば気が済むんだ……!」


セフィロス「堂々と濡れ衣着せてないでさっさと貴様も消火を手伝え!!」


WOL・皇帝「そっとしておこう。」


セシル・セフィロス組、とりかえしカード大爆発。借金二億!!




コスモス「社長のみなさ~ん。三月ですよ~。」


【三月】


ドッカーーン!!(無情に響き渡る爆音)


時限爆弾カード爆発。WOL・皇帝組、9000万円のマイナス。


皇帝「……まっ、こうなるわな。しかし、借金が出なかっただけ良とするか。ほら、さっさと片付けて先に―……」


WOL「フフフ……フハハハッ……ハハハハッ!!なぁ?マティウス?」


皇帝「(ビクッ!?)」


WOL「マティウス、私は戦争が好きだ。
マティウス、私は戦争が好きだ。
マティウス、私は戦争が大好きだ。
殲滅戦が好きだ。電撃戦が好きだ。打撃戦が好きだ。防衛戦が好きだ。包囲戦が好きだ。突破戦が好きだ。退却戦が好きだ。討伐戦が好きだ。撤退戦が好きだ。
マティウス、私は今、戦争を地獄の様な戦争を望んでいる。
マティウス、お前は一体何を望んでいる?
更なる戦争を望むか?
情け容赦のない糞の様な戦争を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐の様な闘争を望むか?
戦争! 戦争! 戦争!
フフフッ……いいだろう。スコール……よろしい ならば―……」


戦争だ。

《一年目・決算》

一位:WOL(笑)……1億1850万

二位:クジャに効く……1150万

三位:スコール委員……1000万

四位:セシルの時代……-2億5480万




コスモス「社長の皆さ~ん。4月ですよ~。」


【4月】

WOL・皇帝組


皇帝「…潰すのは結構だがどうやって攻める気だ?やるとは言えやれることは少ないぞ。ここは無理に攻めず守りに回ったほうが―……」


WOL「めんごめんご。サイコロもう振っちゃった。」


皇帝「めんごじゃねーよ。サイコロ振ったってセシル達が、このターン豪速球投げてこない理由はないんだから、壊される前にとっとと使うのがセオリーだろうが。
そんなんだから対人で勝てんのだ。」


WOL「案ずるなマティウス。私がこのターン悠長にしていたのには理由がある。」


皇帝「運頼みなどと言いだしたら怒るからな、私。」


WOL「まさか。この私が運などという不確定要素に頼るわけがなかろう。」


皇帝「……でっ?」


WOL「だって、号泣馬って、ベイス〇ーズ所属やん?そうじゃなくてもそう思いたいやん?」


皇帝「文字通り横浜の星です。って、やかましいわ!!
それ、単にお前が思い込みたいだけだろうが。土下座しろ。ハマの球団関係者とファンに焼き土下座しろ。」


WOL「ムッ……!どうやら飛んできたようだな。お願いします!後生ですから、スキミング!スキミングカードだけは!


皇帝「結局、神頼みじゃねーか!!クッ……ぶつか―……」


シーン……(列車を通り過ぎていく球。)


WOL「……。」


皇帝「……。」


WOL「……あっ、サミットカード引いたわ。」


皇帝「そうか、良かったな。」


《被害一覧》

WOL・皇帝組……無傷。

スコール・ティーダ組……一攫千金、ウンチカード破壊!

クジャ・ケフカ組……1進めるカード、となりの芝カード破壊ッ!!

コスモス「社長の皆さ~ん。5月ですよ~。」


【5月】

WOL・皇帝組


WOL「横浜の星は伊達じゃなかったな。」


皇帝「正直、リセットしてると疑われても仕方がないレベルだな。」


WOL「リセットするなら時限爆弾が爆発した時点でしてるけどな。
さて、済んでしまった事は仕方がない。今月も進んでいくぞ。」


WOL「ところで、我々だけが北海道入りしているわけだが、どうする?とっとと札幌を取るか?」


WOL「いや、今月は大丈夫だろう。むしろ、今月目的地を取れたとしても、その後のカウンターが怖い。」


皇帝「確かに目的地によっては、即座に入られて貧乏神抱えて孤立だからな。」


WOL「それこそ初期から言われていることだが、目的地は無理に取るものではなく、最下位にならない程度に寄せておくものだからな。
偉い人にはそれが分からんのですよ」


皇帝「誰だそれ。」


WOL「ふむ……とりあえず、今月もカードを引くぞ。」


ベビキュラーカードGET!


WOL・皇帝「あっ。」


ベビキュラーカード……お金が大好きな子供吸血鬼のカード。

このカードを使うと他のプレイヤーの資産を割合で奪えるというえげつなさ。

キング様が憑いている人間にこのカードでコンボを与えた場合、その時点でリアルファイトのゴングが鳴る。

よい子は対人では使ってはいけない、約束だぞ!

コスモス「社長の皆さ~ん。6月ですよ~。」


【6月】


スコール・ティーダ組


コスモス「そして、今回貧乏神が取り付いてしまうのはスコール委員さんです!
貧乏神との旅を楽しんでくださーい!」


ティーダ「ちょっ、スコールヤバいって!貧乏神、俺達のところに来たッス!」


スコール「クッ…。WOLの奴、カウンターを嫌って今月は札幌に入らないと思ったのだが。
心配するな。借金をしなければどうということは―……」


貧乏神「ぼんび~。社長さんの為にカードを買ってきたのねん。」


貧乏神、最下位カード購入!⇒しかし、売れる物件が一つもない!⇒借金2000万円


スコール・ティーダ「……。」




クジャ・ケフカ組


クジャ「うっわぁ~~。あっち悲惨だね~。」


ケフカ「スコール達もセシル達も何をするまでもなく勝手に落ちていってるじょ。


クジャ「……って事は、僕らの当面の敵はWOL達って事になるね。」


ケフカ「今のところそうみたいだじょ。でも、あいつ勇者の皮被った外道だから、僕ちん達も気を抜かないで妨害系カードを使った方がいいかもしれないじょ。」


クジャ「……ふん。珍しく意見が合ったね。癪だけど賛成だよ。(ビリビリ)」


ケフカ「ちょっと待て。貴様、今、何を捨てた。


クジャ「えっ?何って乗っ取りカードだけど?」


乗っ取りカード……相手所有の物件を文字通り、乗っ取る。

これを駆使すればさくま×3相手に数十年のハンデを与えていても、数年で資産を引っ繰り返せる壊れカード。


ケフカ「僕ちん、今すぐ、お前を常識という名のスープにぶち込んでコトコト煮込んでやりたい。」


クジャ「っていうか、常識が僕に微塵でもあると思っていた事にびっくりです。」

コスモス「社長の皆さ~~ん。7月ですよ~。」


【7月】


WOL・皇帝組


WOL「チッ……。せっかくのスキミングチャンスが。」


皇帝「仕方あるまい。遺伝子に刻まれた呪いというのは消せないからな。」


《クジャ・ケフカ組(中身あしゅら)の特徴》

妨害系カードは使用せず、手に入れた場合はその場で破り捨てる。(一部例外あり)

あしゅらが萌キャラと言われる由縁。

カードのインフレが激しい16では致命的な弱点であるが、あしゅらはある能力が超絶な壊れっぷりなので、帳尻は合っているのかもしれない。


WOL「乗っ取りカードがなくなってしまったのは痛いが、今更どうにもならんか。次のスキミングチャンスを待つとしよう。」


皇帝「サラッと犯罪予告してんじゃねーよ。お前、一応、職業勇者だったよな?」


WOL「勇者とは勇気ある者ではなく、勇気を与える者の事だ。……と、昔ダイ大で読んだ気がする。」


皇帝「お前、自分が皆に勇気を与えてるとでも思ってるわけ?」


WOL「どっちかと言えば、借金を与えたい。
それはそうと札幌に着いた副賞として、雪の恋人ピヨピーが来てくれた。そんなわけで暫くはスーパーカード駅にとまり続けるぞ。」


《雪の恋人ピヨピー》

名産怪獣の一体。目的地が札幌で、かつ、誰かが札幌に到着すると出現。

ピヨピーが出現すると全国の青マス・赤マス・カードマスが一定時間、スーパーカードマスに塗り変わる。


《スーパーカードマス》

カードマス・ナイスカードマスの上位互換の駅。より良いカードを引きやすくなる。


WOL・皇帝組……スーパーカードマスにてテレポカードGET




セシル・セフィロス組


セフィロス「クッ……。上位2組にすっかり差を付けられてしまったな。ここから立ち直さねば……」


セシル「そうだね。大変だね。」


セフィロス「だから、いい加減、その気持ち悪い人形しまえ。
一体、誰のせいで借金を背負う羽目になったと―……」


セシル「カイン。


セフィロス「そろそろ奴も本気で怒っていいと思うの。」


セシル「その時はその時でまた叩くから大丈夫だよ。
それに、叩いても叩いても壊れないおもちゃって素敵だよね。


セフィロス「……。」


セシル「あっ。それに借金を消す手段もちゃんと考えてるから安心して。ワープ駅を使えばいいんだよ。


《ワープ駅》

所持金が0になるかわりに全国に散らばるワープ駅に任意でワープできる。


セフィロス「なるほど……。持ち金が0になるというのは所持金がマイナスの場合でも適応されるというわけか。」


セシル「そういう事。じゃ、ワープマスに停まろうか。
ん?あれ、前にいるのはスコール達かな?ごめんねー、先に進むよー。」


セフィロス「……おい。今、貧乏神ってたしか―……」


ワープ!⇒祝・借金0!!

貧乏神「ぼんび~。社長さんの為にカードを買ってきたのねん。」


借金3000万!!


セフィロス「……。」


コスモス「社長さんの皆さ~~ん。8月ですよ~。」


【8月】


スコール「(考えろ。考えるんだ。)」


ティーダ「あーあ……。先月セシル達が貧乏神連れていってくれたけど、このまま行ったら、貧乏神、また俺達のところッスよ。
よりにもよって進行系ない状態で目的地が沖縄だし、俺達より離れてるWOLはテレポカードを持ってたし。
もういっその事、今回の目的地は諦めてカウンターに賭けるッスか?」


スコール「……SeeDはそのような運の絡むような戦術は取らない。」


ティーダ「一周目、ジエンド使ってオメガ倒した人間に、それだけは言われたくないんですけど。


スコール「……PSの蓋を開けるという神技がある限り、ジエンドは博打ではない。」


ティーダ「メタいメタい。」


スコール「……やはり、これしかないか。」


最下位カード使用!


ティーダ「運が絡むんじゃなくて、運要素しか絡んでないじゃないッスか!
あーあ……使っちゃったもんは仕方がないけどさー。
テレポカードをくれとは言わないけれど、せめて進行系カードの一枚ぐらいは―……」


テレポカードGET


スコール・ティーダ「えっ?」




コスモス「社長さんの皆さ~~ん。9月ですよ~。」


【9月】


WOL・皇帝組……新幹線カードGET

スコール・ティーダ組……ぶっとび駅で関西へ

セシル・セフィロス組……リトルデビルが取り憑く
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