DFF劇場。

バッツ「おーい、フリオ!トイレに行くならついでに蜜柑取ってきてくれよー」


ティーダ「あっ、冷蔵庫の中にゼリーあったよな?それもよろしく!」


フリオ「少しは動けよ」


スコール「……しかし、凄い事になってるな」(TV見ながら)


WOL「……ウクライナか。まあ、確かに酷い事になってるな」


バッツ「でも、これってロシアって国が悪いんだろ?」


皇帝「そこで何故私を見る。……待て、バッツとやら。どうしてそう思った?」


バッツ「だって、TVでそう言ってんじゃん?」


皇帝「……貴様等の軍のメディアリテラシーはどうなっているんだ……嘆かわしい」


フリオ「だから、何でお前が自然に溶け込んでんだよ」


皇帝「……まあ、どうせそんな事だとは思っていたがな。白痴な貴様達の為に講師を呼んでおいた。有り難く思え」


ティナ「……ねえ、こんな馬鹿サイトでこんな社会的なネタをやっていいのかしら?」


クラウド「あかんでしょう」

ラムザ「ご無沙汰しております。マティウスさんに呼ばれて講師をする事になりました。ラムザと言います」


WOL「久しいな。それはそうと公式での生存発表おめでとう」


ラムザ「正直、今更感が拭えませんけれどね。発売から既に十数年経っていますし時効という所でしょうか」


フリオ「でも、何故ラムザなんだ」


皇帝「ぶっちゃけ、これ以上の人選はないと思うの」


クラウド「タクティクスの主人公だからな……否定はしないが」


ジタン「(おーい……バッツ、起きろってば)」


バッツ「……ふぁあああ、俺、勉強って聞くだけで眠たくなる―……」


ティナ「……ラムザさん。ラムザさんの後ろのチョコボ珍しいですね。赤い色……ふかふかしたい……」


ラムザ「ああ、この子ですか?卸すために(愛情を込めて)育てたんですよ。よければ後で乗ってみますか?」


WOL「本音と建前が逆なんですがそれは。
っうか、今赤チョコボに何させる気だった。そいつめちゃくちゃ羽をワサワサさせてたぞ」


ラムザ「いえ、眠気覚ましにいいかな?と、思いまして。チョコメテオ」


クラウド「永眠待ったなしなんですけど」


オニオン「ねえ?授業いつ始まるの?」


スコール「……知らん」

ラムザ「さあ、だいぶ打ち解けたところですし授業を始めましょうか」


スコール「……打ち解けたか?」


クラウド「……逆らうのは止めておけ。俺はその場にいたから知っているが、ラムザは冗談半分で仲間を殺した前科があるぞ」


ラムザ「まず、舞台の確認から入りましょうか。ウクライナという国の特にクリミア半島と呼ばれる地帯が話の中心になります。
では、そもそもここで何が起きているのか?分かる方いますか?」


WOL「ウクライナ内部でクーデターが発生し、親ロシア派の政権が倒された」


スコール「……そして、東部にあるクリミアがウクライナからの独立を宣言し、ロシアがクリミアを併合するという宣言を出した」


ラムザ「そうです。日本で置き換えるなら、北海道が日本からの独立を宣言し、そこでロシアに併合されたと考えると少し分かりやすいでしょうか?」


ティーダ「……でも、何でまたクーデターなんて起きたんッスか?」


ラムザ「いい質問ですね。では、まずこちらを御覧ください」


フリオ「どこぞのよく分かるニュースコーナーみたいになっているが……」


皇帝「分かりやすくていいだろう。パクリと」


オニオン「いっそ清々しいくらいだね」


ラムザ「……正直、あの人が地上波で公〇党は政教分離の原則に反しているんじゃないかと言及した時は、食べていたパンを吹き出すかと思いましたよ」


WOL「そうかそうか」


皇帝「おい馬鹿止めろ」


ラムザ「話を戻しましょうか。そもそも何故クーデター……暴動が起きたのか?
こちらのウクライナの人口分布を見ていただければ何となく想像できると思いますよ」


西部:ウクライナ人、東部:ロシア人

ティナ「……東はロシア人が多くて、西はウクライナ人が多いのね」


ジタン「……ロシア?ウクライナって名前なんだから国民は全てウクライナ人じゃないのか?」


ラムザ「世界的に見ると日本のように単一民族による国家ってそうそう多いものじゃないんですよ。
このウクライナという国も多民族国家というわけです」


皇帝「そもそもウクライナという国は旧ソビエトの一部だったものがソ連崩壊と共に独立して出来た国だ」


スコール「……つまり、ソ連時代にロシア人が多数入植してきた、と」


ラムザ「ええ。そのせいでロシアに近いクリミアがある東部にはロシア人が多く、元々この国に住んでいたウクライナ人は西部に多いんです。
今回暴動を起こしたのは西部のウクライナの人達ですね。親ロシア派の政府への不満が爆発した結果でした」


ティーダ「……でも、東部も西部も統一して同じ国の中で選挙して決めた政府ッスよね?
それを気に入らないから暴力でっておかしくないか?
政府が気に入らないなら、次の選挙で自分達が親ロシア派を押さえて勝てばいいんじゃないッスか?」


ラムザ「……東部と西部の争いは昨日今日で始まったものではありません。根はかなり深いですよ。
ウクライナ人のロシアに対する恨みはかなりのものがありますから。
ウクライナは過去にロシアからのジェノサイドを受けて国民の多くが餓死をしたという悲惨な事実があります」


フリオ「……はっ?何だそれは……」


ラムザ「非戦闘民の大量虐殺の話になるとWW2のアウシュビッツや南京だのという話が叫ばれがちですが、共産主義国による粛正のほうが余程人を殺していますよ。
スターリンしかり、毛による文化大革命しかり、カンボジアのポルポト政権しかり。
……まあ、数で比較するのもナンセンスな話ですけれどね。
ついでに言うなら広島長崎の原爆投下も立派なジェノサイドだと思いますが」


皇帝「……ポルポト?ああ、クメール・ルージュか……(遠い目)」


フリオ「……おい。お前がそんな目をするって事は……」


WOL「よく分かるな。そういう事だと」


ラムザ「話が逸れましたね。……ついでに長くなってきたので今回はここで区切りましょうか。
次回はウクライナとロシアの問題なのにも関わらず、何故、欧米が関わってくるのか?……から話を進めますよ」


オニオン「……これでまた無駄にシリーズものが増えるんだね」


クラウド「今更だろう」

ラムザ「それでは二時間目を始めましょうか?」


WOL「前回から既に一か月が経過しているんだが」


ラムザ「そこだけリアルな時間を持ってこられましても……それに僕たちは年をとらない仕様ですし」


クラウド「ちょっと何言ってるか分からないです。お前、初回ゲームクリア時、三十路の大代突破してただろうが。儲け話のやりすぎで」


ラムザ「自信満々でゲスト参戦したくせにまるで使えなかった能無しは黙れよ。どっかの空賊見てて恥ずかしくないの?」


WOL「でも、どちらにせよお使いにならないんでしょう?」


ラムザ「スタッフの依怙贔屓が丸見えのゲストを使う義理なんかありませんから」


クラウド「詰んでんじゃん」


ラムザ「それにバランスブレイカーはオルランドゥ伯で間に合ってますし。それも出撃はさせませんでしたけど」


WOL「……アグリアスか?」


ラムザ「愛にすべてを」

ラムザ「はい。茶番はここまでとして今度こそ始めますよ。
ウクライナの人種構成が東部と西部で異なっていること、ウクライナとロシア(正確には旧ソビエト連邦)の確執は前回お話ししましたね」


皇帝「今回は欧米が何故関わってくるのかだったな」


ティーダ「でもまだ正直ピンとこないんッス……そりゃあ、西の人達がロシアを嫌っているってのは分かるけど……ジェノサイドと言われても」


ラムザ「それを詳しく話し出すと話題がどんどんズレていくのが目に見えてるので簡略化させてもらいますね。
平たい話、ソ連は人工的な飢饉を起こしたんですよ。備蓄してあった食料を奪い、流通の道も閉ざしたんです。その際、住民も過酷な土地に強制移住させられました。
結果、前回もお話ししたように大量の餓死者が発生しました」


オニオン「えげつな……」


ラムザ「その通りですね。実際この事件……ホロドモールと言いますが、アルメリア人の虐殺やホロコースト、ポル・ポト派による虐殺、ルワンダ虐殺と並び20世紀最大の悲劇であるとも言われています」


皇帝「興味があるのなら調べるといい……と言いたいところだが……」


ラムザ「正直、胸を張って勧めることは出来ませんね。吐き気を催す邪悪なんてレベルの話じゃありませんし、遺体の画像も普通に出てきますから。
……ただ、僕は知っておくべきだとも思いますけれど」


ティナ「……ラムザはどうしてそう思うの?」


ラムザ「月並みな台詞で恐縮ですが、二度と同じ過ちを繰り返さないために。
歴史を学ぶ上で大切なことは年号や偉人の名前を暗記することではなく、何故・どうして・起きたのか知ることです。
そこに至るまでの社会情勢やイデオロギーの変化を知ることこそ大切なのだと僕は思いますよ」

ラムザ「少し感傷的になってしまいました。本題ですね。
『ウクライナからのクリミア独立は政府の承認を受けていない。よって独立は無効であり、ロシアによる併合などとんでもない』
……と言うのが欧米が猛反対している理由です」


スコール「建前上……か」


バッツ「へ?一応、理屈は通ってないか?……クーデター政権だけど」


ティーダ「うー……でも当のクリミア住人は独立を求めてるんだよな?」


オニオン「ってか、欧米もロシアもどっちにしろ内政干渉じゃん」


ラムザ「身も蓋もないですが、ぶっちゃけそうです。ちなみにロシアの言い分もありますよ」


フリオ「ティーダが言ったようにクリミアの住人がそれを望んでいるからか?」


皇帝「それも理由の一つだが、もう一つある。
『欧米は政府の承認を得ていないから無効だと主張しているが、欧米もユーゴスラビア紛争の時に同じ方法で独立させてただろう』
……というのが、ロシアの主張だ」


ジタン「ユーゴスラビア紛争って?」


WOL「タクティクスオウガの元ネタ」


ジタン「あ……(察し)」


ラムザ「……と、まあ、これがそれぞれの建前ですね。さて、どっちが筋の通った主張でしょうか?」

ラムザ「皆さんが思っているように表があれば裏もあるわけです。
ここでもう一度地図を見てみましょうか」


ティナ「ウクライナとモスクワが近いわ……」


WOL「ウクライナを手中に収めれば首都の喉元に軍隊を配置できるな」


ラムザ「欧米にとってロシアはいまだに仮想敵国ですから。どっかの砂糖乱打でも何故かベガではなくザンギエフが登場していたでしょう?」


スコール「それは関係ないだろう……」


バッツ「ソニックムーン、サマーサルト」


フリオ「うちのシマでは待ちガイル禁止だから」


ジタン「色々な意味で綱渡りなネタやめーや」


クラウド「つまり、ここを落とせば欧米は軍事的に有利になるわけか……ロシアからすれば取られるわけにはいかないな」


ラムザ「それだけじゃありません。経済的にもEUに引き込みたいんですよ。まあ、欧米が欲しいのはクリミアだけですけど」


ジタン「?なんで……げっ」


ラムザ「……そういうことです。西部にはかの有名なチェルノブイリがあるんです。加えて、クリミアは資源が豊富な黒土地帯ですが西部はそうではありません。
ウクライナは豊かな国じゃありませんし、美味しいのはあくまでクリミアだということです」


クラウド「つまり、仲間にするというより身ぐるみ剥がしたい……と」


WOL「さらにウクライナにはEUに天然ガスを供給するパイプラインがあるのか……」


ラムザ「ええ。天然ガスによる利権を持っているのはロシアです。ロシアは軍事的な意味でも経済的な意味でもEUにウクライナ……クリミアを取られるわけにはいかないということです。
……長くなってしまいましたのでここでまた休憩しましょうか」

ラムザ「それでは、続きを……の前に今更ですがお断わりしておきたい事が一つあります。今回、僕の話にはある程度の推測が含まれています。
当然、僕の推測が正しいか完全に証明する事は出来ません。それを是非念頭に置いて下さい」


バッツ「はいはーい!先生!俺、前回の授業の最後の方爆睡していて覚えていないであります!」


ラムザ「バッツさんは大変素直ですね。ご褒美に後で忠誠度ゼロの赤チョコボ一ダース分送り付けてやっから覚悟しておけよ。
……そんな事もあろうかとまとめ一覧を作ってみました」


【問題点】

・民族問題
・天然ガス利権問題
・領土(国防)問題


【西部の気持ち(主にウクライナ人)】

・ロシアなんてゲロ以下の臭いがぷんぷんする野郎とは一刻も早く縁を切りたい

・EU入りすればEU加入国に出稼ぎに行ける。金を稼いで裕福になりたい


【東部(主にロシア系)の気持ち】

・資源もなけゃチェルノブイリもあるしみったれた西部と一緒にEUに行きたくない

・それ以前に文化的にもロシアに近いのにEUとかマジ勘弁

・ウクライナよりロシアの方が年金貰えるんだけど

・そもそも、クリミアはソ連時代に何の考えもなしにウクライナに移されただけで本来はロシア領

・っうか、ソ連崩壊時にも独立しようとしてたし>>クリミア
ロシアがごたごたしてたから渋々ウクライナに残ったけど


ティーダ「……上手くいく要素がまるでないッス……」


ジタン「……というか、むしろ今までよく戦争に発展しなかったな。正直、いつ勃発してもおかしくはない状況だろ?」


ラムザ「まあ、仮に米露で戦争なんて勃発した日にはどちらもただでは済まないからこそ牽制しあう程度で済んでいるんでしょう。どちらも核保有国ですからね。
核が戦争の抑止力足りえるのは歴史が証明しています。皮肉な話ですが」

ラムザ「……とまあ、問題点と当事者の方々の気持ちについてはおおよそこのようなところでしょう。
それではここから先は内乱を更にややこしくしている点について話していきましょうか」


フリオ「これ以上ややこしくなるのか……」


ラムザ「今回の暴動の主力は『ズヴォダ』という政治集団です。
これの何が問題かと言えば、ガチのネオナチなんですよ。ズヴォダは」


ティナ「ラムザ、ネオナチって?」


ラムザ「『外国人排斥』『同性愛嫌悪』『共産党敵対』を柱とする思想です。極右という言い方も語弊がある気もしますが、そのようなものだと思ってください。
ネオナチの人々は信奉するナチスに習う形でファシズム的な強権政治、民族主義、人種差別、外国人追放といった排他的な主張を行っています」


スコール「……妙だな」


セシル「何がだい?スコール?」


スコール「……EUが支援しているのはズヴォダだろう?EUがナチス的な思想を持つズヴォダについている事を疑問には思わないか?」


オニオン「EU……特にドイツなんかじゃ今だにナチスは禁忌扱いだしね」


ラムザ「都合が悪ければ言わなければいいんですよ。
当然、EU諸国はこのねじれ状態を完全に無視しています。
ちなみに、ウクライナ西部は昔から反ユダヤ運動が盛んな地域でもありますね」


ティーダ「なーんか、ウクライナや欧米側じゃなくてクリミアやロシア側を応援したくなるッス。
今までの話を聞く限りロシア側の主張のほうが筋が通っているようにも思えるし……」


皇帝「……と考えるのも危険だがな。ウクライナに対してロシアが清廉潔白であるかと言えばそうではない。
過去のウクライナの大統領選挙では親欧米派の候補が毒を盛られたりするなどロシアの影を感じる事件には事欠かない」


クラウド「……民族間の問題もあるだろうが、やっぱり一番のキーポイントは天然ガスによる利権か?」


セシル「……確か、ウクライナにはEUへのパイプラインがあるんだよね?」


ラムザ「ええ。パイプラインが通っているウクライナを自国勢力下に置きたいのは勿論ですが……
ウクライナは以前からロシアのガスを勝手に抜いたり、ガス代を払わなかったりしていたのでこの辺りもウクライナとロシアの摩擦の要因になっています。
一方、アメリカと言えばEUにガスを売り込みたくて仕方がないので、アメリカとロシアの利害はここでも対立しますね」

ティナ「これからウクライナの人たちはどうなっちゃうのかしら……」


ラムザ「欧米側もロシア側も妥協点を探しているところでしょうね。
確かな事は言えないのであくまでも僕個人の予想ですが、クリミアはロシアに渡りクリミア以外の東部はウクライナに残留するんじゃないでしょうか?
反ロシア政権になるのはおもしろくないけどクリミアが戻ってきたからいいやというロシアと、クリミアは手に入らなかったけどウクライナ自体は手に入れた形のEU……妥協点としてはここらへんが妥当ではないかと思いますよ」


スコール「……民意を無視すると怨恨しか残らないからな。ロシアも欧米もそのあたりは弁えてウクライナ内部に任せるだろうな」


ラムザ「でもあくまで予想の一つですからね。真実はそれこそ神のみぞ知ると―……」


コスモス「呼びました?」


ラムザ「申し訳ないが、破壊の申し子の発言はNG」


バッツ「でっ、そもそもなんでこんな話を俺達に聞かせたんだ?
ウクライナって遠い国の話俺達どころか今いる日本でだって―……」


ラムザ「関係ないとか頭に蛆がわいてることぬかしやがったらモルボル菌撒くからな。
関係有りですよ。今、移民を認めるか認めないか日本で審議されているのは知っていますね?
もし、移民が認められれば日本だって決して他人事ではなくなります。
それに、現に日本が領土だと主張している北方領土だって住んでいるのはロシア人です。クリミアの独立を認めたら北方領土だって同じやり方で持っていかれますよ?」


皇帝「移民で他民族が流入し、その結果、元の民族を数で上回れば合法的に国を乗っ取れるからな……私はそんなまどろっこしいの嫌いだが」


フリオ「その結果があの狼藉かッ!!」


皇帝「ラミアちゃんとキャッキャうふふ出来たんだからそれでイーブン」


フリオ「そ、それもそうか」


ジタン「認めんなよ」


ラムザ「移民賛成の方にも勿論主張はあるでしょう。それはそれでいいと思います。
問題なのは、“どうせ政治家なんてどれも同じ”“誰がやっても一緒”とさも分かったかのように上から目線でものを言うくせに実際は何にも分かっちゃいない、分かろうともしない人間です。
僕から言わせれば思考停止もいいところですよ」


フリオ「四六時中政治について考えるのは難しいが、自分が生まれ育った国についてぐらいは考えるべきだというのは同意だ。……国がなくなってからでは……遅すぎる」


皇帝「気のせいか?針のむしろの上にいる気分なんだが」


ラムザ「……これで、僕の話はおしまいです。ご静聴ありがとうございました」


ティーダ「……あれ?そう言えばWOLどうしたッスか?いつもならうるさいのに」


オニオン「あのおっぱい星人なら『大事な会議がある』って、三時間目が始まる前に出ていったよ」


クラウド「嫌な予感しかしないんだが……」


ラムザ「……最近キャラがブレて燻ってましたからね。鬱憤もたまっていたんでしょう。
それでは、僕は本業の養豚しなくてはならないので失礼しますね」
19/19ページ
スキ