DFF劇場。

WOL「…というわけで、見事、ティナ君の後をつけた私は彼女の残り香を堪能したというわけだ。」


ティーダ「あんたのそういう行動にそろそろ警察が動くらしいッスよ…。」


フリオ「っていうか、なんで俺達、皇帝の家なんかにいるんだ?」


バッツ「いいんじゃね?炬燵温いし気持ちいいし。なあ、ウボァー、俺、緑茶。」


ジタン「あっ、俺、紅茶。」


オニオン「僕、コーヒー。ブラックで。」


クラウド「取り敢えずミルク。」


スコール「…でっ、コスモス。俺達は何をすれば―…」


WOL「無駄な事を…。焙り出しに飽きて蜜柑の汁を飛ばす嫌がらせを始めたコスモスに何を言おうが無駄だ。まあ、マティウス?お前もそう思うだろ?」


マティたん「出てけ。


【クリスマスとバレンタインがやって来たよ!】


コスモス「…と、今回はそんなお話です。」


マティたん「は?そんなわけあるか。って、目を狙って蜜柑の汁飛ばすの止めて下さい。」


コスモス「私を誰だと思ってるんですか?暦をいじるのぐらいカオスの手を捻って目玉を穿り返すのと同じぐらいわけありませんわ。」


オニオン「あー…だから、この前会った時眼帯してたんだね。てっきり病気にでもなったのかと思ってたよ。
…ねえ、クラウド。」


クラウド「なぜ、そこで俺にふる。」


ジタン「っうか、この部屋寒いんだけど。なぁー皇帝、暖房入れていいか?」


マティたん「そこに古くなった布団の綿を抜いて作ったドテラがあるだろうが。それを着ろ。
…なあ、一人息してないのがいる気がするのは私の気のせいか?」


WOL「はっ?何言ってんの?俺、別に平気だし。
それにお前知らないの?クリスマスもバレンタインも中止のお知らせ回ってきたじゃん?だから、私はそのような事で動揺などしない候。」


マティたん「そんな同窓会のお知らせ的なノリで駄目になる暦聞いたこともねえよ。
っうか、お前、口調どころか一人称すら変わってんだろうが。どんだけブレる気だよ。」

ジタン「クリスマスだバレンタインだの言ってもよー。この状況で意味あんのかよ。」


オニオン「コスモスがいなくなったから男子率百パーセントだしね。」


バッツ「圧倒的ではないか。我が軍は。」


スコール「…なあ、セシルの姿を見た奴いるか。」


ティーダ「セシルなら今年はチョコを1から作るってはりきって―…」


フリオ「まさか、厨房かッ!?」


ティーダ「ガーナに行ったッス。」


フリオ「原材料から!?」


ティーダ「本場のブータンではそれが普通って言ってたッスよ。」


スコール「何の本場だ…。」


WOL「フハハハハハッ…!!くだらん実に下らん!クリスマスぅ?バレンタイン?
光のWOLであるこの私がそんな事で動じる軟弱な精神のわけがなかろう。」


バッツ「おっ…。ネズミ国のCMか。このCMっていいよなー。まさに絵に書いたような青春―……」


ドカッシァアアアアン!!(WOLがテレビを投げ捨てた音)


マティたん「ちょい待てゴラッ!!貴様、その100インチプラズマテレビいくらしたと思うんだ!?どんだけ、精神捻曲がってんだよ!?」


フリオ「そこには金を賭けるんだな…。」


一方―……


ライトニング「……」


ティナ「…どうしたのライトニング?そんなにこそこそして……」


ライトニング「……いや、そのこれはだな……
すまん、ティナ。奴らにこれを渡しておいてくれ。」


ティファ「あら?せっかく作ったんでしょ?渡さないと勿体ないじゃない。」


ユウナ「……セシルが……だけどね。」


ライトニング「はあ……何故、私がこんな役を……」


ティナ「大丈夫よ。セシルが言うには食べたら天使が見えるぐらいおいしいらしいから。」


ティファ「……だから、カインが吐血してたのね。」


ライトニング「……。」


コスモス「あらあら、仲がよろしいんですね。」


HappyHappyDay!!
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