DFF劇場。

ティーダ「急にどうしたんッスか?WOL。いきなり、俺達全員に召集かけるなんて。」


スコール「…やけに赤いな。この召集状。」


WOL「何、戦後六十年以上たった今こそ記憶を風化させてはならぬと考えたまでだ。」


クラウド「…つまり、赤紙か。これ。」


WOL「戦争は終結をしていないのだ。
その証拠に私の中では今だにおっぱいを取るべきかそれともムチッとした太ももを取るか……終戦条約は結ばれていない。」


クラウド「…頭のなかのボウフラは今日も絶好調で髄液内を泳いでいるみたいだな。安心した。」


セシル「君が頭の中でボウフラを育てようが、ギョウ虫検査用のフィルムを人様にはとても見せられないような醜態晒して貼っていようがかまわないんだけど…。
なんで、僕達を急に呼び出したりしたの?」


WOL「…そんな発想がさらっと出てきてしまう君にお兄さんは涙を禁じ得ません。」


セシル「そんな…。僕にとっての兄さんはたった一人。
弟の出世まっしぐらリア充コースが憎いからって遠くに左遷したり、弟の彼女を攫ってみたり、あげく何トチ狂ったのか“いいですとも!”なんて馬鹿通り越して頭が沸いている発言をよりにもよって最終決戦直前でくり出す…人間の屑としか思えないあの人…。ただ一人だよ。」


WOL「……。」


セシル「……。(にこっ)」

WOL「…とにかく、だ。皆に集まってもらったのは言うまでもない。
既に知っている者も多いと思うがDFFの続編についてだ。」


ジタン「あーあー…それな。
でもよ。たしか、DFFってFF生誕二十周年記念って名目だったはずだろ?
二十五周年目に出るならまだしも早過ぎやしないか?」


WOL「だから、お前達は何も分かっていないのだ。少しは□e社の台所事情を考えてみろ。
ひとえに大人の事情というものだ。」


バッツ「そーいや、FF14で派手に自爆してたな。
チョコボの名前を馬鳥に変更するって話を聞いた時は流石に俺でも耳を疑ったわ。」


WOL「そういう事だ。先立つものはギル。搾れる時に搾れるところから搾らねばならぬ。開発費回収的な意味でな。
…というわけで、クラウド期待しているぞ。」


クラウド「…それはどういう意味だ。」


WOL「ただし、ニッカーは感心せぬがな。正直、あれを見てエアリスが苦手になった。」


クラウド「いや、お前の都合なんて聞いてないからね。
っうか、それ管理人の偏見だろうが。」


スコール「…それで、その続編がどうしたんだ?」


WOL「ふむ…。どうやらコスモスに肩を叩かれて明日からの食い扶持に困り、世の中の荒波に揉まれ、路頭に迷う者はいないようなのだが…。」


オニオン「つまり、リストラはないって事でしょう?一々、めんどくさい奴だね、君。」


ティナ「そうなの…?リストラはないのね…。」


WOL「…ティナ君。そこで何故私を見る。」


ティナ「…ううん。別に私、残念だな。っとか、死ねば良いのにこの屑が。…なんて思っていないわ。」


オニオン「そうだよね!流石、ティナ!ティナは優しいね!」


ティナ「…それに私、WOLの事好きよ。」


WOL「…何ッ!?」


ティナ「酢豚に入っているパイナップルの次くらいに。」


WOL「…ティナ君。」


ティナ「何?」


WOL「ティナ君が好きなものは?」


ティナ「モーグリをふかふかする事よ。」


WOL「嫌いなものは?」


ティナ「酢豚のパイナップル。」

フリオ「…ごほん。続編といえば、新キャラが増えるらしいな。」


ティーダ「あれ?何時の間にフリオが進行役になったッスか?」


フリオ「ああ…それは…。ほら、あれを見ろ。」


スコール「…走ってるな。嗚咽垂れ流しながら。」


フリオ「…どうやら、WOL、さっきのティナの言葉が原因でブレイブブレイクしたみたいだな。
だから、走り回ってブレイブを回復させてるんだろう。」


バッツ「…なんという豆腐精神。」


フリオ「…話を戻すが、どうやら新キャラが追加されるそうなんだ。
確か…ライトニングというコードネームの女騎士と…」


ジタン「ああ。あの少しツンとしたレディな。それと…?」


フリオ「…それと。ちょっと待ってくれ…ここにカンペが…あった!えーっと…カイン?」



ガタッ!!


オニオン「うわっ!?セシルどうしたの!?」


セシル「…フリオニール。今、君、何て言ったんだい?」


ティーダ「…お、おい。セシル…。」


セシル「…フフフッ。カイン、君か。
人の彼女に手を出そうとした挙げ句、一度どころか二度も平気で裏切りやがった…。
どんなにLvを上げても知性が5から上がらない、あのカイン。
…彼が加わるんだね。」


バッツ「だけどよー…セシルもセシルだろ。
普通、失恋したばっかりの男の前であんな事するかぁ?」


セシル「何、言ってるんだい?世の中はそんなに甘くないよ。」


スコール「…まあ、そうかもしれないが…。」


セシル「世の中には、ずっと自分の彼女だと思っていたヒロインに捨てられて鞍替えされた主人公だっているんだよ?
あげく、思い出の教会でそいつらがキスしているのを見るはめになったり、失恋した主人公を慰めるために仲間が差し出したものは十八歳未満厳禁の本。
そんな人だっているのに、カインなんて序の口だよ。」


ティーダ「サラマンダーよりはやーい。」


結局、話はまとまらなかったそうな。

ー完ー







【補足・バハムートラグーンとヨヨについて。】

ヨヨ様の凄まじさは異常。

個人的にこいつが悪女の中でも頭一つ飛び出てんじゃないかってくらいに思ってます。

更に一連の流れが秀逸。


1、敵方の将軍にヒロインが寝取られる。(※ヒロインが自分から鞍替えする。)

2、主人公とヒロインが将来を誓うはずだった教会で愛を誓い合うヒロインと恋敵。(※主人公の目の前で。)

3、右往左往して、二人が仲間になる。

4、「…ヨヨ様の部屋から夜な夜な苦しそうな声が聞こえてくるんだ。好きな方と一緒にいるのに、何でかな?」(※仲間の証言)

5、そして差し出される一冊の本。


スタッフ、絶対女にトラウマあるだろう?

バハムートラグーンぱねぇ。







でもおもしろいよ!
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