トレジャーハント!


『夢キャラ対談』


場所:ジュネス

本日のお客様:ウォーリアオブライトさん(へっぽこ小屋様からいらっしゃいました)










クマ:「先生―!今日はどんなお話しをするクマ―?」


薙:「ああ、今日は他サイト様のオリキャラ夢キャラをお客様としてお招きしてあれこれ雑談をする日だよ。」


クマ:「お客様クマー?」


薙:「そう、題して『夢キャラ対談』だ。
場所は通称『特別捜査本部』ことジュネスのフードコートでお送りする。

今回は対談という事なので、場面解説は無しだ。

これを見ている方々には会話のみを楽しんで戴こうと思う。」



陽介:「なあ薙、何もここじゃなくてもよかったんじゃねえ?
ほら、例えばお前ん家とか…。

夢キャラ対談だろ?
だったら璃音も織り混ぜながら対話するべきなんじゃねぇの?
うちのオリキャラ信弥しか呼んでねえじゃんよ?」


完二:「あ、それ俺も思ったっス。


俺らぶっちゃけゲーム本編キャラだし、夢キャラに分類されるのって霧亜先輩達と信弥だけなんじゃないっスか?」



薙:「今日のお客様は、男同士の対談を設ける方が盛り上がるかもしれないという計らいでこうなってしまった。」



陽介:「なんだそりゃ?」



薙:「というのは建前で、へっぽこ小屋の管理人様からのメモに『変態注意』と書かれていたから璃音を呼ばなかった…

と言った方が正解かな?」



陽介:「失礼だろそれぇぇぇぇぇえ!?
おまっ…いくらそんなメモがあったからって…お客様に対してそれはねえだろ!?」



薙:「俺は璃音の為ならどんな汚いことでもする兄だ!!」




陽介:「胸張って言う事じゃねえよ…。

はぁ…まあいいけど…絶対お客様にはそんなこと言うんじゃねえぞ?
最悪…向こうの管理人さん二度と来てくれなくなるからな。」



薙:「その辺りはきちんと考慮している…。

大丈夫だ問題ない。」



陽介:「何だよその問題有り有りっぽい台詞は…。」


クマ:「あ、先生!お客様ってもしかしてあの人クマ―?」



陽介:「え?マジでもう来たのか?」


クマ:「だってTシャツに凄い角の兜被ってるクマ―。
きっとあの人クマ―。」


完二:「お…おう…。
確かに一般人とは違う空気を感じるぜ…。」



信弥:「薙先輩、お客様の特徴は知らないんスか?」


薙:「……。
『一目見れば勇者と解る容姿をしている』としかメモは無いな。
済まない、俺には判断しかねる。」



陽介:「アイツしかいねぇよ!!

あんなカッコで町彷徨けんの勇者か変人しかいねぇよ!!」


クマ:「Tシャツに『死ねリア充』って書いてあるクマ―。」


陽介:「しっ…!見ちゃいけません…!;」


陽介:「お…おい…どうするよ…?」


信弥:「完っ全に声かけるタイミング外したッスね…。」


クマ:「あの人、めっさキョロキョロしてるクマ―。
クマ達の事探してるクマよ。」


完二:「何で俺ら普通の客のフリしてるんスか…?

とりあえずあの人呼ばねえと…何も進まないじゃねえっスか…。」


陽介:「じ…じゃあお前、俺らの代表で呼んで来いよ…。」

完二:「お…俺っスか!?」


クマ:「あ!あの人、あっちのテーブルに座ったクマ―!

何か本読み始めたクマ!」



薙:「チャンスだ完二、お前を漢と見込んで頼む…お客様をこちらの席にご案内するんだ!」


完二:「う…うっス!
漢…巽 完二…行って来るっス!」








完二:「あ…あの~…すいません。」


角兜の男:「ん?」


完二:「あ…え~と…もしかして勇者さん…じゃないっスか?」



角兜の男:「いかにも、俺は光の勇者…ウォーリア・オブ・ライトだ。


あちらではWOLと呼ばれている。」



完二:「そ…そうっスか…えーとWOL…さん?でいいスか??
えっと…こっちで待ち合わせの席を用意してるんで、あそこの席に来て貰っていいっスか?」



WOL:「ほう…となると…君がこの対談を設けた管理人側の使者という事か。

いいだろう。
ではそちらへ移るとしよう。」


完二:「うっス!」(やったっスよ霧亜先輩!漢…巽 完二、きっちり役目を果たしてみせたっスよ!)




WOL:「ときに少年。」



完二:「な、なんスか?」



WOL:「おっぱいは好きかね?」


完二:「ぐはぁあっ!!」



ビシャビシャビシャァァァア…!!







クマ:「うぉぉぁぁあ!?
完二が倒れたクマァァア!?」


陽介:「お、おい!誰か様子を見てこいよ!」



信弥:「じゃあ…次は自分が行って来るっス…!」







陽介:「信弥で大丈夫なのか?
やっぱり俺らが行くべきじゃね?」



薙:「心配するな陽介。
信弥を信じるんだ。」


陽介:「それ信じるっつうか、厄介事押し付けてるだけじゃねぇの…?」


薙:「押し付け?
とんでもない可愛い後輩にそんなことさせる訳無いだろう?
これは試練だ。」


陽介:「ものは言いようだな…。
流石だぜ相棒。」


WOL:「…ふむ。
ようやく対談の場を設ける事ができたようだな…。」



薙:「今回はわざわざお越しくださりありがとうございますWOLさん。」


陽介:「えーと…。すいません…うちの後輩が失礼な事しちゃって…。」



WOL:「全くだ。
お気に入りのTシャツが鼻血塗れになってしまった。」


陽介:「す…すみません。」(お気に入りなのかよ…その『死ねリア充』Tシャツ…。)



薙:「お詫びに陽介のポケットマネーからジュネス特製のTシャツをプレゼントしますので許してやってください。」



陽介:「ちょっ…俺!?」




WOL:「ふむ…まあ、いいだろう。」



クマ:「ハイハイハイ―!
じゃあこの中から選んでくださいクマ―!」



さささっ…!



陽介:「お前…勝手に店からチョイスしてくんじゃねえよ!」



WOL:「ではこれを戴こう。」



陽介:「早っ…!?即決かよ…!」



クマ:「じゃあこっちでお着替えしてくださいクマ―!
試着室ご案内クマ―!」









陽介:「恨むからな…?」


薙:「これも交流の為だ。」


陽介:「お前なあ…」


信弥:「ま…まあまあ花村先輩…!
ゲストさんの為っスから…!;」





クマ:「お待たせクマ―!
お着替え完了クマ―!」





薙:「……。」


陽介:「おいクマ…。」


クマ:「何クマ?」


陽介:「もう少しマシなやつあんだろ!?
何でよりによってそのTシャツなんだよ!?」


クマ:「え―?だってゲストさんが気に入ったのこのTシャツだし?
クマは全然カッコイイと思うクマよ?
この『おっぱい』Tシャツ」



陽介:「まじぃだろ!?さっきより変態じみてんじゃねえかよ!?
筆文字で堂々と『おっぱい』とか書いてあるTシャツ持ってくんなよ!?

つうか何であんの!?
誰だよこれ入荷させたヤツ!?」


クマ:「んー。
クマが思うにそれは陽介のパパが注文したと思うクマ―。」


陽介:「うちの親父を変態に仕立てんじゃねえよ!?
いや、無くもねえけど決してそういうやましい気持ちで入荷してねえから!!

ウケ狙いだから!!


コラそこ!そういう目で見ない!!」



WOL:「先程から何を言っているのかと思えば…


フッ…まだまだ青いな…。

まあ…未成年なら当然か。」


陽介:「…え?;」


WOL:「まぁあれだ、たかだかTシャツの文字だけで恥ずかしいと思っているようでは、一人前の成人男性にはなれんと言いたいのだよ。

こんなものたかが文字ではないか。
何を恥ずかしがる必要がある?」


陽介:「まあ…そう言われちまうとそうかもしれねぇけど…;」


WOL:「おおかた貴様はベッドの下やタンスの衣類の下にエロ本を隠しているのだろう?


甘い…あまりに甘い…。

私を見るがいい…
このように人が集まる場所であろうが私は今もこうして堂々とエロ本を所持している!!」


陽介:「さっき読んでた本はエロ本かよ!?
つうかそれ未成年に語る話題じゃねぇだろぉぉぉお!?」



信弥:「ジュネスで買ったんスね。」


薙:「ジュネスで買ったものだな。」


クマ:「テープがついてるクマ―。」



WOL:「そもそも、他ジャンルで対談という事事態無理があるというものだろう?
だから私が直々に話題を考えて来てやったのだから有りがたく思うがいい若造共。」


クマ:「段々態度がデカくなってきたクマー。」


信弥:「というかあの自信に満ちた表情はなんなんスかね…。」


陽介:「嫌な予感しかしねぇ…。」

WOL:「今日のテーマは…!『思春期の少年達とおっぱいの素晴らしさについて考え…
薙:「ペルソナァァァア!!!」











薙:「璃音を呼ばなくて正解だった…。」


陽介:「そうだな…今も延々と信弥に向かって『おっぱいはすべからく素晴らしいのだ!そこに優越をつけるなど…』とかいろいろ言ってるし…
呼ばなくて正解…」


璃音:「あ!兄さん!陽介君!やっと見つけた!」



薙:「なっ…!?璃音!?」


陽介:「何でここに…!?」


璃音:「え?だって今日はお客様を御呼びする日だって言ったのに、どこで会うって教えてくれないんだもの…。

そういう事するならここしか無いと思って来てみたの。」



薙:「俺は今この時程田舎が憎いと思った事は無いよ璃音。」


璃音:「え?」


陽介:「なっ…何でもない…!
何でもないんだアハハハハ…!なあ相棒?」


薙:「ああ何でもない。」(ニコリ)


陽介:「と…とりあえず挨拶しなきゃな…!」


璃音:「うん!
えーと…あの人?」










WOL:「…であるからしてどのおっぱいももちろん素晴らしいとは思うのだが私は慎ましくも小振りなティナ君の乳が素晴らしいと思うのだよ!!
聞いてるのかい!?ティーダモドキ君!?」


信弥:「もー…聞いてるッスよー。
ティナって誰ッスか~?
ティーダって誰ッスかぁ~?」



クマ:「シンヤ~?おっぱいさんと何話してるクマ―?
クマ、シンヤに耳を塞がれてて何も聞こえないクマ―。」


信弥:「クマは聞かなくていいッスよ。」(ニコリ)



璃音:「えーと…こんにちはWOLさん!」


WOL:「ん?
誰だいこの子は?」


信弥:「えーと…霧亜先輩の双子の妹さんの璃音先輩ッスよ。」



WOL:「…となると君がここの夢ヒロインという事になるのか。
はじめまして、私は光の勇者…ウォーリア・オブ・ライトだ。」


璃音:「こちらこそはじめまして、霧亜 璃音です。」



WOL:「お目にかかれて光栄に思っているよ。
私は今回の対談をとても楽しみにしていたよ。」


璃音:「私も嬉しいです!
わざわざ別次元から来てくださってありがとうございます!」






陽介:「お…意外と紳士的だぞ…。」



薙:「今までの態度が嘘のようだ。


どうやら本当に男子と女子に対する顔を使い分けているらしい。」



陽介:「なんかそういう言い方もあんまり良くないんじゃね…?」



薙:「まあとにかく、璃音にはそういう話題を口にしないという所を見るとやはり紳士的でいいと俺は思うな。
少し安心した。」



陽介:「ああ、これなら平和的に対談できそうだな!」







WOL:「ところで璃音君。」



璃音:「はい、なんでしょう?」


WOL:「ティナ君とスリーサイズが近い君のスタイルを見込んで頼みがある…

この…ティナ君のサードコスを是非私の前で着てみてくれたまえ。」


薙:「アリス!!」







―死んでくれる…?―(笑)


自重せよ!!→

《あとがき》


本っっ当にすみませんでしたぁぁぁあ!!




無茶振りを叶えてくださったへっぽこ様のリクエストで書くことになりましたが……本当にごめんなさい…!!
もう純粋な変態じゃなくて変態そのものになってしまいました…!!


苦情は受け付けます!へっぽこ様本当に申し訳ありませんでした…!!!


でも書いていて凄く楽しかったです(笑)


もし…もしへっぽこ様さえよろしければ…また取り替えっこ企画やらせてください!(笑)


本当にありがとうございました!!
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