シルヴァラント編(TOS)
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私は光、そして闇
あなたが戦ってきた闇の全て
それは私の半分
私は永遠の創造
そして破壊、そして再生
私は『愛』
私の全てが正義ではない
私の全てが清らかでない
それらは私の半分の姿
私の半分を求める者達が
正義の剣で人を傷つけ
人の自由を奪い、私の真実を隠す
あなたに私の闇の姿を見せます
あなたはそれに打ち勝ち、英雄になりなさい
私を求める者達に道を示すために……
女神はあたしにこう言った…
…ー…マナ…ーー………“マナ”
「……?」
目が覚めると、そこは違う世界だった。
《Tales of Mana》
いきなりですが、あたし、マナは非常に困っている。
考えてみてほしい、目を覚ますば自分の回りはフワフワとしててなんか白い不思議空間が広がり、目の前には見知らぬ女の人が立っているこの状況を。これで正常な思考をしろっていうのがそもそも無理ではなかろうか?
「はじめまして、マナ。私はマーテル。マナ……“マナの英雄”であるあなたに助けてほしいー……って……話を聞いてます?」
どうやら、目の前の緑が服着て歩いてるような人はマーテルと言うらしい。非常に目によさそうでな配色である。だけど、今は思考が回らないし、第一考えるのが面倒くさい。第一こっちはついさっきまでマナの女神を名乗る化け物とドンパチをかましていたのだ。流石のあたしでも休みたい。こんな時は、寝てしまうにー……
「起きてください。……起きなさい。」
「は……はい。聞いてます。聞いておりますです!!」
緑の女性の後ろに不意に影を背負った。あのー……一瞬見えたどす黒いのなんなんですか?気のせいですか。……思わず変な口調になってしまったのはご愛嬌。
「まあ……!何に怯えてるんですか?マナの英雄であるあなたが……?」
「いえ……ちょっとびっくりしてるだけです……」
絶対、この人のお腹絶対まっ黒だ。でも、“マナの英雄”かあ……マナ……って、マナッ!!?
「そうだ!!女神は!?マナの女神!!あたし、何でこんなところにいんの!!?聖域は?樹はどうなったの!?」
そう……思い出した。あたしは今まで聖域にいたんだ。でっ、女神と戦うことになって……それから……ここどこよ!?あー……俗に言う臨死体験とか?いや、むしろあたし死んじゃったってこと!?
「冗談じゃないてばッ!!」
「落ち着いてくださいマナ。落ち着け言ってんだろ。……あなたをここに呼んだのはこの私です。もう……時間がありませんでしたから……」
「はい……?」
パニくってるあたしをよそに話を進めるマーテルさん(緑)やばいぞ……話が全然見えてこなー……ん?……今なんて言った?……“呼んだ”?
「……ごめんなさい……本当に時間がないのです……あの子を……助けてほしくて……」
あの子……とは?
「もう一度、頼みます……マナ。あの子を助けて……」
「……嫌だと言ったら、どうするの?」
「……それは」
ここで嫌だと言って断るのは簡単である。だって、無条件で人助けするとか……生憎、あたしはそんな事ができるほど人間ができてるわけじゃない。でも……
「……安心して、そんな顔してる人のこと見捨てるほど腐っちゃいないから」
だって、この人……泣きだしたいのをじっとこらえて我慢して……そんな顔してたから。そんな顔をしている人を見捨てるほど、少なくともあたしは薄情ではない。
「マナ……」
「……マーテルさん……だっけ?マーテルさんに何があったのか、何が起きてるのかなんて知らないけどさ、そんな顔しないでってば。あたしは、家に帰れればそれでいいし」
そう……あたしには帰る場所があるから。待ってくれている人達がいる。元気かな?あの子達?
「あなたでよかった………断ったらすのこでグルグル丸めて放り出すつもりでしたのに」
気のせいか……何やら寒気がするのは……
「じゃ、よろしくお願いしますねーあと、帰る方法ですが、今は私にもわからないんですー私も探しますが、マナも探してくださいねー」
「ちょっ……ぇええ!?」
軽ッ!!ノリ軽!?ちょっとこの人急にフランクになりすぎじゃない!?ってか、何その有り難くないオプション!!あれ、さっきまでのあのいじらしい感じは!?あの風が吹いたらどっか飛んでいきそうな雰囲気は!?なんか、この人超絶イキイキしてるんですけど!!二重人格!?二重人格ですか!?
「さあ、決まったら善は急げですね!」
何一つ決まっていない。少なくともあたしの中では何も決まってはいない。のに、ちょっと、何バッティングフォーム構えてるんですか、マーテルさんッ!!手に何持ってー……ぶっ飛ばす気なのか!あたしはボールか!?ちょっと……ちょっとォオオ……!?それで移動させるつもりか!?
「そーーーい!!いってらっしゃーーい!!」
「ウニヤァアアア!!!!そーーい!じゃねェエエエ!!って、あの子って誰だァアアアア!」
「マナ……“マナの英雄”であるあなたなら……きっと……きっとあの世界の歪みを正してくれると信じています」
マーテルさんが持っているバットが鈍く光ったせいで、いくらシリアスな事を言っていても雰囲気がぶっ壊しだったとかそうじゃなかったとか……彼女に豪快にぶっ飛ばされたあたしが知る由もないのでした。……どうするよこれ。
あなたが戦ってきた闇の全て
それは私の半分
私は永遠の創造
そして破壊、そして再生
私は『愛』
私の全てが正義ではない
私の全てが清らかでない
それらは私の半分の姿
私の半分を求める者達が
正義の剣で人を傷つけ
人の自由を奪い、私の真実を隠す
あなたに私の闇の姿を見せます
あなたはそれに打ち勝ち、英雄になりなさい
私を求める者達に道を示すために……
女神はあたしにこう言った…
…ー…マナ…ーー………“マナ”
「……?」
目が覚めると、そこは違う世界だった。
《Tales of Mana》
いきなりですが、あたし、マナは非常に困っている。
考えてみてほしい、目を覚ますば自分の回りはフワフワとしててなんか白い不思議空間が広がり、目の前には見知らぬ女の人が立っているこの状況を。これで正常な思考をしろっていうのがそもそも無理ではなかろうか?
「はじめまして、マナ。私はマーテル。マナ……“マナの英雄”であるあなたに助けてほしいー……って……話を聞いてます?」
どうやら、目の前の緑が服着て歩いてるような人はマーテルと言うらしい。非常に目によさそうでな配色である。だけど、今は思考が回らないし、第一考えるのが面倒くさい。第一こっちはついさっきまでマナの女神を名乗る化け物とドンパチをかましていたのだ。流石のあたしでも休みたい。こんな時は、寝てしまうにー……
「起きてください。……起きなさい。」
「は……はい。聞いてます。聞いておりますです!!」
緑の女性の後ろに不意に影を背負った。あのー……一瞬見えたどす黒いのなんなんですか?気のせいですか。……思わず変な口調になってしまったのはご愛嬌。
「まあ……!何に怯えてるんですか?マナの英雄であるあなたが……?」
「いえ……ちょっとびっくりしてるだけです……」
絶対、この人のお腹絶対まっ黒だ。でも、“マナの英雄”かあ……マナ……って、マナッ!!?
「そうだ!!女神は!?マナの女神!!あたし、何でこんなところにいんの!!?聖域は?樹はどうなったの!?」
そう……思い出した。あたしは今まで聖域にいたんだ。でっ、女神と戦うことになって……それから……ここどこよ!?あー……俗に言う臨死体験とか?いや、むしろあたし死んじゃったってこと!?
「冗談じゃないてばッ!!」
「落ち着いてくださいマナ。落ち着け言ってんだろ。……あなたをここに呼んだのはこの私です。もう……時間がありませんでしたから……」
「はい……?」
パニくってるあたしをよそに話を進めるマーテルさん(緑)やばいぞ……話が全然見えてこなー……ん?……今なんて言った?……“呼んだ”?
「……ごめんなさい……本当に時間がないのです……あの子を……助けてほしくて……」
あの子……とは?
「もう一度、頼みます……マナ。あの子を助けて……」
「……嫌だと言ったら、どうするの?」
「……それは」
ここで嫌だと言って断るのは簡単である。だって、無条件で人助けするとか……生憎、あたしはそんな事ができるほど人間ができてるわけじゃない。でも……
「……安心して、そんな顔してる人のこと見捨てるほど腐っちゃいないから」
だって、この人……泣きだしたいのをじっとこらえて我慢して……そんな顔してたから。そんな顔をしている人を見捨てるほど、少なくともあたしは薄情ではない。
「マナ……」
「……マーテルさん……だっけ?マーテルさんに何があったのか、何が起きてるのかなんて知らないけどさ、そんな顔しないでってば。あたしは、家に帰れればそれでいいし」
そう……あたしには帰る場所があるから。待ってくれている人達がいる。元気かな?あの子達?
「あなたでよかった………断ったらすのこでグルグル丸めて放り出すつもりでしたのに」
気のせいか……何やら寒気がするのは……
「じゃ、よろしくお願いしますねーあと、帰る方法ですが、今は私にもわからないんですー私も探しますが、マナも探してくださいねー」
「ちょっ……ぇええ!?」
軽ッ!!ノリ軽!?ちょっとこの人急にフランクになりすぎじゃない!?ってか、何その有り難くないオプション!!あれ、さっきまでのあのいじらしい感じは!?あの風が吹いたらどっか飛んでいきそうな雰囲気は!?なんか、この人超絶イキイキしてるんですけど!!二重人格!?二重人格ですか!?
「さあ、決まったら善は急げですね!」
何一つ決まっていない。少なくともあたしの中では何も決まってはいない。のに、ちょっと、何バッティングフォーム構えてるんですか、マーテルさんッ!!手に何持ってー……ぶっ飛ばす気なのか!あたしはボールか!?ちょっと……ちょっとォオオ……!?それで移動させるつもりか!?
「そーーーい!!いってらっしゃーーい!!」
「ウニヤァアアア!!!!そーーい!じゃねェエエエ!!って、あの子って誰だァアアアア!」
「マナ……“マナの英雄”であるあなたなら……きっと……きっとあの世界の歪みを正してくれると信じています」
マーテルさんが持っているバットが鈍く光ったせいで、いくらシリアスな事を言っていても雰囲気がぶっ壊しだったとかそうじゃなかったとか……彼女に豪快にぶっ飛ばされたあたしが知る由もないのでした。……どうするよこれ。