ゾロとわたしとくいな
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ここは"東の海 "のとある島。
シモツキ村と呼ばれるここで3人のひよっこ剣士が日々鍛錬を重ねていた。
「あ、ゾロここ擦りむいてる。ちょっと待ってね」
タッタッタッタ…
1人目はそう言うと救急箱を取りに走った。
彼女の名前は『リュウゼツ・チロリ』
ミルクティーのような髪色の女の子。
「お待たせ〜」
「こんなの、寝りゃ治る」
2人目はムスっとした顔だが、なんだかんだ大人しく手当てを受ける緑髪の男の子。
『ロロノア・ゾロ』
「くいなに負けちゃったときに擦ったんだね、顔は痛そうww」
「お前いま馬鹿にしただろ!」
「し、してないよ〜…ほら!終わり!」
ゾロの右頬にガーゼ、こめかみと鼻にはテープを貼った彼女は誤魔化しながら終わらせる。
「話逸らしやがって〜…
あ、おれ海岸のジジーに聞きたいことあるからチロリも行こうぜ」
「あ…ごめんわたし、膝怪我しちゃって…」
チロリの膝は強く擦りむいたのか血が滲んでいる。
彼女は自分の手当てもするつもりで救急箱を持ってきたのだ。
「うわ、大丈夫か!??血ぃ出てる!!」
「あはは、ゾロはいつも大げさだよ」
「心配するだろ!!」
「ゾロだって一緒なのに」
心配して焦るゾロに対してチロリはヘラヘラしている。
「私がやるわよ」
3人目はチロリの横に座り救急箱からガーゼを出す黒色ショートヘアの女の子。
『くいな』
「くいなお前ぇ…!」
「ゾロだと不器用で出来ないから私がやってあげるね♪」
「わーい♪」
喜ぶチロリはそのあと眉毛を八の字に変えてゾロに顔を向け、
「ごめんねゾロ。くいなにやってもらうからまた今度行こうね」
「そうね、チロリは私と一緒にここにいるから"一人で"いってらっしゃい」
「〜〜〜っ!フンッ!!!」
ニヤニヤと勝ち誇った顔でゾロに言うくいなに悔しがった彼はズカズカと行ってしまった。
「ゾロ怒ってたなぁ…」
「いいの、あいつは放っておこう」
ガサゴソ…
くいなは慣れた手でガーゼと包帯を巻いていく。
「えへへ、ありがとうくいな」
「もう、どうやったらこんな怪我するのよ…。
チロリに包帯巻きすぎて手が勝手に動くわ」
「くいないつもやってくれるもんね、嬉しい」
「まぁ、私も役得なんだけど…にしても許せない」
眉間に皺を寄せ少し怒った顔のくいなとは対照的に治療してくれるのが嬉しいチロリは相変わらずヘラヘラしている。
「くいな、ゾロみたい」
「当たり前でしょう。心配してるの!」
「うっ…ごめん。いつも手当てさせちゃってて、迷惑かけちゃって」
「はぁ…手当ては私がやりたいからやってるの、チロリは怪我しないようにがんばって」
ぺちっ「いてっ」
手当てが終わったと同時に軽く叩かれてつい声が出るチロリ。ガサゴソと救急箱を片付けているくいなにまた笑みがでてきた彼女は言った。
「くいな」
「ん?」
「ふふ、だいすきだよ」
「うん……私も」
くいなは少し考えると返事をした。
不思議がったチロリだが、いつも彼女はこういう返事だったと思い、そのまま雑談をし始めた。
シモツキ村と呼ばれるここで3人のひよっこ剣士が日々鍛錬を重ねていた。
「あ、ゾロここ擦りむいてる。ちょっと待ってね」
タッタッタッタ…
1人目はそう言うと救急箱を取りに走った。
彼女の名前は『リュウゼツ・チロリ』
ミルクティーのような髪色の女の子。
「お待たせ〜」
「こんなの、寝りゃ治る」
2人目はムスっとした顔だが、なんだかんだ大人しく手当てを受ける緑髪の男の子。
『ロロノア・ゾロ』
「くいなに負けちゃったときに擦ったんだね、顔は痛そうww」
「お前いま馬鹿にしただろ!」
「し、してないよ〜…ほら!終わり!」
ゾロの右頬にガーゼ、こめかみと鼻にはテープを貼った彼女は誤魔化しながら終わらせる。
「話逸らしやがって〜…
あ、おれ海岸のジジーに聞きたいことあるからチロリも行こうぜ」
「あ…ごめんわたし、膝怪我しちゃって…」
チロリの膝は強く擦りむいたのか血が滲んでいる。
彼女は自分の手当てもするつもりで救急箱を持ってきたのだ。
「うわ、大丈夫か!??血ぃ出てる!!」
「あはは、ゾロはいつも大げさだよ」
「心配するだろ!!」
「ゾロだって一緒なのに」
心配して焦るゾロに対してチロリはヘラヘラしている。
「私がやるわよ」
3人目はチロリの横に座り救急箱からガーゼを出す黒色ショートヘアの女の子。
『くいな』
「くいなお前ぇ…!」
「ゾロだと不器用で出来ないから私がやってあげるね♪」
「わーい♪」
喜ぶチロリはそのあと眉毛を八の字に変えてゾロに顔を向け、
「ごめんねゾロ。くいなにやってもらうからまた今度行こうね」
「そうね、チロリは私と一緒にここにいるから"一人で"いってらっしゃい」
「〜〜〜っ!フンッ!!!」
ニヤニヤと勝ち誇った顔でゾロに言うくいなに悔しがった彼はズカズカと行ってしまった。
「ゾロ怒ってたなぁ…」
「いいの、あいつは放っておこう」
ガサゴソ…
くいなは慣れた手でガーゼと包帯を巻いていく。
「えへへ、ありがとうくいな」
「もう、どうやったらこんな怪我するのよ…。
チロリに包帯巻きすぎて手が勝手に動くわ」
「くいないつもやってくれるもんね、嬉しい」
「まぁ、私も役得なんだけど…にしても許せない」
眉間に皺を寄せ少し怒った顔のくいなとは対照的に治療してくれるのが嬉しいチロリは相変わらずヘラヘラしている。
「くいな、ゾロみたい」
「当たり前でしょう。心配してるの!」
「うっ…ごめん。いつも手当てさせちゃってて、迷惑かけちゃって」
「はぁ…手当ては私がやりたいからやってるの、チロリは怪我しないようにがんばって」
ぺちっ「いてっ」
手当てが終わったと同時に軽く叩かれてつい声が出るチロリ。ガサゴソと救急箱を片付けているくいなにまた笑みがでてきた彼女は言った。
「くいな」
「ん?」
「ふふ、だいすきだよ」
「うん……私も」
くいなは少し考えると返事をした。
不思議がったチロリだが、いつも彼女はこういう返事だったと思い、そのまま雑談をし始めた。
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