私と彼
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【銃兎さんと紫のアネモネ】
銃兎side
これは彩菜と出会った時の話です
夜遅くまで仕事をしてた私に1つ頼み事をしに来た同僚が居ました。
「入間さん、公園にずっと女子中学生が居るんだけど行ってもらっていい?」
普段の私ならそんなめんどくさい事はしたくないので断るのですがこの時の私は酷く疲れていたのでこの話を呑むことにしました。
そしてその一夜が彩菜との出会いでした。
公園に着くと確かに女子中学生と思われる少女がブランコに座っていました。
「お嬢さん...こんな時間に何をなさっているのですか?」
「お巡りさん...こんばんは(微笑)」
「こんばんは...ご自宅へは帰らないのですか?」
「...うん。」
「ご両親は?」
「...居ない。みーんな死んじゃった」
「え?それは...」
「交通事故でね...私一人だけ生き残っちゃった」
「それは...失礼しました。」
「ううん、全然大丈夫」
そう言う少女の目は赤く腫れていて今まで泣いていたことを理解させる
「宜しければご自宅まで送ります。最近はやたらと物騒ですので...」
「大丈夫です。また明日から入院だから...」
「そうですか...では私の家に来なさい。明日の朝病院まで送って差し上げます」
自分でも何故そんな事を言ったのか分からないが少しでもこの少女と居たい。
そういう気持ちが勝っていました。
「え、いいんですか?こんな見知らぬ子供を(苦笑)」
「大丈夫ですよ、私は警察官です。一時預かりという事にでもしておきましょう(微笑)」
そうして少女を車に乗せそのまま自宅に帰りました。
ーーーー自宅
「どうぞ」
「お邪魔します。」
「まぁ適当に座ってください。あ、ここで自己紹介ってのもあれですが一応しときます。私、ヨコハマ署の警官をやってます入間銃兎と申します。」
「涼坂彩菜と申します!一晩お世話になります(微笑)」
この時の笑顔はきっと忘れないでしょう
そう思いました。
次の日彼女を病院に送り署に向かうと交通局の方が私の所へやって来ました。
「入間くん。一昨日に交通事故にあった涼坂彩菜さんに会ったらしいね」
「はい。会いましたが?」
「おぉ、そうかそうか。丁度いい君に頼みたいことがあるんだが良いかね」
「えぇ構いませんが...」
「彼女から交通事故の時のことを聞いてきて貰いたい。無論カウンセリングも含めね」
一瞬何を言ってるんだこいつはと思った
それは交通局の仕事ではないのかと...
まぁ彼女と居て悪い気はしないので快く引き受けました。
ーーーー病室
コンコンコン。
涼坂彩菜と書かれた扉をノックする
するの中から
「はい。どうぞ」
数時間ぶりの凛とした声が聞こえた
「失礼します。さっきぶりですね涼坂さん」
「あ、入間さん...さっきぶりです(笑)」
痛々しい傷跡...
腕に何本も刺されたであろう点滴跡
交通事故の重々しさを物語っていた
今日の時点でも気づかない怪我が多かった
「大丈夫...なんですか?まぁ大丈夫そうではないですが(苦笑)」
「まぁ大丈夫です(苦笑)」
彼女のそんな顔を見ていたら話なんか聞けるはずもなく...その日はずっと彼女の笑顔を寝顔を見ていました。
ーーーーーーーーーーーー
「こんにちは。」
「あ、銃兎さんこんにちは!今日もお疲れ様です(微笑)」
「彩菜さんこそ、体調は大丈夫ですか?」
約3週間後...私達は下の名前で呼び合うほどの仲になっていました。
これはお互いに心を開いている証拠でもありました。
「あ、銃兎さん。私後1ヶ月で退院みたいです!」
「そうですか...それは良かったですね」
後1ヶ月.....もう会えなくなる...
私は真っ先にそう思いました。
多分この時に私はもう彩菜さんに恋をしていたということでしょう...こんな日々が続けばなどと思ってました。
「後1ヶ月で銃兎さんと会えなくなっちゃうんですね...」
「え?」
彩菜さんが呟きました。まさか同じ事を考えて居たなんて...
「え、あ、ええと//銃兎さんとお話しするのが毎日の楽しみになってて...ははは//」
「私も楽しいですよ(微笑)ではもっとお話しましょうか。」
「は、はい!(笑顔)」
こうして私達は残された1ヶ月を大切に過ごしました。
そして
ーーーーーーーー1ヶ月後
「涼坂さん、この度はご退院おめでとうございます!」
「「「「「おめでとうございます!」」」」」
「皆さんありがとうございます!!こんな素敵なお花まで!!大切に飾ります!!」
今日で最後。
来て欲しかったけど来て欲しくなかった日
私はずっと彼女を見つめていました。
退院してしまえばもう市民と警察官
女子中学生と社会人
あってはならない関係
何故か辛かったです
別にお互いに付き合っていた訳でもないのに
「銃兎さん!あの、お話があるので夕方5時に屋上に来てください!!」
そう言って走っていった彩菜さん
実は仕事が入っていたのですが今は仕事なんてどうでもよかったです。とにかく彼女と居たかった。
ーーーーそして5時 屋上にて
「銃兎さん!来てくれてありがとうございます!!」
「えぇ、貴方の退院日ですよ?何がなんでも行きますよ(微笑)」
「へへ//嬉しいです!でも.....明日からは...」
「えぇ、会えませんね(苦笑)」
「やっぱり寂しいです...ずっと銃兎さんとお話したかったのに...」
「前に私と話すのが毎日の楽しみになってると言ってくれましたね...」
「はい」
「実は私も楽しみになってました。彩菜さんが会えなくなっちゃうんですねって言った時に実は私も同じ事を考えていました。」
「え?」
「とっても嬉しかったです。そんなふうに言ってもらえて...この際だから言ってしまいますが彩菜さんと出会ったあの夜、私は貴方に恋をしてたんだと思います。」
「まぁいきなりこんな事言われても困ると思いますがまぁ忘れてく...」
「嫌です!わ、私も!そ、その銃兎さんにこ...恋していました。てか今もしてます!!」
これは驚きました。
まさかの両想い...
こんな偶然あるんですね...
「でも私達はあってはならない関係...ですよ?」
「知ってます!だ、だからこれ!!」
そう言う彩菜さんは私に花束を渡してきました。
「紫のアネモネの花です!え、えっと...「行きます」...え?」
「必ず迎えに行きます。だからいい子にしていて下さいね(微笑)」
そう言うと彩菜さんは今まで見せたなかで1番の笑顔を見せてくれました。
ー
ー
ー
ー
ー
ー
紫のアネモネ
ーあなたを信じて待つ
銃兎side
これは彩菜と出会った時の話です
夜遅くまで仕事をしてた私に1つ頼み事をしに来た同僚が居ました。
「入間さん、公園にずっと女子中学生が居るんだけど行ってもらっていい?」
普段の私ならそんなめんどくさい事はしたくないので断るのですがこの時の私は酷く疲れていたのでこの話を呑むことにしました。
そしてその一夜が彩菜との出会いでした。
公園に着くと確かに女子中学生と思われる少女がブランコに座っていました。
「お嬢さん...こんな時間に何をなさっているのですか?」
「お巡りさん...こんばんは(微笑)」
「こんばんは...ご自宅へは帰らないのですか?」
「...うん。」
「ご両親は?」
「...居ない。みーんな死んじゃった」
「え?それは...」
「交通事故でね...私一人だけ生き残っちゃった」
「それは...失礼しました。」
「ううん、全然大丈夫」
そう言う少女の目は赤く腫れていて今まで泣いていたことを理解させる
「宜しければご自宅まで送ります。最近はやたらと物騒ですので...」
「大丈夫です。また明日から入院だから...」
「そうですか...では私の家に来なさい。明日の朝病院まで送って差し上げます」
自分でも何故そんな事を言ったのか分からないが少しでもこの少女と居たい。
そういう気持ちが勝っていました。
「え、いいんですか?こんな見知らぬ子供を(苦笑)」
「大丈夫ですよ、私は警察官です。一時預かりという事にでもしておきましょう(微笑)」
そうして少女を車に乗せそのまま自宅に帰りました。
ーーーー自宅
「どうぞ」
「お邪魔します。」
「まぁ適当に座ってください。あ、ここで自己紹介ってのもあれですが一応しときます。私、ヨコハマ署の警官をやってます入間銃兎と申します。」
「涼坂彩菜と申します!一晩お世話になります(微笑)」
この時の笑顔はきっと忘れないでしょう
そう思いました。
次の日彼女を病院に送り署に向かうと交通局の方が私の所へやって来ました。
「入間くん。一昨日に交通事故にあった涼坂彩菜さんに会ったらしいね」
「はい。会いましたが?」
「おぉ、そうかそうか。丁度いい君に頼みたいことがあるんだが良いかね」
「えぇ構いませんが...」
「彼女から交通事故の時のことを聞いてきて貰いたい。無論カウンセリングも含めね」
一瞬何を言ってるんだこいつはと思った
それは交通局の仕事ではないのかと...
まぁ彼女と居て悪い気はしないので快く引き受けました。
ーーーー病室
コンコンコン。
涼坂彩菜と書かれた扉をノックする
するの中から
「はい。どうぞ」
数時間ぶりの凛とした声が聞こえた
「失礼します。さっきぶりですね涼坂さん」
「あ、入間さん...さっきぶりです(笑)」
痛々しい傷跡...
腕に何本も刺されたであろう点滴跡
交通事故の重々しさを物語っていた
今日の時点でも気づかない怪我が多かった
「大丈夫...なんですか?まぁ大丈夫そうではないですが(苦笑)」
「まぁ大丈夫です(苦笑)」
彼女のそんな顔を見ていたら話なんか聞けるはずもなく...その日はずっと彼女の笑顔を寝顔を見ていました。
ーーーーーーーーーーーー
「こんにちは。」
「あ、銃兎さんこんにちは!今日もお疲れ様です(微笑)」
「彩菜さんこそ、体調は大丈夫ですか?」
約3週間後...私達は下の名前で呼び合うほどの仲になっていました。
これはお互いに心を開いている証拠でもありました。
「あ、銃兎さん。私後1ヶ月で退院みたいです!」
「そうですか...それは良かったですね」
後1ヶ月.....もう会えなくなる...
私は真っ先にそう思いました。
多分この時に私はもう彩菜さんに恋をしていたということでしょう...こんな日々が続けばなどと思ってました。
「後1ヶ月で銃兎さんと会えなくなっちゃうんですね...」
「え?」
彩菜さんが呟きました。まさか同じ事を考えて居たなんて...
「え、あ、ええと//銃兎さんとお話しするのが毎日の楽しみになってて...ははは//」
「私も楽しいですよ(微笑)ではもっとお話しましょうか。」
「は、はい!(笑顔)」
こうして私達は残された1ヶ月を大切に過ごしました。
そして
ーーーーーーーー1ヶ月後
「涼坂さん、この度はご退院おめでとうございます!」
「「「「「おめでとうございます!」」」」」
「皆さんありがとうございます!!こんな素敵なお花まで!!大切に飾ります!!」
今日で最後。
来て欲しかったけど来て欲しくなかった日
私はずっと彼女を見つめていました。
退院してしまえばもう市民と警察官
女子中学生と社会人
あってはならない関係
何故か辛かったです
別にお互いに付き合っていた訳でもないのに
「銃兎さん!あの、お話があるので夕方5時に屋上に来てください!!」
そう言って走っていった彩菜さん
実は仕事が入っていたのですが今は仕事なんてどうでもよかったです。とにかく彼女と居たかった。
ーーーーそして5時 屋上にて
「銃兎さん!来てくれてありがとうございます!!」
「えぇ、貴方の退院日ですよ?何がなんでも行きますよ(微笑)」
「へへ//嬉しいです!でも.....明日からは...」
「えぇ、会えませんね(苦笑)」
「やっぱり寂しいです...ずっと銃兎さんとお話したかったのに...」
「前に私と話すのが毎日の楽しみになってると言ってくれましたね...」
「はい」
「実は私も楽しみになってました。彩菜さんが会えなくなっちゃうんですねって言った時に実は私も同じ事を考えていました。」
「え?」
「とっても嬉しかったです。そんなふうに言ってもらえて...この際だから言ってしまいますが彩菜さんと出会ったあの夜、私は貴方に恋をしてたんだと思います。」
「まぁいきなりこんな事言われても困ると思いますがまぁ忘れてく...」
「嫌です!わ、私も!そ、その銃兎さんにこ...恋していました。てか今もしてます!!」
これは驚きました。
まさかの両想い...
こんな偶然あるんですね...
「でも私達はあってはならない関係...ですよ?」
「知ってます!だ、だからこれ!!」
そう言う彩菜さんは私に花束を渡してきました。
「紫のアネモネの花です!え、えっと...「行きます」...え?」
「必ず迎えに行きます。だからいい子にしていて下さいね(微笑)」
そう言うと彩菜さんは今まで見せたなかで1番の笑顔を見せてくれました。
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紫のアネモネ
ーあなたを信じて待つ