Mimosa
ヒロインの名前
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まだまだ夏の暑さが露骨に残っている。今日もまた一段と暑い。夏バテかも、とだらけていると、三井が教室に入ってきた。これはチャンスと今までの鈍さが嘘のように素早い動きで華は三井の目の前に立った。
「あの三井くん、これ、プリント。先生が直接三井くんに渡してって。前も配ったみたいだけど、三井くん見ないで捨てちゃったって言ってたから。あと、掃除当番もあって。三井くんと私の班、今日は不運にもひとりは部活の練習試合で公欠、もうひとりは風邪だって。なので、もし可能ならお手伝いいただきたく、、」
三井が近づいた。華はひいっと小さく心の中で悲鳴をあげる。雑にプリントを取り上げて、いいよと小さな声で言った。三井の声を初めて聞いた気がした。意外にも落ち着いていて剣のない声だった。
「三井くん、こっち。ごめんね、いいかな?外なんだけど」
そういうと僅かに苛立ちを浮かべた。眉間に皺がみるみる寄ってくる。
「ごめん、嫌だ?」
華が言うと、
「いちいち機嫌取るような話し方すんな」
睨みつけられるかと思い身をこわばらせたが、そうではなくただ目を細めるように三井は言った。優しさがほんの少し姿を見せ、すぐに長い髪がその優しさを覆い隠した。
華は三井の顔をまじまじと見上げた。
「じゃあ、ほうきとちりとり!」
いつも通り他の人と変わらないようにと接してみたけれど、華は普段使わない神経を使い掃除が終わる頃には疲れ切っていた。
集めたゴミはほんの僅か。落ち葉の季節じゃないせいか、拍子抜けするくらいに少ない。疲れの量に合わないなと華がため息をつく。
「これならさ、サボっちゃって良かったね」
華が言うと三井はフンと笑った。鼻で笑ったのは確かだったが、嫌味なくふわりとした笑みだった。
「もうさ、このゴミもほとんど葉っぱだし、自然に返しちゃえば良くない?ゴミ捨て遠いし」
これで解放されるという気持ちからか、華はぶっちゃけた口調で話を続けた。
「何言ってんの、おまえ、ゴミ捨てに行くぞ」
三井が先を行くのを華は急いで追いかける。
「あ、ほうきとちりとりわたしが片付けて、三井くんゴミ捨てたら良かったじゃん!」
華が言う。
「今気づいた?おせーよ。俺最初っから気づいてた」
「なんで言わないの?」
「さあね」
華はふふっと吹き出し、顔をくしゃっとさせた。
「あの三井くん、これ、プリント。先生が直接三井くんに渡してって。前も配ったみたいだけど、三井くん見ないで捨てちゃったって言ってたから。あと、掃除当番もあって。三井くんと私の班、今日は不運にもひとりは部活の練習試合で公欠、もうひとりは風邪だって。なので、もし可能ならお手伝いいただきたく、、」
三井が近づいた。華はひいっと小さく心の中で悲鳴をあげる。雑にプリントを取り上げて、いいよと小さな声で言った。三井の声を初めて聞いた気がした。意外にも落ち着いていて剣のない声だった。
「三井くん、こっち。ごめんね、いいかな?外なんだけど」
そういうと僅かに苛立ちを浮かべた。眉間に皺がみるみる寄ってくる。
「ごめん、嫌だ?」
華が言うと、
「いちいち機嫌取るような話し方すんな」
睨みつけられるかと思い身をこわばらせたが、そうではなくただ目を細めるように三井は言った。優しさがほんの少し姿を見せ、すぐに長い髪がその優しさを覆い隠した。
華は三井の顔をまじまじと見上げた。
「じゃあ、ほうきとちりとり!」
いつも通り他の人と変わらないようにと接してみたけれど、華は普段使わない神経を使い掃除が終わる頃には疲れ切っていた。
集めたゴミはほんの僅か。落ち葉の季節じゃないせいか、拍子抜けするくらいに少ない。疲れの量に合わないなと華がため息をつく。
「これならさ、サボっちゃって良かったね」
華が言うと三井はフンと笑った。鼻で笑ったのは確かだったが、嫌味なくふわりとした笑みだった。
「もうさ、このゴミもほとんど葉っぱだし、自然に返しちゃえば良くない?ゴミ捨て遠いし」
これで解放されるという気持ちからか、華はぶっちゃけた口調で話を続けた。
「何言ってんの、おまえ、ゴミ捨てに行くぞ」
三井が先を行くのを華は急いで追いかける。
「あ、ほうきとちりとりわたしが片付けて、三井くんゴミ捨てたら良かったじゃん!」
華が言う。
「今気づいた?おせーよ。俺最初っから気づいてた」
「なんで言わないの?」
「さあね」
華はふふっと吹き出し、顔をくしゃっとさせた。