Snow Drop
ヒロインの名前
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「流川くん、空いてる日!」
「?」
「バスケばっかりじゃなくて息抜き」
「別にいい」
「つれないね。映画見にいこうよ。バスケットの映画公開されてるから」
「別にいい」
公園は休日、思い思いにを過ごす人たちの姿で溢れる。
駅前の再開発の影響で、新しい施設やお店が増え、近年人の流れが増えてきた。同じ敷地内にある美術館で鑑賞後カフェでお茶する人、ドッグランで愛犬を遊ばせながら四季の変化を愛でる人。さまざまだ。
流川や菖もそのひとり。吊り橋の下にあるバスケットコートで練習をしている。
コートは菖の家から5分の距離にある。流川の家からは少し遠い。それなのにここを練習場所に選んでくれる。菖は自分が流川の特別になれたようで、嬉しかった。
ただどうも映画は乗り気じゃない様子。これ以上誘っても仕方ない。
「流川くん、お腹空かない?なんか買ってくるよ」
菖は、話を切り替えた。
「最近向こうに新しいお店出来たみたいだよ。軽食もあるみたいだし。先に軽くウォーミングアップしてて」
「これ、寒みーから、付けてけ」
流川はそう言ってネックウォーマーをつけようと菖の首元に手を伸ばす。
「いい自分でする」
菖は朝焼けの空のように赤く染まる頬を、流川のネックウォーマーの下に隠した。
「帽子は?」
「帽子はいいよ。ありがと。流川くんは大丈夫?寒くない?」
流川が聞くので、菖はそう返事をした。
「平気」
流川もそれに短く返す。
「?」
「バスケばっかりじゃなくて息抜き」
「別にいい」
「つれないね。映画見にいこうよ。バスケットの映画公開されてるから」
「別にいい」
公園は休日、思い思いにを過ごす人たちの姿で溢れる。
駅前の再開発の影響で、新しい施設やお店が増え、近年人の流れが増えてきた。同じ敷地内にある美術館で鑑賞後カフェでお茶する人、ドッグランで愛犬を遊ばせながら四季の変化を愛でる人。さまざまだ。
流川や菖もそのひとり。吊り橋の下にあるバスケットコートで練習をしている。
コートは菖の家から5分の距離にある。流川の家からは少し遠い。それなのにここを練習場所に選んでくれる。菖は自分が流川の特別になれたようで、嬉しかった。
ただどうも映画は乗り気じゃない様子。これ以上誘っても仕方ない。
「流川くん、お腹空かない?なんか買ってくるよ」
菖は、話を切り替えた。
「最近向こうに新しいお店出来たみたいだよ。軽食もあるみたいだし。先に軽くウォーミングアップしてて」
「これ、寒みーから、付けてけ」
流川はそう言ってネックウォーマーをつけようと菖の首元に手を伸ばす。
「いい自分でする」
菖は朝焼けの空のように赤く染まる頬を、流川のネックウォーマーの下に隠した。
「帽子は?」
「帽子はいいよ。ありがと。流川くんは大丈夫?寒くない?」
流川が聞くので、菖はそう返事をした。
「平気」
流川もそれに短く返す。
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