竜族における闘竜の実態について

　竜族の起源はまだ分かっていないが、竜族が保有する闘竜について判明した事を追記しようと思う。
　　
　闘竜は竜帝陛下の守護竜である光竜『神しん』を筆頭に十一頭存在する。また、光竜以外の闘竜は自らマスターとなる者を選び、マスターを得た闘竜は守護竜と呼ばれ、マスターとなった者は竜族の竜騎士となる。　
　マスターに選ばれる者は幅広い種族から選ばれているらしく、竜族以外の種族からマスターとなった者は、守護竜と契約を交わした時点で竜族となる模様。
　今現在で判明している守護竜は以下の通り。

　守護竜筆頭　光竜『神』（竜帝陛下の守護竜）マスターは現竜帝であるラス・イリューザー陛下
　
　風竜『疾風はやて』マスターは現竜妃、セシア殿下
　
　火竜『炎』マスターは元魔族である火竜の騎士ギル
　
　地竜『陸』現在マスター不在
　
　水竜『河伯かはく』マスターは元精霊族である水竜の騎士サーベル。
　
　前記の五頭は先代の竜帝、リュクレオン陛下の時代以前より竜族が保有、確認していた守護竜であるが、ここから記載する六頭は現竜帝からその存在が確認された守護竜である。
　
　光竜『煌きら』マスターは時期竜帝陛下となるヒカル皇子殿下。　　　　
（光竜『神』と風竜『疾風』の子竜。ヒカル王子殿下が初代。皇太子殿下の守護竜として次の代引き継がれるかは未定）
　
　聖竜『聖』マスターは第一皇女であるヒカリ皇女殿下。
（風竜以上の力を持つ故に自ら存在を隠して眠り続けていた。守護竜の中でも別格だといってもいいだろう）
　
　氷竜『零れい』マスター地球出身の日本人である跡部景吾。
（聖竜と共に眠りについていた様だが、何故地球出身の跡部景吾がマスターになった経緯は不明）
　
　雷竜『雷』マスター不在
　木竜『木蓮』マスター不在
　無竜『空』マスター不在
　
　雷竜、木竜、無竜の三頭は聖竜、氷竜と共に長い眠りについていた様だが、聖竜の目覚めと同時にその存在が確認されたようだ。氷竜のように異世界からマスターを選ぶ可能性が高いとみている。
　
　なお、守護竜は自らの意思で体格を自在に変化出来き、マスターとのコミュニケーションも可能らしい。マスターの武器を媒体にして召喚し、特定の守護竜は器用に筆談も出来るようだ。筆者は一度だけ、皇女殿下が聖竜と局内を歩いていたのを目撃したが、機会があれば是非とも間近で守護竜を見てみたいものだ。
　引き続き竜族の調査を進め、記録したいと思う　

　時空管理局　無限図書館館長
　ユーノ・スクライア