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サムライJr.と特務一課 1


第七世界について
 
 時空管理局と同盟を結ぶ第七同盟世界は、東西に二分されている──
 
 東の大陸──アリナス
 西の大陸──デュシス
 
 この世界には四つの種族が存在しているという。
 人口の大部分を占める人間、
 自然を守る精霊族、
 アリナスに住う人々を魔族から守護する聖王家
 デュシスに住う人々を魔族から守護する竜族
 異界、カイナルディアを拠点とする魔族
 
 大昔、東の聖王はアリナスの人々を襲う強魔獣の討伐に成功したが、強魔獣を作りし創生魔王の復讐によりその魂を封印され、人々がこの地に住めないよう呪いを施し、アリナスから人々は消えた──
 
 西のデュシスの地では、一人の青年が己の欲望を満たすため、魔物を喰らい、聖竜『疾風』をも喰らい、魔族を従え、魔王となった……
 先代の竜妃を拐い、助けに行った先帝は竜妃の奪還を成功させるも、魔王によって呪詛を受け、唯一の後継者であった火竜の騎士に未来を託し、命を落とす。
 
 魔王を倒した火竜の騎士と、風の魔女は新たな竜帝、竜妃となり、時空管理局を同盟を結び、三人の王子と二人の姫を授かった。また、魔王討伐後、壊滅していたアリナスは、新たな聖王を迎えて再び人々が暮らせるようになっている。デュシスの双子の第一王子、第一皇女の両殿下と竜騎士、竜戦士の一部は現在、時空管理局に出向中である。
 
また、不解明な点も多くあり、引き続き調査を進行し記録に残すこととする── 

       時空管理局 無限書庫館長
          ユーノ・スクライア
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