仕事と日常と、時々甘い
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〜
その後 伏黒目線
まさか佐藤が酔うとこんなに甘えん坊になるとは思いもしなかった。
一見真面目でしっかり者そうなのに。
「あ、夢ちゃん寝ちゃったね。もうこのまま僕家に連れて帰っていい?」
「「「駄目です」」」
当たり前だろうが。この変態社長。
「ちぇ、僕をここまでそそらせる子滅多にいないよ。マジ可愛いよね」
たしかに佐藤の顔をじっとみることは無かったが、睫毛も長く色白でスタイルも悪くはない。
虎杖の部屋で助けを求めてきたときに、少し服が乱れていて胸もそれなりにあるように見えた。
「まあ今日のところは健全に帰そうかな。3人とも、夢ちゃんを部屋まで送ってあげてね。」
またねっと言いながら佐藤の額にキスをして社長は出て行った。
五条社長は女慣れしていそうだ。
俺の中で、佐藤を他の男に触られたくないと少しばかり思ってしまう。…特に社長には。
〜
帰り道、虎杖と釘崎は肩を組みながら歌を歌って歩いている。ずいぶん楽しそうな奴らだ。
俺はというと… 佐藤をおんぶしている。
幸せそうな寝顔で寝ている佐藤は、起きもしないし歩けない。だからおんぶすることにした。
背中でむにゃむにゃ寝言を言っていて可愛いな思ってしまう。
しかし、問題が1つあるとすれば胸が当たっていることだ。
俺も男である限り意識はしてしまう。
酒のせいか柔らかい感触がどうも敏感に反応してしまう。
「…チッ、これはダメだろ…っ」
マンションに着き、佐藤の部屋に連れて行こうとしたが女の子の部屋に入るのもいかがなものか。
何もしない…絶対に、だから俺の部屋に連れていくことに決めた。
ベットの上に佐藤を下ろすとんんっ…と甘い声が出た。
スカートを穿いてることなんか気づきもしなかったが、スカートから細い足が露わになっている。
佐藤が寝返りをうつたび、乱れるスカート。
抑えろ俺。何もしない、何もしない。
何度も心の中で唱えながら部屋着に着替えることにした。
「……どこやったんだ」
いつも着ている部屋着がなく、探しているとベッドの上にあった。
服を取りたいが、服の上に佐藤が寝ている…
「… 佐藤、…すまん」
静かに服だけ引き抜こうとしたら、佐藤がほんの少し目を開けた。
「あ、起きたか?」
「んっ…伏黒くん…ぎゅー…」
「…!?」
起きたかと思えば寝ぼけていただけだった。
が、この状況は非常にまずい。
俺はパンツしか履いてない状態で、佐藤の脚が俺の脚に絡んでくる。
しかも佐藤が俺に抱きついてくるから、佐藤の身体全てが俺に密着している。
コイツは確信犯なのか?
こんな状況で我慢できる奴いないだろ。
「…はぁ…クソ可愛いな…」
自分の欲望を曝け出して佐藤に嫌われたくない。
俺は佐藤の頬にキスだけして必死で眠ることにした。
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