仕事と日常と、時々甘い
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〜
「「「かんぱーい!!!」」」
私たちが来たのはおしゃれな個室の居酒屋。
お店を選ぶときに虎杖くんはとにかく聞いたことある名前のお店にしようって言っていたが、野薔薇ちゃんが阻止した。
野薔薇ちゃんは《東京 おしゃれ 個室》で検索をしまくっててやっとこのお店に辿り着いた。
その間伏黒くんはどこでも良いの一点張り。
私もお酒を飲む方じゃないからお店はどこでもよかった。
今日初めて会ったこともあり、4人ともお酒のペースは進んでいく。
飲んで2時間経つと、みんな出来上がってきた。
「あぁーお前たちが同期でほんとよかったぁぁこれからみんなよろしくなぁぁ」
虎杖くんはずっとこの調子。まだ会って1日なのに。
「はぁぁぁ東京でイケメン高収入な彼氏欲しいわ〜」
野薔薇ちゃんは彼氏が欲しいらしい。
東京に来たのもシティボーイと結婚するために来たんだって。
「……」
伏黒くんは酔ってるのか顔が赤くなっている。特に喋ることもなく2人の話を聞きながら黙々と焼酎を飲んでいる。
私はというと…
「えへへ〜…楽しいねぇ〜♪」
そう、お酒を飲むとふわふわなってしまうタイプ。
しかも緊張をほぐそうと思って結構飲んでしまった。
「そういや釘崎ぃ〜イケメンがいいなら五条社長とかどうなんだよ〜」
虎杖くんが野薔薇に問いかける。
「はぁ?社長はないわ〜イケメンだけどちょっと私のタイプとは違うのよね〜」
「え〜野薔薇ちゃんはそうなの〜?私は社長良いと思うけどなぁ〜えへへ」
「「…((佐藤は社長みたいなのがタイプなのか…!?))」」
『へぇ〜夢ちゃんは僕のこと良いと思ってくれてるんだ』
酔ってるからぼんやりとだが、聞いたことのある声がする。
「……五条社長」
「やぁ、伏黒くん。なーんだみんな結構出来上がってるじゃん。」
「しゃっちょ〜う!来てくれたんれすね〜!!!飲みましょ飲みましょ〜!」
「悠二も結構飲んだみたいだね〜無理しないようにね〜」
「はぁーい♪俺社長の下で働けるの楽しみっす!!」
「はいはい、わかったよ。これからよろしくね。」
「社長なんで来たんですか〜私らだけで別に来なくていいのに〜」
「わおっ野薔薇ひどいこと言うね〜社長としてももっと君たちのこと知りたいもん。……って夢ちゃん?」
「スー…スー…」
「ちょ、佐藤、起きろよ」
私は五条社長が来ているのにも関わらず寝てしまっていた。
「恵羨ましいなぁ〜夢ちゃん恵の肩で寝ちゃってんじゃん」
「……困ります、おい佐藤起きろ」
「…んー、ねむい…から…ぎゅーってしていい?」
「…!?はっ、え、お前…!」
伏黒くんがワタワタしているような気がするけど伏黒くんの隣はなんだか心地いい
「(え、佐藤さん何あれ、めちゃくちゃ上目遣いで可愛いすぎんだろ)」
「(あーあ、伏黒これ落ちたわね)」
「はいはい、じゃあ僕がぎゅーってしてあげるから恵じゃなくてこっちおいで」
社長が手を差し伸べてきたので、自然と手を伸ばす。酔っていると判断力も低下する。
「わあっ、しゃちょーの手、すごく大きい〜あったかぁい」
「え、わかる?僕他のところも大きいよ?試してみる?」
「…ぎゅーしていいれすか?」
「もちろんだよ。あぁ夢ちゃんほんと可愛いね。このまま僕の部屋にくる?」
「ん〜寝れたら…どこでもいい………スー…スー…」
そこから私の記憶は途切れた。