仕事と日常と、時々甘い
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〜
まさかのぶつかった相手が社長で、それを知らずに話してたってこと…?
「…社長!本当にすみませんでしたっ!!」
「もう、そんなに謝らないでよ。僕は道に迷ってオロオロしてる夢ちゃんを見て可愛いなぁって思ってたよ」
「か、可愛いだなんてそんな…」
「本当だよ。やっぱり直接見ると可愛いよね。」
急に社長が可愛い可愛い言ってくるものだから、顔が赤くなる。
可愛いわけないのに、何度も言われるとこっちも恥ずかしくなる。
「赤くなってるのも可愛いねー」
「も、もう!からかわないで下さい!!」
「ごめんね、つい意地悪したくなっちゃうんだ。…改めて入社おめでとう。」
「はい…ありがとうございます」
「2人でもっと話したいところだけど、今日は新入社員があと3人いるんだよねぇ」
「3人…てことは私の同期ってことですか?」
「正解。もうすぐここにくると思うからちょっと待っててね」
同期が3人もいるのかぁ…仲良くなれると良いけど楽しみだなぁ。
〜
「失礼しまーっす!!!」
元気よく開けられた扉から3人入ってきた。
男の子2人と女の子1人かぁ…。
「みんな来たね。君たちは同期だからこれから仲良くするようにね」
「はーい社長!あ、俺虎杖悠二!よろしくなっ!」
元気のいい返事の男の子。すごく話しやすそう。
「釘崎野薔薇。よろしくね」
ツンっとしているような感じだが、容姿は綺麗で美人さんだなぁ。
「……伏黒恵」
少しとっつきにくそうだな…なんか怒ってるのかな…
「私は佐藤 夢です。みなさんよろしくお願いします!」
「はい、みんな自己紹介終わったところで、今日は初日だし仕事しなくて良いよ。家に荷物とか置いておいで。夜は親交を深めるために4人で晩ご飯食べるんだよ〜」
「よっしゃー!!社長最高っす!」
虎杖くんが両手をあげて喜んでいる。
というか初日から仕事しなくて良いことにビックリ。
「じゃあね、また夜顔出せそうだったら僕もいくからね〜」
まさかの社長も来るつもりなのかな…
〜
「ふう…これで荷物は全部かな…」
とあるマンションの1室だが、ここはJKカンパニーの社員専用のいわゆる社宅というやつだ。
社宅って古いアパートのイメージがあったけど、とても綺麗なマンションでさすが社長…と思う。
もちろん同期の3人もこのマンションに住む。
時刻は16:30
みんなは片付けが終わったかな…?
晩ご飯はみんなで食べろって社長は言ってたから、そろそろ集まったほうがいいかもしれない。
「……って連絡したくても聞いてないから分かんないや…」
うーん…こういう時って、多分だけど隣の部屋が同期だったりするよね…?
最初は野薔薇ちゃんと合流したいけど…どこの部屋かわかんないしな…
「…よし、ダメ元でいってみよ!」
まずは左隣の部屋から。
出来れば野薔薇ちゃんか虎杖くんがいいな…
《ピンポーン》
「………はい」
「あ、佐藤ですけど…ってえぇ!?」
「………あ、悪ぃ」
まさかの伏黒くんの部屋で、しかも出てきたのは上半身裸の伏黒くん。
男性経験の少ない私は思わず顔を手で隠してしまった。
スーツの時は分からなかったが、程よく筋肉もついている。
「ご、ごめん!まさか伏黒くんの部屋だと思わなくて!!」
「…いや、別にいい。」
「えと…そろそろ集まった方が良いかなと思ってきたの」
「そうか…着替えるからちょっと待ってて」
バタンとしまる扉にはぁぁぁぁとため息が出た。
男の子の身体を見ることなんて滅多にないから心臓がドキドキする。
顔真っ赤なのバレてないかな…
とりあえず伏黒くんが出てくるのを待とう。