episode1 ソルティドッグ それは寡黙。
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「待って」
カイリはライフルバックのチャックを開けるキャンティの手を掴んだ
その瞬間、その空間には沈黙が生まれた
カイリは二頭の狼たちに優しく微笑みかける
静かに歩み寄り、手を差し出した
二頭はカイリの手に鼻をこすり付けて、カイリのまわりを囲むように寄ってきた
「大丈夫・・・この人たちは味方よ、安心して」
カイリの顔を舐める姿やクゥンと切なげに聞こえる鳴き声は本物の飼い犬と飼い主のように見えてくる
「そいつら、あんたの連れかい?」
目じりを険しく釣りあげているキャンティが聞いてきた
「そう・・・私の家族」
「へぇ・・・そうかい」
「でも、驚かせてごめん・・・なさい」
理由はどうあれ、仲間を襲ってしまったことは事実だ
謝罪しなければならないと駄目だということしか頭になかった
「別に怒ってはいないさ!カッコイイ狼たちじゃん!」
先ほどまでの怒り顔とは一変し、またケラケラ笑いながら肩を叩かれた
「その子たちは彼女の相棒のヴァンとヴィオ。
彼女の危険を察知して守ろうとする、いわゆるボディーガードみたいなものよ
だから下手に彼女に手を出すとさっきみたいに襲われて噛みつかれるから・・・
それで襲われたときは自己責任でお願いねー」
その一言に生唾を飲んで、こちらのことを警戒している人が何人かいたように見えた
カイリはライフルバックのチャックを開けるキャンティの手を掴んだ
その瞬間、その空間には沈黙が生まれた
カイリは二頭の狼たちに優しく微笑みかける
静かに歩み寄り、手を差し出した
二頭はカイリの手に鼻をこすり付けて、カイリのまわりを囲むように寄ってきた
「大丈夫・・・この人たちは味方よ、安心して」
カイリの顔を舐める姿やクゥンと切なげに聞こえる鳴き声は本物の飼い犬と飼い主のように見えてくる
「そいつら、あんたの連れかい?」
目じりを険しく釣りあげているキャンティが聞いてきた
「そう・・・私の家族」
「へぇ・・・そうかい」
「でも、驚かせてごめん・・・なさい」
理由はどうあれ、仲間を襲ってしまったことは事実だ
謝罪しなければならないと駄目だということしか頭になかった
「別に怒ってはいないさ!カッコイイ狼たちじゃん!」
先ほどまでの怒り顔とは一変し、またケラケラ笑いながら肩を叩かれた
「その子たちは彼女の相棒のヴァンとヴィオ。
彼女の危険を察知して守ろうとする、いわゆるボディーガードみたいなものよ
だから下手に彼女に手を出すとさっきみたいに襲われて噛みつかれるから・・・
それで襲われたときは自己責任でお願いねー」
その一言に生唾を飲んで、こちらのことを警戒している人が何人かいたように見えた