「それで？昨夜ラムが言ってたスナイパーってのが、お前なのか？」

黒い服装に長い銀髪の男性は機嫌が悪そうに煙草をふかしている

「うん・・・そう」

「ここはガキの預かり場所じゃねぇぞ、帰れ」
「ちょっとジン！」

出口に向かって手をひらひらさせて帰れのサインを出したジンにプラチナブロンドの美女が一喝した

「どういう関係であっても、この子はラムが推薦して組織へ来たのよ！それに彼女ことは私が面倒を見るようラムから言われてるの！勝手なことしないでよね」
「・・・チッ」

舌打ちだけ残してジンは消えた

「あの、私・・・」
「知ってるわよ、貴方がアマレットでしょ？来なさい、案内してあげるわ」
「うん」
「さっきの男がジン、組織の中心人物と思ってちょうだい。ただ彼は用心深いから、あまり怪しい行動をしていると殺されるからね」
「あの人が・・・ジン」
「私はベルモット、分からないことがあれば何でも聞きなさい」
「ありがとう・・・」
「はいはい、どういたしまして。先に他の仲間の紹介もしておいたほうがいいかもね」