episode6 貴方がシャーリーテンプルをプレゼントしても、きっと用心深い彼女は受け取ってくれない
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時間はAM7:45
車内は沈黙と化していた
四人乗りの座席に計五人乗っている。
後部座席に狼二頭、運転席に一人、
助手席に・・・二人
どういう状況か説明すると、スコッチの膝の上にカイリがちょこんと座っている。
スコッチ本人は赤面していて、目が左右を泳いでいる。
「スコッチ、やっぱり降りたほうが」
「い、いい!いい!平気だから……頼むから、あんまり動かないでくれ……」
「????」
スコッチはカイリの顔が近いことや、スカートから露出している太ももの体温や感触が自分の足の上から感じられることに、一人の大人として、そして男として理性を保つのに必死になっている。
『組織にいるとはいえ、身元不明の無垢な少女に膝に乗られたことで理性がぶっ飛んでしまい、つい手を……
なんて、ぜっっっったいにごめんだ!』
ライはクックッと喉を鳴らして笑った
「スコッチ、お前面白いな」
「ライ……頼むから黙って運転してくれないか?」