episode6 貴方がシャーリーテンプルをプレゼントしても、きっと用心深い彼女は受け取ってくれない
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・・・・ライが寝てから20分経過した。
寝たふりをしているのかと思い、じっと見つめて観察する・・・
本当に寝てた。
ここまで無防備な姿を晒して余裕で寝るとは・・・何か企んでいるに違いない。
(私のシートベルトに細工は・・・)
されていなかった
(ライの座っている椅子のどこかに武器が・・・)
何も見つからなかった
調べれば調べるほどに、ライは何か企んでいるという線が全くないと証明できるものばかり出てくる。
明美は「大ちゃんはかっこよくて、なにより優しい人よ」と言うけれど、正直まだ信用出来ないのは事実。
もしかしたら明美は彼に騙され、利用されているのではないかと疑惑している。
「なんで、よりにもよって・・・・」
普通の一般人男性だったら、志保と一緒に多少の心配をしたり、場合によっては二人で口裏を合わせて別れさせることも容易に出来る。
しかしライという男には、邪魔をする隙がない。