温かいシチューをテーブルの上に並べて志保たちと一緒に食べながら会話を楽しんでいた

この時間が何よりも楽しく憩いの場でもある

「たっだいま～！あ、カイリお帰りなさい！」

上機嫌で帰ってきた明美に抱きつかれた

「おかえり明みっ！？酒臭いよ」

よく見ると明美は頬を真っ赤にして、アルコール臭が漂っているのがわかる
強烈過ぎて思わず鼻を塞いだ

酒を大量に飲んで泥酔して帰ってきたといった感じかな

「えへへぇ～。ちょっと飲み過ぎちゃった～」

「お姉ちゃん！またあの男のところに行ってたんでしょ！」

志保はカイリに抱きついている明美を引き剥がして床に座らせた

「ちゃんとメールしたじゃない。『大くんとご飯食べて帰る』って」
「そんなに飲んでくるなんて聞いていないわ。ほらお水飲んで頭冷やす！」

志保から手渡されたコップ一杯を一気飲みした明美

「ありがとう志保」
「大くんって、誰？」
「あぁ、カイリにはまだ話していなかったわね。実は私ね、彼氏が出来たの！」

きゃーと照れた明美は両手で顔を隠して喜んでいた

「へ、へぇ～・・・」
「こいつよ、こいつ」

横から志保が携帯画面を見せてきた
「え・・・」
そこに映っていたのは明美と

ライだった