episode2 アイオープナー これは運命の出会い
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「好都合にも今日は新人バンドのオーディションでもある。つまり俺たちはオーディションを受けに来たバンドメンバーって設定だ」
スコッチは淡々と説明を始めた
「設定…」
「おいおい心配すんなってライ!ちゃんと四人でバンドが出来るように役割分担はバッチリだから!」
「私、楽器弾いたことない……」
「問題ない!ちゃーんとアマレットでも出来る仕事は用意してあるぜ! 」
スコッチは大きく少しゴツゴツしている手でカイリの頭を優しく撫でてきた
カイリは手のひらから彼の顔を覗きこんでみると、温かみのある笑顔でこちらを微笑んでいた
**
「出来る仕事って言ったのに……」
スコッチがカイリに提示した役割はバンドの中心となるボーカルだった。
そもそも人前で歌ったことなど一度もないのに、どうしろというのだ
「だってベルモットが、アマレットは歌が物凄く上手いって絶賛してたぜ?」
「……はぁ、他には?」
「これを渡しておけば、万全って言われたんだ」
手渡されたのは歌詞付きの楽譜とオーディオプレーヤーとヘッドフォンだった
オーディションまで残り時間は2時間を切っている
「今からでもスタジオでも借りて、ゆっくり練習ってのも」
「いい。15分で覚えるから」
スコッチは淡々と説明を始めた
「設定…」
「おいおい心配すんなってライ!ちゃんと四人でバンドが出来るように役割分担はバッチリだから!」
「私、楽器弾いたことない……」
「問題ない!ちゃーんとアマレットでも出来る仕事は用意してあるぜ! 」
スコッチは大きく少しゴツゴツしている手でカイリの頭を優しく撫でてきた
カイリは手のひらから彼の顔を覗きこんでみると、温かみのある笑顔でこちらを微笑んでいた
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「出来る仕事って言ったのに……」
スコッチがカイリに提示した役割はバンドの中心となるボーカルだった。
そもそも人前で歌ったことなど一度もないのに、どうしろというのだ
「だってベルモットが、アマレットは歌が物凄く上手いって絶賛してたぜ?」
「……はぁ、他には?」
「これを渡しておけば、万全って言われたんだ」
手渡されたのは歌詞付きの楽譜とオーディオプレーヤーとヘッドフォンだった
オーディションまで残り時間は2時間を切っている
「今からでもスタジオでも借りて、ゆっくり練習ってのも」
「いい。15分で覚えるから」