Motherland
ジャコジャコジャコという音が響く。
「うわ……すげぇ早く細切れになった…」
「百均で買ったけど便利なんだよなぁ…店の料理を作るのにも使えるし…」
ハンドルつきの蓋を開き、小さなミキサーみたいな形をした野菜を刻む料理道具……ハンドル野菜カッターの中を見て勝利が呟く。
そんな彼の姿を見てしみじみと言いながら、月音はパプリカをざっくりと刻んでいく。
喫茶店「ささめゆき」の生活スペースにある台所で、二人は料理をしていた。
何故、勝利がここにいるのかというと、事情を聞くならば月音が適任だからとショウタロウが提案したからだ。
月音も異世界から来たなら、確かに適任だと感じていたので引き受け。
時間も時間なので自宅に泊めることにした。
そして今は夕飯作りの最中である。
「このパプリカもお願い」
「分かった」
ハンドル野菜カッターに入れて刻んだピーマンをボウルに移してから、ざっくりと切られた赤いパプリカを入れて蓋を閉める。
そのままハンドルを引くと糸が現れ、テコの原理か内部の三枚刃が回転する。
楽しそうにハンドルを引いている勝利の姿を見ながら月音は考えていた。
「うわ……すげぇ早く細切れになった…」
「百均で買ったけど便利なんだよなぁ…店の料理を作るのにも使えるし…」
ハンドルつきの蓋を開き、小さなミキサーみたいな形をした野菜を刻む料理道具……ハンドル野菜カッターの中を見て勝利が呟く。
そんな彼の姿を見てしみじみと言いながら、月音はパプリカをざっくりと刻んでいく。
喫茶店「ささめゆき」の生活スペースにある台所で、二人は料理をしていた。
何故、勝利がここにいるのかというと、事情を聞くならば月音が適任だからとショウタロウが提案したからだ。
月音も異世界から来たなら、確かに適任だと感じていたので引き受け。
時間も時間なので自宅に泊めることにした。
そして今は夕飯作りの最中である。
「このパプリカもお願い」
「分かった」
ハンドル野菜カッターに入れて刻んだピーマンをボウルに移してから、ざっくりと切られた赤いパプリカを入れて蓋を閉める。
そのままハンドルを引くと糸が現れ、テコの原理か内部の三枚刃が回転する。
楽しそうにハンドルを引いている勝利の姿を見ながら月音は考えていた。