漆黒の戦士、来訪
数体のマスカレイドドーパントを相手に、ヴァルツは少し戸惑いながら戦っていた。
アンゲロスと比べると弱いのだが、やたらと連携が取れている。
確かに連携が取れていたアンゲロスもいたが、奴らに匹敵するかそれ以上である。
すぐに倒すことは出来るのだが、こちらの攻撃の隙を突いて攻撃してくる。
さらには避けたりして、当たらないようにしているのだ。
「何なんだよ、こいつら…」
《リヒト!バースト!》
ナイフを持って斬りかかってくるマスカレイドドーパントを避け、エクスライザーでリヒトカプセルを読み込ませる。
するとヴァルツの全身が発光する。
その光と、それによって生じる熱はマスカレイドドーパント達へと襲いかかり、爆破させて消滅させる。
発光したヴァルツから発せられた、その光と熱で周囲を攻撃する技──フォトンブライト。
フォトンブライトにより、ヴァルツの周りにいたマスカレイドドーパントは一掃された。
▽▽▽▽▽
ディリンクは数体のマスカレイドドーパントからの攻撃を避けながら考える。
ヴァルツは何者なのか、どうやってこの世界に来たのか。
後者に関しては自分がオーロラを出したことに反応していたから、オーロラなのだろうがと内心で呟く。
「まぁ、何があったか聞きたいし……すぐに終わらせる」
そう言うとライドブッカーをソードモードに変える。
攻撃してきたマスカレイドドーパントを前蹴りで倒すと、カードを取り出した。
展開したバックルに装填、閉ざした。
『アタックライド、スラッシュ!』
エネルギーがライドブッカーの刀身に宿り、ディリンクはそれを振るう。
数体のマスカレイドドーパントは斬られ、爆破して消滅した。
▽▽▽▽▽
ドーパントを倒し終えた三人は周囲を警戒し、確認してから変身を解いた。
生身に戻ると少年はWから戻ったショウタロウを見て、自分の仲間の一人ではないと再確認した。
月音は少年をじっと見る。
「詳しい話を聞きたいからついてきてほしいんだが……そっちの仲間はいるか?いるなら連絡は?」
「あー……いや。ここにはいない、携帯も圏外で連絡が取れないし」
少年の言葉を聞き、圏外…と呟く月音。
携帯モードのスタッグフォンを取り出して口を挟まないようにしていたショウタロウもそれを聞き、察した。
少年が異世界の人間だと。
「なぁ、呼びにくいから名前を教えてもらっていいか?」
「ん、あぁ……勝利、椿 勝利 だ」
ショウタロウに聞かれ、少年――勝利は名乗った。
アンゲロスと比べると弱いのだが、やたらと連携が取れている。
確かに連携が取れていたアンゲロスもいたが、奴らに匹敵するかそれ以上である。
すぐに倒すことは出来るのだが、こちらの攻撃の隙を突いて攻撃してくる。
さらには避けたりして、当たらないようにしているのだ。
「何なんだよ、こいつら…」
《リヒト!バースト!》
ナイフを持って斬りかかってくるマスカレイドドーパントを避け、エクスライザーでリヒトカプセルを読み込ませる。
するとヴァルツの全身が発光する。
その光と、それによって生じる熱はマスカレイドドーパント達へと襲いかかり、爆破させて消滅させる。
発光したヴァルツから発せられた、その光と熱で周囲を攻撃する技──フォトンブライト。
フォトンブライトにより、ヴァルツの周りにいたマスカレイドドーパントは一掃された。
▽▽▽▽▽
ディリンクは数体のマスカレイドドーパントからの攻撃を避けながら考える。
ヴァルツは何者なのか、どうやってこの世界に来たのか。
後者に関しては自分がオーロラを出したことに反応していたから、オーロラなのだろうがと内心で呟く。
「まぁ、何があったか聞きたいし……すぐに終わらせる」
そう言うとライドブッカーをソードモードに変える。
攻撃してきたマスカレイドドーパントを前蹴りで倒すと、カードを取り出した。
展開したバックルに装填、閉ざした。
『アタックライド、スラッシュ!』
エネルギーがライドブッカーの刀身に宿り、ディリンクはそれを振るう。
数体のマスカレイドドーパントは斬られ、爆破して消滅した。
▽▽▽▽▽
ドーパントを倒し終えた三人は周囲を警戒し、確認してから変身を解いた。
生身に戻ると少年はWから戻ったショウタロウを見て、自分の仲間の一人ではないと再確認した。
月音は少年をじっと見る。
「詳しい話を聞きたいからついてきてほしいんだが……そっちの仲間はいるか?いるなら連絡は?」
「あー……いや。ここにはいない、携帯も圏外で連絡が取れないし」
少年の言葉を聞き、圏外…と呟く月音。
携帯モードのスタッグフォンを取り出して口を挟まないようにしていたショウタロウもそれを聞き、察した。
少年が異世界の人間だと。
「なぁ、呼びにくいから名前を教えてもらっていいか?」
「ん、あぁ……勝利、
ショウタロウに聞かれ、少年――勝利は名乗った。