片瀬家PCの備忘録

水底から見る空は、太陽の揺らめきを反射して、とても綺麗でした。
差し込む光が段々と細くなっていくのを見ながら、私の心は満たされていました。

とても、大切な人でした。
初めて愛した人でした。
心の弱い私は、どうしても貴方が贈ってくれるよりも遥かに少ない数しか言葉で「大切だ」と伝えられないままに。
それでも沢山の言葉で、態度で、私を愛してくれる貴方の傍を心地良く思っていました。

やっとの事で手に入れた時間での旅でした。
貴方が私を想い、用意してくれた最高の……旅でした。

日常とはかけ離れた場所で、私達はまさしく冒険をしたのです。
長くて短い様な、あっという間の非日常。

旅の終わりは、新たな旅路への一歩となりました。

私はほら、貴方の腕に抱かれながら。
愛を誓いあい、幸せを胸に抱きながら眠るのです。

最期まで、愛を贈ってくれて有難う。
そしてこれからもどうか、共に笑って居て下さい。

……有難う、愛しい人よ。私達はこれから永遠に離れず、共にあるでしょう。



・2017/11/27終了のセッションにて。
 KPベンベンさん、PLリウハさんには心からの感謝を。
1/7ページ
スキ